1993年に松本伊代さんと結婚し、ますます活躍の場を広げて行きます。
司会をこなすなど、順風満帆に見えたヒロミさんが突然、芸能界から姿を消したのは2004年ごろ。
当時は「大物芸能人の逆鱗に触れたからではないか」「何か犯罪絡みの不祥事か」とさまざまな噂が飛び交いました。
約10年後の2014年ごろからバラエティ番組に復帰し、今では「テレビで見ない日はない」と言われるほどの活躍を見せています。
そんなヒロミさんが2017年2月5日放送のフジテレビ系『ボクらの時代』に出演。芸能界を10年間休んだ理由を語りました。
実業家としての道を選んだのかと思いきや…
この日、『ボクらの時代』に出演していたのはヒロミさんのほかに、ベッキーさんとカンニング竹山さん。
ベッキーさんの謹慎話から話題は、ヒロミさんの休業へと流れて行きます。
「別に謹慎をしていたわけじゃない」と語り、当時の心境を次のように明かしました。
そっち(トレーニングジムの経営)が楽しくなってきたっていうのはあるよね。
まあ、なんか微妙なんだよね、ちょうど40になるかならないかってぐらいの芸能界って。
全体の雰囲気が(自分を)求めていないって感じでさ。
だから、「だったら辞めてやるよ」みたいなところもあって。
実際、オレがいなくなったって、竹山がいなくなったって、ベッキーがいなくなったって番組は普通にまわるじゃん。
『ボクらの時代』 ーより引用
「必要とされなくなったらいつでも辞める覚悟」を、当時も今も持っていることを明かします。
しかし、「芸能界を休業した理由がもう1つある」と語り始めます。
作家の友達がさ、亡くなったの。竹山の相方(中島忠幸さん)と同じ病気(白血病)で。
ずっと一緒に番組やったり、ライブもやってた奴だったから。
あまりにも近い、そういう存在がいなくなったから、それで休みに入ったみたいなところはあったよね。
『ボクらの時代』 ーより引用
共に歩んで来た友人の死が、休業の理由の1つであったことを明かしたのです。
次のページに続く!!
とんねるずの木梨憲武さんらと、その友人の最期を看取ったというヒロミさんは「そのことが休業のキッカケになったのかもしれない」と言います。
この放送後、ヒロミさんの意外な告白にインターネット上にはさまざまなコメントが寄せられます。
- 仲間の死か。自分は経験がないけど、ヒロミさんにとっては心に大きな穴が空いてしまったような心境だったのでしょう
- この人、弱みみたいなところを見せないからね。「大物芸能人に干されてる」みたいなことを言われてた時に、言っても良かったような気がするけど
- 焦燥感って言うのかな。きっと他人には分からない深い悲しみがあったんでしょうね
さまざまな想いを持ち、それを乗り越えて芸能界に復帰したヒロミさん。
「最後はもう、笑いに変えてとかしないと」と語っていたように、もしかしたら芸人としての強い想いが復帰へと導いたのかもしれません。
そして、ヒロミさんの復帰を誰よりも嬉しく思っているのは、天国で活躍を見ている友人なのかもしれませんね。
タレントのヒロミさん。
1986年にデビット伊東さん、ミスターちんさんと共に3人組のコントグループ「B21スペシャル」を結成し、芸能界デビュー。元暴走族というキャラクターで、年上の共演者にもタメ口で接するなど、当時から注目を集める存在でした。