神谷明「名探偵コナン」の毛利小五郎声優の降板理由!現在も干されている?
神谷明が「名探偵コナン」の毛利小五郎役を降板した理由とは?
神谷明は、元祖美少年から、ロボット戦隊のヒーロー、かたや二枚目半?のスナイパーに、ニャロメ(平成版)と、シリアスからギャグまで七色の声を駆使して多くのファンを魅了してきた声優です。しかし、2009年に、国民的人気アニメ「名探偵コナン」の毛利小五郎役を突如降板させられたことをご存じでしょうか。
探偵役の毛利小五郎といえば、主人公コナンの謎解きになくてはならぬ大事な役どころ。この件に関して、神谷明は、「私の不徳の致すところ」と、はっきりとした理由を語らなかったことから、ファンの間ではさまざまな噂や憶測を呼んでいます。元来、「声優」という仕事は、今のように脚光を浴びた華やかなものではなく、売れない俳優が食べていくための「副業」という地味なイメージでした。
神谷明は、俳優業と比較して、「権利料」が格段に低かった声優業の収入面に関して、自ら先頭に立って交渉していたといいます。本人としては、「後輩たちの生活向上のため」矢面に立つ覚悟で臨んだのでしょう。しかし結果的に、テレビ局や製作側と決裂する最悪の形となり、自分が降板することで責任を取ることになったようです。
神谷明は新人のギャラに関わって現在もまだ干されている?
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神谷明は新人のギャラに関わって現在もまだ干されている?
神谷明本人が、「ナカイの窓」に出演して語った話によると、今の声優の収入は、一番下のランクで、1本30分として1万5千円。再放送の権利料を含めても2万7千円くらいで、相当キャリアを積まないと、昇給もできないのだとか。「自分たちが頑張らないと若い人たちが大変」と、毎回交渉を続けていた結果、「降板」になってしまった神谷明のその後はどうなのでしょう?
「干されてしまった」という噂は、本当なのでしょうか。神谷明は、現在、「冴羽商事」という事務所を立ち上げて、声優活動の他に、ナレーションや、司会業、講演会や、コンサートのマネージメントなどの仕事を手広くやっています。1946年生まれで御年70歳ですが、「冴羽商事」に掲載されている「冴羽コラム」(神谷明のコラム)を読む限りでは、「今日も朝からスケジュールで一杯です!」と、干されるどころか超エネルギッシュな様子。
ちなみに「冴羽商事」の名前は、北条司不朽の名作「シティハンター」から頂いたそうです。
神谷明の声優代表作ランキング!声優経歴がスゴ過ぎる!
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神谷明の声優代表作ランキング!声優経歴がスゴ過ぎる!
神谷明の46年にわたるスゴ過ぎる声優経歴と代表作とは?
神谷明は、1970年「劇団テアトル・エコー」の研究生時代に、伝説の魔女アニメ「魔法のマコちゃん」の千吉役でデビューしました。声優歴は、なんと46年という、スゴ過ぎる経歴を持つ神谷明ですが、初めて主演を勝ち取ったのは、デビュー3年後の1973年、「バビル二世」の浩一役でした。「ロプロ~ス!」「ポセイド~ン!」なる、神谷明の天下の宝刀「叫び」は、「バビル二世」で開花したのです。
その後、「ゲッターロボ」や「勇者ライディーン」などのロボットアニメの主人公役でも、「叫びの神谷」は健在。売れっ子になった一時期は、何本もの仕事を抱え、命の声を潰してしまった苦い経験もあるそうです。1980年代には、「キン肉マン」や「シティハンター」「北斗の拳」など、「週刊ジャンプ」に掲載された人気漫画が次々とアニメ化されて大ヒット。
この時期の作品は、神谷明の代表作となり、実力声優としての地位を不動にします。また、アニメの仕事だけでなく、007シリーズのボンド役で人気のピアース・ブロスナンの吹替も担当しており、ブロスナンの甘いマスクに神谷明の美声がぴったりマッチしていました。
神谷明の声優代表作人気ランキングには毛利小五郎も!
神谷明は、輝かしい声優歴を持ち、まさに百戦錬磨の声優ですが、彼の代表作で人気ランキングを付けるとしたら、何がトップにくるのでしょう。ネット上でのランキング1位は、神谷明の代表作である「シティハンター」の冴羽獠です。2位には、「北斗の拳」のケンシロウが選ばれました。
1位に選ばれた「シティハンター」の主人公・冴羽獠は、性格が二枚目からハードボイルド、三枚目と幅広く、神谷明自身も、「ケンシロウのシリアスさと、キン肉スグルのコミカルさの両方を受け入れてくれるから、自分にとって一番思い入れの強いキャラ」と語っています。
しかし、ランキングには、「名探偵コナン」の毛利小五郎役を推すファンも声も多数あり、今さらながら、降板になってしまったことが本当に惜しまれます。
神谷明は「元祖声優アイドル」の頃から筋金入りのチャレンジャーだった!
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神谷明は「元祖声優アイドル」の頃から筋金入りのチャレンジャーだった!
神谷明を語る上で忘れられないエピソードがあります。伝説の名作「宇宙戦艦ヤマト」が劇場公開され、空前の声優ブームが起こった1970年代後半のこと。当時のトップ声優の1人だった神谷明は、「元祖声優アイドル」として、人気絶頂期にありました。そんな声優ブームの真っ只中、神谷明は、突如TBSラジオの主婦向け生ワイド「こんにちは神谷明です」のパーソナリティとして登場し、ファンを唖然とさせます。
アニメとは無関係の上、神谷明の名前さえ知られていない主婦層に飛び込んだ彼の無謀な挑戦は、当時の声優界やファンから、多くの批判を浴びました。しかしながら神谷明は、「声優としての職業に胡坐をかきたくない」と、楽に稼げた声優の道を外れてまでも、記者並みの取材メモを作って果敢に挑んだそうです。
高卒後に一旦就職するも、演劇の道捨てがたく、再びアマチュア劇団に入団。食えるようになったのは30過ぎてからという苦労人、神谷明ならではの決断だったのでしょうが、それにしても、彼の意志の強さは昔から筋金入りではありました。これと決めたらテコでも動かない頑固さゆえに、相手から誤解を受けることはありますが、面倒見が良く、気遣いの人でもあるので多くの後輩声優から慕われています。
中でも名字が同じということで、「2人は親子なの?」と噂の出た、現「声優アイドル」神谷浩史は、神谷明を尊敬しており、ラジオで「僕のお父さん」との発言をしています。最近では表舞台の仕事が少ないように感じられる神谷明。70歳の今だからこそ演じられる「叫びの神谷復活!」を、ファンは心から熱望しています。
引用元:http://anincline.com/kamiya-akira/