サンサーラ速報❗️

【凄すぎw】生徒会に立候補し生徒会長になった友人→次々と校則を変えようとするため先生に目を付けられた結果。。。

昔話をしたくなったので

俺が高校1年だったころの話しだ

当時俺はいわゆるコミュ症ってやつで人と話すのが苦手だった

休み時間もずっと一人だったけど別に周りの目を気にするタイプでもなかったので寝たふりとかそういうこともしなかった。

本当にただただぼっちだった俺を変えてくれたのが同じクラスだった後の生徒会長だった。

    そいつの名前は中村と言っておく

入学からずっと俺はぼっちだった。

中村はクラスでも知り合いが多くいつも周りに人がいた

中村の見た目はDQNって感じはなく真面目な青年って感じだった

でもよく授業中に先生を質問攻めにして怒らせたりする奴で俺は中村のことを空気読めないやつだと思ってた

    中村は男だがホモ展開は無いぜ

高1の一学期も中ごろに入ったころ、中村が後期生徒会に立候補することを知った。

俺の学校では1年は書記か会計にしかなることはできなかった

クラスの中でもいじられつつ盛り上がる感じで、だけど応援しようみたいな空気だった

中村もクラスのみんなに投票よろしくお願いしますって言ってた

    そして生徒会役員選挙が熱い体育館で始まった

一人10分の持ち時間の中での演説ということでみんなかなり面倒そうだった

投票については会長1人、副会長2人、書記2人、会計3人

中村の会計立候補以外は全員前期からの引き続きの信任だった

この時はしらなかったが、前後期の中間での立候補者がいたのはほとんどいなかったらしい

    現行の生徒会メンバーが演説を行っていく

演説は会長候補から順に行くらしく中村の演説番は最後だった

○○候補の○○です!お願いします!みたいな定番の演説を行っていく

結局演説に1人10分も使わずに思ったより早く進んでいった

中村には悪いが演説聞くより早く帰りたい気分の方が強かった

    で、ついに中村の演説する番になったんだが中村が教壇に立ったときちょっとざわついた

中村が学生帽をかぶっていたからだ。

クスクスといった笑い声も聞こえてきた

うちの高校は学ランだったけど学生帽については自由で、当然誰も被る奴はいなかった

    笑い声が聞こえても中村は顔色一つ変えずに立っていた

でも一向に演説を始めようとしなかった。

ずっと教壇に立ってるだけ。で、またちょっとざわついてくる

ざわついてきたのか周りで寝てる連中も目を覚まし始めた

それでも中村は演説を始める機会は一向になかった

ずっと舞台の上から生徒を見下ろしているだけだった

    そうするうちにざわつきも収まってきた

そして1分くらいしたら体育館がびっくりするぐらいしーんとなった。

よく教室で起こる急に話しちゃいけないくらい静かになる空気だ

それが起こると誰も話すことはなくなった

それから10秒ぐらいして初めて中村が口を開いて演説を始めた

    その演説の内容はびっくりするような内容だった。

○○候補の○○です!お願いします!みたいな定番じゃない。一言目からはぁ!?ってなるようなことを言ってたのを覚えてる

教室の扇風機の設置する 昼休みに外出許可証無しでの校外外出できるようにする

ほかにも色々生徒がおおおおおおおおおおお!!ってなるようなことを熱く語っていた

中村も反しているうちにどんどん暑くなっていってるみたいで身振り手振りがすごくて結構迫力があったのを覚えてる

    そして、この公約を実現するには現生徒会では不可能であるみたいなことをいいはじめた

本当は会長になりたかったが1年ではなれないからしかたなく会計になった 現生徒会では俺の意見を通すのは難しい

そんなことを言った後に、現生徒会全員に対しての不信任投票を要求してきた

現生徒会のメンバーが一人でも通った場合、自分は辞任するといった。

つまり、中村は現メンバー全員を不信任とし落としたうえで自分だけ当選させることを生徒に要求してきたんだ

    校則では不信任となった役職は半期間の間空席になるとのことらしく、

たとえ、会計でも通ったのが一人ならば生徒会の実験を握れるということだった

そして、演説が終わり教室に帰る途中、中村の話題で持ちきりだった

で、次の日。

購買前の黒板に貼られていた結果を見ると当選したのは中村1人だけだった

    もちろん教室中は空前の中村フィーバー

すげええええええええええええええええええ!!!! かっけぇええええええええええええええええ!!!!

