【幻の最終回】クレヨンしんちゃん作者ジ故シから9年…誰も知らない22年後の物語に涙が止まらない
【涙腺崩壊】クレヨンしんちゃん作者事故死から9年…今明かされた22年後の物語に涙が止まらない。※日本中が涙・・・。
「――野原くん、この企画の件だが……」
「はい。これはですね……」
会社の中で、オラと係長は、次の企画について話をしていた。
この会社に勤めてもう9年……仕事にもすっかり慣れた。
高校卒業と同時に入社したこの会社は、会社の規模は小さいが給料がいい。
おまけに上司も温かみのある
人が多く、色々とオラを助けてくれている。
「――あ、もうこんな時間!帰らないと……」
「ああ野原くん!この後、一杯どうかね!」
「あ……すみません係長、これから家でご飯を作らないといけないので……」
「少しくらいいいじゃないか」
「はあ……でも、妹がお腹を空かせて帰りますし……」
「……そうか。キミは、妹さんと二人暮らしだったな……分かった。早く
帰ってあげなさい」
「本当にすみません。それでは……」
足早に会社を出て、そのまま家に向かう。その帰りにスーパーに寄り、食
材を購入する。
ひまわりは料理が苦手だ。たまに教えるんだが、
母ちゃんに似たのか、飽きっぽくてすぐに止めてしまう。
ホント、似なくていいところばかり似るもんだ……
「――ただいまー!」
大きな声を出して、ひまわりが帰って来た。そしてスーツのまま、台所へ
駈け込んで来た。
「お兄ちゃんお腹空いた!今日のごはん何!?」
「クリームシチュー。好きだろ?」
「うん!大好き!」
ひまわりは目を輝かせながら、鍋の中を覗きこむ。
そして大きく匂いを嗅ぎ、満足そうに息を吐いた。
「こらこら。先に手を洗ってきな。ごはんは、その後だ」
「ええ!?いいじゃんべつに……」
「だ~め!」
「ぶー……」
渋々、手を洗いに行った。これも何度目の光景だろうか。
行動が全く進歩しない妹に、少しばかり不安を感じる。
これじゃ、嫁の貰い手もないだろうな。
15 :◆YAe/qNQv0cvW:2014/08/14(木)22:12:36
「いっただっきま~す!」
「いただきます」
今のテーブルを二人で囲み、晩御飯を食べ始める。
普段着に着替えたひまわりは、一心不乱にシチューを食べていた。
「――うん!さすがお兄ちゃん!すっごくおいしい!」
「ありがと。……それより、会社はどうだ?」
「会社?……う~ん、あんまり面白くないかも……」
「そりゃそうだ。会社ってのは、面白くもないところだ。
面白くないことをするから、お金を貰ってる。基本だぞ?」
「そうなんだけどね……なんていうか、つまんないの。
会社の業績はまあまあなんだけど、先輩に面倒なオバハンがいてね。
やたらと、目の敵にしてくるんだぁ……」
「ああ、いるいる、そういうの。……まさかとは思うけど、気にしてんのか?」
「私が気にすると思う?」
「いや全然」
ひまわりは神経が図太いからなぁ……これも、母ちゃんによく似ている。
「ただ、面倒なんだよね、そういうの。
嫉妬するのは分かるんだけど、それなら私以上に実績積めばいいだけだし。
それをしないで、ただ因縁だけ付けてくるってのが気に入らないんだ」
「……そうか……お前も、大変だな」
「うん。まあね」
あっけらかんと、ひまわりは答える。まったく大変そうには見えないが……
16 :名無しさん@おーぷん:2014/08/14(木)22:14:30
シロ…
17 :名無しさん@おーぷん:2014/08/14(木)22:15:38
>> 16
あっ…
18 :名無しさん@おーぷん:2014/08/14(木)22:16:41
>> 16
高校卒業して9年ってことは、27歳……
つまり、シロは……(´;ω;`)ブワッ
19 :名無しさん@おーぷん:2014/08/14(木)22:19:14
ひろし…みさえ……二人とも居ないって事は事故かな…
20 :◆YAe/qNQv0cvW:2014/08/14(木)22:25:17
食事を終わったひまわりは、風呂に入る。
「着替え、ここに置いとくぞ」
「は~い」
風呂の中から、籠った声を出すひまわり。ひまわりは、とにかく風呂が長い。
何でも、少しでもカロリーを消費するためとか。無駄な抵抗だと思うんda
が……
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