俳優の松坂桃李が主演し、石田衣良氏の小説を実写化した映画『娼年』(4月6日公開)の特報映像が16日、解禁された。脚本・監督は、『愛の渦』などの三浦大輔氏が務め、R18+指定作品となる。

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 同作は、松坂主演で舞台化もされた。無気力な生活を送る大学生・リョウ(松坂)が、会員制ボーイズクラブのオーナーの女性と出会い、彼女の勧めで男娼の仕事を始めていく。

 解禁された特報は、“娼夫”となったリョウが、女性からの耳元のささやきに戸惑う場面から始まる。続いて、キスをする姿が薄暗く浮かび上がり、リョウが女性たちの欲望の世界へ踏み込んでいくシーンが繰り広げられる。

 さまざまな女性たちと身体を重ねながら、彼女たちの心の奥に隠された欲望を解放し、自らも少しずつ成長していくリョウ。「ここまで精神的に追い込まれた現場は初めてかもしれません」と語る松坂が全身全霊を傾け、官能的な演技を披露している。