みたいなノリだった。

俺も割とマジで中村すげえとか思ってた。

1年1人が現行生徒会を全員落としたってことにすごいかっこよさを感じてた

本当にすごいって心から思ってた

    でも、過半数取れなかった現生徒会メンバーのことを少しだけかわいそうだなとは思っていた

次の全校集会、中村が新生徒会メンバー(といっても一人)として話をした。

その時に選挙がやり直しになるということを知った。

どうやら先生に色々言われたらしく、一応生徒会メンバーは6人以上はいなきゃいけないとか言ってた

中村はそんなことは校則には無かったとか色々と先生への不満を語ってた。

そして例え何度やり直そうとも結果は同じだ、みたいなことを言って再選を約束してた

    次の選挙は中村率いる4人で、現生徒会の会計2人・書記2人の枠を奪うということだった。

中村の力を発揮するには最低でも生徒会全体の2/3が中村勢力でなくちゃ駄目らしい

で、投票時には会長には投票せず、過半数を切ることでの不信任を生徒にお願いしてた。

そして、全校集会が終わったわけだが

なぜか俺が生徒会メンバーに立候補するよう中村にたのまれた

    俺は断ったが演説はしなくていい。ただ立つだけでいいといわれたので結局立候補した。

今度は中村は書記に立候補してた。ちなみに俺も書記な

もう2人は別のクラスのやつだったけどパッと見コミュ症ぽかった

演説は一番初めに中村が行い、その後俺らは中村に同意とだけ言うスタイルだった

演説順はアイウエオ順になるため、中村より苗字の遅い俺を書記として選んだらしい

中村が先に演説するからこそ俺らも中村に同意と言えるようになるわけだ

ちなみに一回目会計に立候補したのも最後に演説がしたかったかららしい

    で、再び生徒会役員選挙だ。

結果、中村が生徒に呼びかけた通りになった

会長のみ不信任となって会計書記の4人は中村派で占めることになった。

中村は生徒会を乗っ取ってしまった。

在任最終日に不信任で生徒会にいられなくなった会長が泣いてたのは今でも覚えてる。

    俺も何の因果か会長なんぞをやっているが その選挙形態で中村の求めるものが実現しない生徒会なのか やる気のある連中しか集まらなさそうだが…

    そして俺は晴れて生徒会役員になった。

生徒会に入ってしまえば役職もそんなに強く縛られるようなものでもなかった。

会計2人とは趣味もあいよくしゃべるようになっていった

でも副会長2人は女だったこともあって話も合わなかった

副会長2人は中村が会長を辞めさせたってずっとグチグチ言ってた

勿論中村派の俺らとも不仲になってしまった

    中村が生徒会に入って始めにやったことは生徒会新聞を作るということだった

生徒会の活動内容を新聞にして掲示板にはるっていう仕事

これには副会長2名も同意して全会一致で生徒会新聞が作られることになった。

新聞作成は意見を提示した中村がすることになったし面倒でもないんだから賛成するわな

まぁこれに反対しても2/3を中村派が持ってるから無駄なわけだが

    それから中村は毎週生徒会新聞を作り出した

生徒会の今のシステムというのをわかりやすく説明して

ネタとかも盛りだくさんで結構面白かった

先生批判のコーナーというのがあってそれが結構面白かったのを覚えてる

    中村は生徒会活動に一生懸命だった

新聞を作りつつ活動もちゃんとしてた

まず生徒会のシステムの簡単化を始めた

俺らの学校には生徒会執行部の上に生徒総会ってものがあった

でもその生徒総会は形だけのものでほとんど機能してなくて校長と執行部の間にあるクッション程度だった

生徒総会のメンバーは生徒会のメンバーで構成されてるからあっても無くても同じ

で、その無駄を省くべく生徒総会と生徒会執行部を統合しようってことになった

    生徒総会にも本当に少ないが予算があって実質その分は生徒会執行部の取り分になってた

予算配分についたは今まで先生に出されたものをそのまま配分するだけだったが中村の代から執行部がはいぶんすることになった。

で、そういう生徒会の仕組みを生徒会新聞に載せてた

解説!生徒総会のムダ金!!みたいな記事で生徒総会の予算を削ればその部分の金が浮いてくる!みんな賛成しよう!ってことだった。

    結局、先生に許可を貰って生徒会執行部は生徒総会に併合された

先生もそれぐらいならいいよってことで以外に簡単に承認された

でも、実はこれは中村の罠だった。

生徒総会というのは生徒会における最終決定機関だったんだ

今まで空気な存在だったから誰も気づかなかったけどこれはヤバかった

本来なら、

