トイレに行った男性が、
洗面台で指にチョロチョロと水をかけ、
その水滴を振りながらトイレから出てくる、
そんな光景をよく見かけます。
これはまったく意味のない行動です。
こんな人は、短気でガサツなモンスターみたいなものです。
なぜだか理由がわからないという人に、
手洗いの方法を疑うことのメリット、
いかに手の洗い方を教わってこなかったかをお教えしましょう。
これが、トイレに行った後でやるべき正しい手洗いの方法です。
トイレに行った後でやるべき正しい手洗いの方法
洗面台で温かいお湯を流す。
その温かいお湯で手を濡らす。
石けんやハンドソープを手につける。
これは必須なので、ハンドソープのディスペンサーが
空だったからといってあきらめない。何とかして見つけること。
20〜30秒間(決して長すぎません)手をこすりあわせて洗う。
手のひら同士や手の甲、指の間を、
石けんの泡で手をくまなく丹念にやさしく洗います
(具体的なやり方が知りたい人はこちらのページの画像を参照してください)。
石けんを洗い流す。
これできれいに手を洗うことができました。
ついでに言うと、洗い終わったあとで12回手を振って、
しっかりと水滴をきってから手を拭けば、
ペーパータオルを無駄遣いしなくて済みます。
石けんがなぜそんなに重要なのかと疑問に思っているかもしれません。
石けんは界面活性剤なので、手についた汚れやバイ菌などを
浮かして水と一緒に流してくれるからです。
何もつけずに水だけで洗うよりも、ほんの数分余分に時間をかけて
石けんで洗ったほうが、実際に手がきれいになります。
手を洗えない状況では、アルコールなどの消毒剤でもその場をしのげますが、
汚れまでは落ちないので、そこまで当てにしないほうがいいでしょう。
石けんがない場合は、少なくとも熱いお湯で数秒間手を洗い、
ペーパータオルでしっかりと手を拭いてください。
くれぐれも洗った手をジーパンで拭いたりしないように。