高校生の時の話なので、もう10年ほど前になります。
当時、家から結構離れた私立に通ってまして、電車通学でした。
その日もいつも通り、普通に登校して授業を受けて下校。
放課後は友達とプラプラ。
18時台の電車で帰ったと思います。
周りに帰宅するサラリーマンとか多かったのできっとその位の時間帯。
電車に乗ってる時間が結構あるので(40分程)、
暇つぶしにゲームボーイやら音楽聴くなりしてたと思います。
向かいの席にはOLのお姉さん。
同じく音楽聴きながら本読んでました。
途中の大きめの駅に到着、ここで結構人降りるので、
あー席広く使える!とかちょっとした開放感を感じてました。
向かいのお姉さんも降りる様子、
その時、何気なしに視線をお姉さんに向けると丁度、
お姉さんと目が合いました。
そして、ふっとお姉さんが視線を外したかと思うと、僕を2度見し、
その表情はちょっと驚いたような顔をしていました。
その表情のまま僕を見続けそのままお姉さんは下車していきました。
別にそのお姉さんは、メンヘラっぽいとか、怪しい感じとか、
そういうネガティブな要素は一切なくて、
格好良いOLさん。
怖いとか気持ち悪いとか
そういう感情は抱きませんでした。
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お姉さんの知り合いにでも似てたのかなーとか
そんな程度の感想です。
この路線は田舎にありがちな単線でして、
上り下りの列車の行き違いは駅で行います。
この駅もそんな駅でして、停車時間が多少長め(5分程)でした。
僕はまた視線を落とし、ゲームボーイに勤しんでいたのですが、
ポンポンと正面から肩を叩かれました。
顔を上げると、先程降りたはずのお姉さん。
座っている僕を見下ろす様な形になっていて、
表情は先程の驚いた顔ではなくて、
困ったような、憐憫のような表情。
逆に驚いた顔をしているのは僕のほうです。
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お姉さんが、イヤホンを外すようにという
ジェスチャーをするのでイヤホンを外すと、
お姉さんはしゃがみこみ目線を僕に合わせました。
すると一言
「大変な方を選んじゃったね。」
と。
また肩をポンポンと叩いて(今度は頑張れよといった感じ)
去っていきました。
ポカーンとする僕。
お姉さんは一度振り返りましたが、
やっぱり可愛そうな猫や犬でも見るかのような表情。
やがて列車の行き違いは完了し、電車は発車しました。
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別に当事の僕は大きな分岐路に立っていた訳でもなく、
中高大と一貫教育なモラトリアムの中で
のほほんと暮らしていたボンクラです。
何を選んでしまったのか、未だに解りません。
お姉さんも、バリバリ働いてます!といったキャリア的な雰囲気すらあり、
変人の類とも思えません。
この出来事があってから、生活なり、
進路なり恋愛なりで決断をする時に、
お姉さんを思い出し、自分の出した結論は
お姉さんの言う「大変な方」なのではないかと、
とてもとても不安になるのです。
分割ミスやらageやら、もう、すいませんでした。
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●コメント
大変態エ口スじゃんけんぽん
って言ったのを聞き間違っただけだろ
●コメント
そのエ口いお姉さんは過去形で言ったんだろ?
ならエ口いお姉さんは前世の知り合いかなんかで、
お前が転生する際に大変な方の人生を選んだって話だろう
それで、何処がポイントか教えてくれ
怖いポイントな
●コメント
美人お姉さん「楽な道を選んじゃったね」
俺「(‘A`)」
●コメント
おいこらwwww
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●コメント
「大変な方」は
家から電車で40分もかかる高校に対してだね。
でも本当はそこじゃなくてお姉さんが
僕さんに気が有った事に僕さんが気が付かず
お姉さんが傷ついたという
裏設定があるんじゃないかと思う。
ちらちら見てたら目があってビックリして一度電車を
降りて違うドアからまた乗って
意を決して会話しようとしたけど
僕さんがハア?てなったから断念。
最後にちらりと見たのは好意的な目で見てくれたか
確認したと分析してみた。
まあ、なんだ。
高校時代は青春真っ只中だけど実際青春だったと思うのは
社会人になってからなんだよね。
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■僕
そんなこんなで数年が立ち僕も社会人になっていました。
働き始めると忙しさやストレスのせいか、
お姉さんの言葉などすっかり忘れてしまっていました。
毎日のように飲み会に誘われもうウンザリ。
その日も帰りは終電です。
ホームのベンチで電車を待っているとき、
「はぁ、疲れちゃったなぁ」なんてことを
ボソッと口に出してしまいました。
それを聞いていたのか隣に座っていた女性が声をかけてきました。
「ね、だから言ったでしょう」
「え?」
…振り向いても誰もいませんでした…
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数年後、僕は親友の連帯保証人になっていたせいで、
数億の借金を抱えるハメになっていました。
人生のどん底でした。
「もう死のう」そんなことを考えていた時携帯が鳴りました。
メールです。
見ると送信者は「私です」となっています。
「なんだこれ?」と思い僕はメールを開きました。
題名は「ね、だから言ったでしょう」
本文は「ね、だから言ったでしょう。ね、だから言ったでしょう。
ね、だから言ったでしょう。ね、だから言ったでしょう。
ね、だから言ったでしょう。ね、だから言ったでしょう。
ね、だから言ったでしょう。ね、だから言ったでしょう」
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結局僕は死ぬ勇気も無く現在は普通に生活しています。
といっても惨めなものですが…住所不定なので…
空き缶や拾った雑誌を売って小銭を稼いでは
ネットカフェをナイトパックで利用しています。
引用元 : http://oni.staba.jp/?p=37416