執行部で可決→先生の許可→総会で可決→施行

って流れで進むんだが総会を抑えれば

総会→施行

といった感じ先生の許可なしに校則を作れるようになるんだ

    さらに生徒総会になったことで選挙管理委員会も抑えることになった。

今までは総会の下に選挙管理委員と生徒会執行部が同位で存在してた。

でも執行部が総会になったことで生徒会の下に選挙管理委員を置く形になったんだ

つまり、生徒会は選挙を操作できる力も新しい校則を作る力もできた

先生も生徒もこのときは誰も気づいてなかった。

勿論、こういったことは生徒会新聞には載らなかった

    そうするうちに副会長2人が生徒会をやめた

女子ということもあってかその二人は生徒会の空気になじめてなかった

その上中村が言ったことは全部可決されるのに対して副会長の提案はほぼ否決されてたからやめる気持ちはよくわかった

結局中村が解任要求する形で副会長2人は消えた

生徒会は6人いなければ成立しないと言われたがそれはもう過去の話

中村によって、生徒会は1人以上で成立するように変えられてたんだ

    そして数日かたったころ

公約通り、外出許可証無しでの外出が可能になった

これで昼飯を外に食いに行けるようになった

これだけで中村はもう英雄扱いだった。

クラスでもすごいすごい言われてた。

俺も中村の仲間ということもあってだいぶちやほやされた。

それもあってか俺のコミュ症もちょっとずつだが治ってきていた

    でもこの頃になると先生から中村が目をつけられ始めた

最初に文句を言ってきたのは生徒会の顧問だった

中村は非合法的な手段は何一つ使ってないと反論してた

副会長やめさせたことでかなり先生はおこってるらしかった

中村は先生に対してただ悪いことはしてないとだけ言っていた

    そんなある日

中村が全校集会で話があると言って教壇にたった

なんとそこで顧問の批判を始めたんだ

顧問は私を生徒会からやめさせようとしている これは生徒の自治権の侵害であり決して従うことはできない

みたいなことを言ってた

    担任の先生がいる限り公約の実行が難しいことを身振り手振り使って熱く語ってた。 そして全校生徒に生徒には先生への解職要求権があることを説明し始めた

生徒会員には先生を解職させられる力がある 生徒会員は執行部とは別物で学校の生徒がほぼ強制的に入会させられる会の会員のこと

つまり、担任の先生をクビにさせようぜって考えに賛成してくれってことだった

    結局、クビになるのを恐れて顧問は自分から生徒会の顧問を辞めた

その後中村は校則を変えて生徒総会は顧問不在でも成立することになった また、その顧問の承認は生徒総会により決められることになった

つまり、生徒会は顧問なしでの活動が可能になったんだ

こうして1年後期の生徒会は終わった

    2年前期は中村が生徒会長をなった。

俺ら中村グループも引き続き副会長、書記、会計に当選した

前期同様、中村グループに属さない立候補者は過半数に満たず不信任となった

結局、メンバーは変わらずってことだ

    生徒会も2年目となるとメンバーともかなり仲良くなってて土日も遊ぶ仲になってた

でも中村とはクラスも別になって生徒会以外では合わなくなった

生徒会新聞は引き続き中村が書くことになった。

ぶっちゃけ、書記だった俺はあんまり仕事した記憶がない

    新しい生徒会が成立して数日後、去年の削った予算分から扇風機が置かれ始めた

中村は扇風機の設置を1年生から順番に配置することにした。

2、3年からは不満も出たが、去年外出許可無しの功績の影響が強く我慢してくれた

1年の中でも中村すげーみたいな空気が出来始めた

    2年で会長になったこともあって中村はどんどんと校則を変え始めた

生徒会の権限は次々に生徒会長へと集約されていった。

そして、選挙管理委員を廃止した

廃止については全校生徒に投票させたが廃止は可決された

それもそのはず、生徒会新聞で前から中村は選管叩きを行っていた

選管の予算を削れたら扇風機の設置も早まると言ったことをおもしろおかしく記事にしてたんだ

    選挙管理委員の仕事は生徒総会が引き継ぐことになった。 引き継いだのは仕事だけで、選管の要する権利までは引き継がなかった

でも、これで選挙の開票を行うのは生徒総会になった

つまり、中村が落選することはなくなったんだ

    その後、中村は交通安全委員とかよくわからん委員会を潰し始めた

余った予算を使って扇風機を買った

削れるムダは削るというのを建前に色んな委員会を潰して代わりに総会が仕事を請け負った

