男性カップルを養育里親に認定した大阪市役所のコメントは・・・
2017年4月5日、大阪市が30代と40代の男性カップルを養育里親に認定していたことがわかりました。
同性カップルの養育里親認定は「過去に聞いたことがない」と厚労省が話しているためおそらく全国初とみられています。
出典:corobuzz.com
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里親になるまでの流れ・要件
里親になるための要件
1,心身ともに健全であること
2,子どもの養育についての理解及び熱意並びに子どもに対する豊かな愛情をもっていること
3,経済的に困窮していないこと
4,子どもの養育に関し、虐待等の問題がないと認められること
5,児童福祉法及び児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律の規定
により、罰金以上の刑に処せられたことがないことなど、児童福祉法で定める欠格事由に該当しない
こと出典:大阪府(おおさかふ)ホームページ [Osaka Prefectural Government]
養育里親とは親の不在や虐待などから家庭で暮らせない子供を育てる制度で、養子縁組を結ばずに一定期間預かるものです。
出典:i.huffpost.com
児童相談所による調査や研修を経て、この男性カップルは2016年12月に里親に認定されています。
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今回のニュースへの反応では、「里親=親権を持つ」と誤解している人も見られた他、「子供が可哀想」「イジメられる」という声もありました。
そういった声があることを見越したかのような大阪市のコメントが素晴らしいと話題になりました。
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同性カップルが育てられるのかを問題にする前に、異性の両親の虐待で里親を必要とする子供がいる事実を忘れてはなりません。
里親を必要とする子供が多いんですよね・・・
ネットの反応
・この大阪市の人、よく言ったなって思う。
・普通の親でさえ愛情のないところだってある事実
・これが問題なら親になる試験を導入しろ ダメ親多すぎる
・周りの大人が「おかしい」とか言って偏見を植え付けているだけ
この認定に厚生労働大臣が「ありがたい」と発言
育てる能力があるかをきっちり調査する方が重要ですね
↓認定された男性カップルが10代の男の子を育てています。次ページ↓
この申請を受け、大阪市は男性カップルに対して、児童相談所による調査や研修を行い、審議会で審査を行ったうえで、2016年12月から、男性カップルらを養育里親に認定したということです。
この認定を受けたことで、男性カップルらは2月から10代の男の子1人を養育里親として預かり、育てています。
大阪市は養育里親の認定理由として「社会的養護への理解があり、経済的にも安定している。」「調査や実習でも子供との関わり方に問題はなかった」などと説明しました。
厚生労働省によりますと、国内では現在、虐待を受けた子供や保護者がいない子供など約4万5000人の子供が社会的養護のもとで生活しているということです。
そのうち、大半の子供は児童養護施設などで生活しており、里親に預けられているのは約5000人と全体の1割程度です。同性カップルから里親を希望する声は以前から一部であった模様。
男性カップルを里親として認定、ネットでの反応
この男性カップルが養育里親に認定されたことに対してTwitter上では「なんていいニュースなんだ」「同性愛の偏見がなくなるといいな」「男性カップルが里親?めっちゃ素敵」などと、賛成の声や応援する声が多数見られました。
また一方で、「子供が学校でイジメにあいそう」「お父さんが2人ってどうなの?」「同性愛の偏見は簡単になくならないと思う」などと、心配の声も多数見られました。
アメリカなどでは、同性愛の両親とともに約1万4000人の里子が一緒に生活しているということです。
また、同性愛者が里親として子供を育てているポスターなどが作成されるなど、偏見を無くす活動も積極的に行われています。
同性愛者の養育里親を大阪市が認定…Twitterでの反応
大阪市で、男性カップルが養育里親と認定され、今年2月から10代の男の子を育てていることなどから、Twitter上でも大変な話題となっていました。
なんでもいいけど仲の悪い親に育ててもらうよりもちゃんと親として覚悟のある人に育ててもらう方が断然いいし、同性愛の里親だからって目で見ていじめに考えが走るのがおかしいというか、考えが古い。
と、流れてきたツイートを見て思いました。家族として成り立ってたらそれでいいのに。— こめだのまわしもの (@X0f5u2KILqTuUC7) 2017年4月6日
↓里親認定された男性カップルのコメントは次ページ↓
里親認定された男性カップルのコメントに反響…Twitterで「目から鱗」と賛辞
トピックニュース
同日付の産経ニュースでは、大阪市が、30代と40代の男性カップルを養育里親に認定したと報じていた。養育里親とは、親の不在や虐待などから家庭で暮らせない子どもを、親に代わって育てるという制度。ふたりは2月から、10代の男の子を預かっているという。厚労省は同性カップルの里親認定について「聞いたことがない」としており、全国初とみられている。
このニュースが報じられると、里親となった男性がコメントを発表し、「里親制度というのは、『子どもを育む役割を引き受ける』ものです。『子どもがほしい』大人のための制度ではなく、子どものために『育つ家庭』を用意する、子ども中心の制度です。多くの大人が、家庭を必要とする子どものために、『育てる役割』の担い手になることに、関心を持ってもらえたら、と思います。」と、里親への思いを伝えていた。
Twitterユーザーは、このコメントを引用し、「言われてみれば当たり前のことだけど、目から鱗だった」と、里親制度への理解を深めたのだった。
引用元:http://like-channel.info/article-S65p4mOo、https://breaking-news.jp/2017/04/06/031767、http://news.livedoor.com/article/detail/12905042/