音楽活動をしていた冨田真由さんは、2016年5月にファンだった岩﨑友宏容疑者に刺傷され重傷を負いました。
同年6月には奇跡的に意識が回復しましたが、その詳細については不明な点も多かったです。
しかし2017年2月に始まった公判の中で冨田真由さんご自身が、現在の状況について触れました。
ここでは冨田真由さんの顔・目・口などの傷や後遺症、そしてPTSDなどの現在についてまとめています。
冨田真由さんのプロフィール
名前:冨田真由(とみたまゆ)
出身地:長野県
生年月日:1995年10月12日
身長:158cm
所属事務所:有限会社マージ
元所属事務所:ホリエージェンシー
家族構成:父母弟、冨田真由さん
冨田真由さんブログ→冨田真由オフィシャルブログ「Living.」
冨田真由さんTwitter→冨田 真由 Twitter
冨田真由さんはアイドルなど芸能活動をしていましたが、2016年5月にファンである岩﨑友宏容疑者に数十カ所刺され重傷を負った事件の被害者です。
現在の冨田真由さんはコチラ↓↓
【現在】冨田真由さんの顔・目・口の傷や後遺症、そしてPTSD
2016年6月 奇跡的に意識回復
冨田真由さんの意識回復は、2016年6月3日
冨田さんは2016年5月21日に刺傷事件が起きてから意識不明の状態が続いていましたが、約2週間後となる2016年6月3日に意識が回復しました。
意識回復時は、内臓などへの損傷はなかったと報道されています。
関係者によると、冨田さんは3日ごろに意識を取り戻した。事件発生以降、都内の病院の集中治療室(ICU)で治療を続けており、意識が回復するのは約2週間ぶり。
冨田さんは首や胸など20カ所以上をナイフで刺されており、首付近の傷が特に深かったが、捜査関係者によると、心臓など内臓への損傷は免れていたという。
もちろん意識を回復したことは喜ばしいことですが、回復は奇跡的なものであり、非常に危険な状態であったことも間違いありません。
日本医科大学付属病院高度救命救急センター部長の横田裕行教授によれば、冨田さんの回復は「奇跡的」だという。
「病気での心肺停止の場合はAED(自動体外式除細動器)などで蘇生することも珍しくなくなりました。しかし、今回のような外傷による心肺停止のケースでこうして回復するのは非常に珍しい。それだけ救急隊の搬送から救命チームへの連絡がうまくいき、高度で適切な措置が行なわれた結果だと思います」
ただ当時は、それ以上の詳細が伝えられることはなく、実際の症状がどんなものなのかは不明のままで、ネットなどではいろいろと憶測(失明・重い後遺症等々)が流れることがありました。
しかし2017年2月に始まった公判の中で冨田真由さんが現在の状況を自ら証言し、その凄惨な事件の様子が改めて浮き彫りになっています。
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現在の顔・目・口などの傷や後遺症について
冨田真由さんの現在は?
(※よくネットで出回っている画像ですが、右の女性が冨田真由さんかどうかは不明。ただこれと同等以上のひどいものだったのではないでしょうか…)
冨田真由さんは、2017年2月に始まった公判に証言者として登場。
冨田さんは「自分が被害に遭った事件の裁判を、自分の目で見て、聞きたかったことと、自分にしか言えないことがたくさんあるので、そのことは伝えなければいけないと思った」として、被害者参加制度を利用して裁判の中で自分の意見を明らかにする
そして、実際に証言した内容の一部が以下になります。
まず事件後に、意識が回復した時の状況について。
意識を失って、次に病院で目が覚めたとき、すぐに何があったのかは理解できました。そして、それと同時に、事件の記憶がひとつひとつ蘇ってきました。刺されたところが一気に熱くなったこと、首を思いっきり刺されて口の中にも血の味が広がったこと、犯人が恐ろしい形相で私を刺してきたこと、刃物の形、床が血の海に見えたほど自分の身体からたくさんの血が流れ出ていたこと、そこに倒れたこと、犯人に対して足で抵抗しようともがいたことを、はっきりと覚えています。その恐怖は、今でも忘れることができません。事件の後からは、今まで感じていたものよりも、はるかに大きい不安や恐怖を感じています。
そして現在の傷・後遺症についても。