いいことは生徒会新聞に書くけど自分に都合の悪いことは絶対に書かない

こんなことしてても生徒はみんな支持してたんだよ

    この頃になると俺も中村を怖く感じるようになり始めていた

でも逆らえば生徒会を辞めさせられる。

元ぼっちの俺は生徒会以外に居場所はなかった。

中村に逆らうなんてできなかった

    他の2人も同じ気持ちみたいだった

中村にちょっとだが違和感を持ち始めていた

流石に俺たちも気づいてたんだ

中村の独裁になりはじめていることに

先生との対立も特になく、そんな感じで2年前期は終わった

    2年後期

俺は落選した。

俺だけじゃない。仲間2人も落選してた

当選したのは一人だけ。

生徒会長、中村ただ1人だった

    中村はたぶん俺たちが中村のことを怖がり始めたのに気づいたんだと思う

反乱分子になる前に切られたんだろうな

選管のやってた仕事、開票をするのは今や生徒会

票数操作なんてお手の物だった

選挙なんてただの飾り、結果は決まってる。

全部中村の印象アップのためのショーだったんだ

    落選したけど俺ら3人のつながりは消えなかった。

生徒会が今どうなってるのか知りたいという思いがあった。

そこで中村に生徒会員としての権利である情報開示権を使って現状をみようとした

この時、俺は初めて校則というものを調べた

初めて改めて中村の恐ろしさをしったんだ

確かに悪いことは一つもやってなかったよ

    でもその情報開示権はすでに中村に剥奪されて見ることは許されなかった

俺の高校では生徒は全員、生徒会員になる。 そして生徒会員として生徒の権利を得られる仕組みだった

生徒としての権利では無く生徒会員としての権利というのがミソ

生徒の権利は保障されてない。そして生徒会員の権利はすべて中村の思うがまま

    もう手遅れだったことにその時気づいた

でも中村の恐ろしさを知ったところでどうすることもできない

生徒会新聞の情報しかしらない一般生徒はいまだに中村を支持しづけてる

しかも中村は明るくて面白いクラスの人気者

刃向うことなんかできるはずが無かった

    辞めた後、あらためて生徒会新聞を見て気持ち悪さが目に付いた

パッと目についてなんとなく読ませるようにできてて本当にうまく作られてた。

そして先生叩きの記事の意味もこの時気づいた

先生に対する不信感を根っこの部分に刷り込むためだったんだ

生徒の総意として生徒全員味方に付けることで先生と戦えたんだと

    そしてある日、遂に事件が起こった

生徒から一番嫌われる先生に対して中村が解職要求を出した

そのことについては中村が全校集会で演説した

理由は色々言っててよくわからないけど生徒の敵だと言ってることはわかった

そして生徒の意思を問いたいと言って投票させた。

その先生の目の前で

    結果は解職賛成が多数

もうみんな完全に中村に無意識にコントロールされてた

先生は怒ったような泣きそうなような顔して体育館から出て行った

生徒はみんなヘラヘラ笑ってた

むしろ俺らが先生を泣かせたぜ!みたいな一種の高揚感みたいのものにつつまれてた

    そして続けてあることについて是非が問われた

それは簡単に言えば中村の総意は生徒の総意であると解釈してよいか否かということ

議決の時間が短縮できるとか言い回しはすごくごまかしてたけど結局はそういうことだった

結果は勿論可決。

自分で校則を作れるのにあえて全校集会でさせた。

生徒全員と教師全員をその承人にさせたんだ。

実質、生徒の権利は消えたも同然だったけど、それでも生徒は笑ってた

むしろ、権利が消えたことにすら築いてないやつが多いって感じだった

    辞めさせようとしたのは実際は中村なんだけど あえて生徒に投票させてことで辞めさせたのは自分たち生徒の力だと錯覚させたんだよ

自分が権利を持ってるにもかかわらずあえて投票させるのと、 新聞と演説での宣伝と引き込みは中村の常套手段だったよ

    結局、その先生は辞めずに済んだが空気は一気に変わった

中村は退職要求をちらつかせることで先生に強気な態度で出れるようになった

授業中も先生は中村の顔色を窺ってた

でも中村の人が変わることはなかった。

いつみても同じ、明るくて面白い、ちょっと変わった話しやすそうなやつって印象

偉そうにしようともしなかったし調子に乗ることもなかった

    二学期の成績もかなりよかったという話も聞いた

そりゃ中村には逆らえんだろうなって勝手に思った

実際成績よかったのかもしれんけどその時の俺は中村のことを綺麗な目では見れなかった

そして冬休みがあけて3学期になった

