11歳の少年の遺体に医師たちが深々と敬礼。
その背景に誰もが考えさせられる…
『11歳の少年の遺体に医師たちが深々と敬礼』
その背景に誰もが考えさせられる…
『臓器移植』という医療行為はご存知ですよね。
人の死をもって病気で苦しんでいる人の命を救う臓器移植は、
ドナーカードか配布されるなど、日本でも認識されてきました。
しかし、提供者が子供の場合はどうでしょうか?
まれに両親の勇断により臓器を提供するお子さんがいますが、
脳死状態のお子さんを前にしての決断は相当な覚悟があったと想像します。
今回ご紹介するのは、そのような子供の臓器移植の中で、
子供が自ら提供者になることを決断した男の子のお話です。
上の写真は手術室から運び出された男の子の遺体に、
深々と頭を下げて敬意を示している医師たちの姿です。
世界的に話題になった写真なのですでにご存知の方もいると思いますが、
自分の短い命を知って勇断を下した男の子。
そのお話を、詳しくご紹介いたします。
リャン君と言う名の少年のお話
それは、リャン君と言う名の少年のお話です。
9歳の頃に、リャン君は悪性腫瘍と診断されました。
その時から、病気と闘ってきたリャン君。
11歳になると病状は助かる見込みがないほど悪化し、
最後の時を待つばかりとなってしまいます。
リャン君は、自分でも死期が近いことを悟っているようでした。
そして、彼は最後の願いを口にします。
「自分の臓器を提供したい。」
11歳の少年の口から出た言葉とは思えませんね。
自分の短い命を知っての勇断にとても考えさせられます。
後にリャン君が通っていた小学校の先生は、
「教科書に臓器提供の物語が載っていたので、それで知ったのでしょう」と語っています。
そして、自ら臓器提供を申し出たリャン君には、将来の夢がありました。
それは…
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リャン君は、医者になることが夢だったそうです。
臓器提供を待つ患者に対して、
提供者の数は世界中で圧倒的に不足しています。
まして、子供となると親が決断しなくてはなりません。
その覚悟は想像を絶します。
「医者になりたい、人の命を救いたい」と願っていたリャン君。
最後までその思いを抱いていた息子の願いを、ご家族は叶えることにしました。
涙ながらに決断したお母さん。
その横顔に、硬い決心の思いが現れていました。
もし自分のお子さんがリャン君のように臓器移植を望んだとしたら、
果たしてその意思を尊重することができるでしょうか?
おそらく尊重するどころか、子供の死を受け入れられないと思います。
リャン君の願いと家族の決断。
とても考えさせられますね。
ネットの反応
・とても大きな心のリャン君。ありがとう。
・リャン君を敬います。あなたは勇敢な男です。
・なんて勇敢な少年!
彼の11年という短い生涯の間で、彼はここにいる私たちに
ずっとずっと多くのものを与えました。・少なくとも彼の臓器は生き続けます。
神は天国にいる無邪気な少年を祝福するでしょう!
いかがでしたか?
リャン君の決断と、そのご家族の決断は相当な覚悟だったでしょう。
みなさんも、もしもの時の『臓器移植』のこと。
考えてみるきっかけになればと思います。