毎日リハビリを続けていますが、思うように体が動きません。歌うことも食べることも口にまひが残り、苦痛です。視力が低下し、視野も狭くなったので、少し歩くと人や物にぶつかりそうになります。右足の親指にもまひがあります。
体をこんなにめちゃめちゃにした犯人に腹立たしさを感じ、頭がおかしくなるんじゃないかと思うぐらい悔しく、毎日気が付けば泣いています。
また今後について、冨田真由さんは現在の顔の傷状況を絡めながら、語っています。
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芸能活動再開への意欲を失っていない。「顔に大きな傷があるから、女優は無理。口が大きく開かないので、伸び伸びと歌えないが、大好きな歌の仕事まで犯人に奪われたくない。週に1回、病院でリハビリをしています」。神経の損傷で口を動かせない症状を克服し、シンガー・ソングライターとして復帰する考えを示した。
冨田真由さんの顔には大きな傷、口は食べることも苦痛で開いたりのびのび歌うこともできないほどの麻痺が残り、視力も低下……。
ひどい事件ですが、改めて状況を聞くと本当に犯人が許せません。
公判では凄惨な事件状況が第三者からも明らかに
公判中には、詳細を聞いていた裁判員がショックで倒れるなど、ニュースで伝え聞く以上の凄惨な状況だったのではないでしょうか。
検察側が冨田さんの傷の様子を詳しく説明中、男性裁判員の1人が突然うなり声を上げて倒れ込み、いすから崩れ落ちた。表情を変えていなかった被告も目を見開き、驚いた様子。廷内は騒然となり、裁判長が休廷を宣告した。地裁立川支部は「被害者の負傷状況を説明する資料を見ていて体調を崩したとみられる」としている。
さらに公判に証言者として登場した目撃者は計画的に見えた犯行の様子を語りながら、”見てしまった”故の2次被害を語り、事件の残酷さを語りました。
証人尋問で目撃者の1人は「(犯人は)首回りを狙って、考えながら刺しているようにしか見えなかった。やみくもではなく、考えながら刺していた」と、犯行の様子を語った。現場から数メートル離れた位置にいた証人は、「男性が女性を殴っているように見えた」が、近づくと岩埼被告の手に刃物が見えたという。「常軌を逸しているようで、野生の動物が獲物を仕留めているようだった」と話した。また、冨田さんが「なんで、なんで」と声を上げていたとも証言した。血だまりを見た証人は警察に通報。岩埼被告が刺すのをやめた様子に「もう刺すところがないのかなと思った」と説明した。一緒に目撃した知人が、ショックから自殺を図ろうとしたことも明かし「私たちも二次被害を受けている。残酷な事件だと思う」と話した。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)も、続きはコチラ↓↓
PTSD(心的外傷後ストレス障害)も
顔の傷、口の麻痺、目の視力低下、右親指の麻痺など、事件後の冨田さんの後遺症は言葉で聞くだけでも身の毛がよだちますが、同様に彼女の心理的な傷も深いです。
冨田真由さんは、事件後PTSDと診断されています。
公判には冨田さんをPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断した女性精神科医も証人として出廷。「外に出ることに恐さを感じてしまう。ごく近くのコンビニに行くのにも、買う物をネットで事前に調べてダッシュしてやっと行って来られる状態」と症状について証言した。
公判中には冨田真由さん自身が、現在の苦しい状況について説明する場面も。
冨田さんは「犯人が何度も夢に出てきて私を殺しに来るので、ほとんど寝ることもできない」、「私だけ心にも体にもこんなに多くの傷が残るのは、悔しいし許せない」と声を詰まらせながら語った。
冨田さんの母親からも現在の状況が語られます。
母親は証人尋問で、「娘は家でも“助けて”と叫んだり、泣いたりする時がある」と、事件の恐怖に苦しむ近況を説明した。母親は、法廷内のついたてで囲われた席から証言。真由さんは事件後、友人から見舞いに行くと連絡があっても「顔が傷だらけになっちゃったから」と話し、会いたがらないという。読書が趣味だったが、後遺症で視野が狭まったせいか「内容が頭に入らず、毎日同じページを読んでいる」とも明かした。
引用元:https://newsmatomedia.com/tomita-mayu-2