    ある日の全校集会、中村がまた先生に解職要求を出した

演説で言ってた話によると生徒会の運営の妨げになるとかそんなことをおもしろおかしく言ってた

まぁどこまで本当なのか今の俺は中村を信用してなかった

で、例によってまた全校生徒に投票させた

    案の定結果は可決

可決と言っても生徒には権利は無いからただの意思確認なんだけど

その先生は若い女の先生だったこともあってその結果見て泣き始めた

でも俺は内心安心してた。

今までこういうことは何回かあったけど中村は毎回その要求を引き下げた

解職要求は中村にとって自分の意見を通させる手段の一つで辞めさせる気はないと踏んでた

    でも違った。

その次の日からのその先生は学校に来なくなった

そして数日後の全校集会で学校をやめたということを先生から聞いた

それを聞いて笑う生徒や、罪悪感持ってる生徒、どうでもいいといった生徒、色々いた

    でも少しだけどいたんだよ。

俺たち生徒は中村に利用されてることに気づいた奴が

でももう手遅れ。生徒総会の権利は全部中村が握ってる

選管も中村の手にある以上選挙で落とすことも不可能

俺はもう中村とはかかわらずに平和に過ごせればいいや程度に考えてた

でも次の全校集会で驚くべきことが起こった

    先行集会、全校生徒の前

突然中村が生徒会長を辞任した

多くの生徒がえっ?って感じでびっくりしてた

俺もかなり本気でびびった

    後でわかったことなんだが

色々生徒会を使って若い先生を辞めさせたことが親にばれたらしい

中村母も学校に来て先生に謝ってたという話を聞いた

その後、その辞めた先生も復帰した。

そして全校集会、生徒の前で中村がその先生に謝罪した

    その後、中村と特に話すことは無かった

そして俺が3年になると中村は引っ越しして転校した

空席になった生徒会には1年ぶりに7人全員が席に着いた

無事、全員信任投票で当選できた

俺は副会長になった

    3年は生徒会になることはできなかったけど中村が校則を変えたおかげで3年前期は生徒会にいられるようになった

俺が立候補したのは中村がどんな風に校則を変えていったのか知りたかったからだ

中村からあんな仕打ちを受けたのに元中村派の俺が当選するあたり生徒は何も考えてないんだろうことを知った

ちなみに、元中村派だった2人も当選した。

    そして1ヶ月後、そこには独裁者となった>>1の姿が、、、     その後生徒会の校則を調べていくとだいぶ改変されてることを知った

1年の持ってる学生証に書いてある校則と俺の学生証に書いてある校則とじゃ別の学校レベル

1年の子は何も知らない感じだったから教えてあげた。

ちなみにこの子は俺の彼女になる子な

    校則を見るとこの校則を変更できるのは生徒会長 かつ、副会長、書記、会計が存在しない時だけと書いてあった。

つまり、俺には校則を変える力は無かったけど先生に相談したら後で直すとのことだった

生徒会新聞はそのまま続行することになったけど、始めの頃は先生のチェックが入った

新生徒会の7人は結構仲良くすることができた

    その後は何事もなく普通の生徒会で終わった。

3月後期に入ると俺も生徒会を引退したが>>103の子とは話もよくあって俺が告って付き合うことになった

中村は恐ろしいけど中村がいなかったら、コミュ症克服して友達のたくさんいる俺はいなかった

俺はなんだかんだで中村に感謝してることに気が付いた

    で、そのまま高校を卒業。

当時はメールも無かったし、卒業後自然と彼女とは疎遠になった

その後、大学ではいわゆるリア充グループに入って文化祭とか旅行とか楽しんで

卒業、就職して働いて結婚して今に至ります

    今にして思うと中村のやってたことは学生運動の一つだったのではないかと思った

暴力じゃなく正攻法自分の意見を通す。

確かに中村は恐ろしいやつだがすごいやつだったのは確か

引き込まれる演説に洗脳力のある文章。

人を引き込む才能は本当に長けていたんだろう

未だに悪人とは思えないところが俺がこういうのに騙される所なのかもしれないな

今、中村はどこで何をしているのかは全く知りません

    以上俺が変人生徒会長と仲良くなった話を語ってやるでした 青春の干渉に浸りつつ落ちます 若いお前らも20~30代のうちはやりたいことをやっておけ。 体が動く、すぐに回復するのは若い今のその時だけだ。 若いということはそれだけで価値がある。失敗を恐れず挑戦しろ。 コミュ症の俺でもなれたんだからできる。ということです

ご清聴ありがとうございました