トイレでたまに見かけるトイレットペーパーの三角折り。ホテルや飲食店では清掃完了の目印として行われているようですが、実は「嬉しくない」と思っている人がいることをご存じですか? さっきまでいたトイレが三角折りだったかどうか覚えていない方も多いと思うのですが、気にしている方もいるんですね。
ということで、今回はシンプルにこんなアンケート調査をしてみました。
「トイレットペーパーが三角折りされていると嬉しいですか?」
(20代から60代の男女1500人を対象)
はい:37.1%
いいえ:62.9%
トイレットペーパーの三角折りは、ホテルや飲食店ではサービスの一環で行われていることもあり、「清掃が行き届いている」「見た目が上品」「使う人への心遣いがある」といったイメージを持っている人も少なくないでしょう。
↓そもそもトイレットペーパーの三角折りの起源とは??次ページ↓
トイレットペーパーを三角折りにする起源は?
1.ファイヤ・ホールド説
最初にトイレットペーパーを三角折りにしたのは誰なのでしょうか?まず「トイレットペーパーの三角折りを始めたのはアメリカの消防士である」という説があります。「消防士がトイレに入っているときに緊急要請があった場合、少しでも早く出動できるようにした」というのが理由だとされています。
消防士(ファイヤ・マン)が起源なので、トイレットペーパーの三角折りの名前は「ファイヤ・ホールド」なんだとか。ちょっとカッコいいですよね。
しかし、2015年2月1日に放送された『爆笑問題のそれっていつから?ヒストリー』というTV番組で、アメリカの消防に確認をとったところ「そんな事実はない」との回答でした。
さらに、そもそも欧米ではトイレットペーパーを日本とは逆向きにセットしています。そのため、トイレットペーパーを三角折りにすることはできないため、アメリカの消防士が起源ではないだろうということでした。
したがって、「ファイヤ・ホールド」という名前も都市伝説のようなものです。実際に「Fire Hold」とGoogleで検索をしても、英語圏のウェブサイトでそれらしい記述を見つけることはできませんでした。
よくよく考えてみれば、トイレットペーパーが三角折りになっていても、消防士の出動にかかる時間はほぼ変わらないですよね…。
2.ビジネスホテル説
ビジネスホテルでトイレの清掃終了したことを他の従業員に伝えるために、トイレットペーパーの三角折りをサインとして使い始めたという説もあります。
前述の番組が老舗ビジネスホテル「ホテル法華」へ問い合せたところ、1968年のユニットバス導入と同時にトイレットペーパーの三角折りを始めたという確認がとれました。
「やっぱりホテルが起源なのか!」と納得してしまいますが、厳密にはトイレットペーパーの三角折りの起源はビジネスホテルでもありません。実は次にご紹介する説が最も有力です。
3.田村順子説
「田村順子って誰だよ?」と疑問に思いますよね。実はこの田村順子さんこそが最初にトイレットペーパーを三角折りにした方なのです!
田村順子さんがどんな人物なのかというと、銀座の老舗クラブのママです。業界では非常に有名な方で、ドラマのモデルなどにもなっていますから、もしかしたらご存知の方もいるかもしれませんね。
この田村順子ママは折り紙が好きで、「逆さ富士」をイメージしてトイレットペーパーを三角折りにしたんだとか。1966年のクラブ順子の開店当時からトイレットペーパーの三角折りを始めていたので、ビジネスホテルよりも先なのです。
↓次ページでは三角折りが不潔な理由に迫ります↓
三角折りも不潔なトイレ
友人の理論は、次の様な内容です。
トイレットペーパーを三角折りにする手が汚いよ~。
そもそも用を足したあとに、トイレットペーパーを使う。つまり、まだトイレ(個室)の中で手を洗っていないでしょう?
そんな手で、紙を三角折りにしたら、細菌が付着するのは当然だよ。
「たしかに」
もちろんホテルなどでは、用を足していない清掃の方が行うのでキレイ。
この違いを理解しないと、汚い紙を次の人に使わせることになりますね!
そう言われると、そうですよね。なんか三角折りにするのがマナーだと考えていた人も多かったと思います。
でも、それだけじゃないと、さらに続けます。
便器のフタを閉めないと危険!
その友人は、更に続けます。
「便器のフタを閉めないと、とても危険」だと言います。
どういうことかというと、用を足したあと水を流しますが、フタを閉めずに流すと、水に含まれている細菌が流す勢いで、個室全体に拡散して吸引してしまうと。
あ、そういえば、そういう話しをテレビ番組で見たことがある!と、言われてから思い出しました。
そうそう。だからフタを閉めてから流すようにしていました。
もしフタをしないまま、急いで流してしまうと、例えばノロウイルスが拡散して感染するリスクが増します。
でも、まだ終わらない。
トイレの中は汚い
さらに彼女は続けます。
そもそもトイレは汚いもの。いくら便器を閉めて水を流しても、扉を開けてでるとき、必ずドアに付着した細菌が手に付着する。
「キレイなわけないか!」
だからトイレで用を足したら、必ず石けんで手を洗うか流水で10~15秒くらいは流さないとダメ。
うわ~そんなに気をつかって、手を洗ってなかった(汗)
真似するだけじゃダメ!理由を考えなくちゃ
私もマナーとして、『トイレットペーパーの三角折りはするべき!』みたいに考えていました。
それから自宅では手を洗ってから、三角折りをしていたのですが、とてもめんどくさい。
それに三角折りって、まさか手を洗ってから折るって考えないでしょうから、嫌な気分にさせていたのを知ってガッカリ。
三角に折ってなくても汚いかもよ
でも考えてみれば、トイレットペーパーを切り取るとき、その手は汚いハズ。
ということは、三角折りをしなくても、その紙は汚いと考えた方がよさそう。
つまり、トイレの中はどうしても汚い。だから必ずトイレが終わったら、ていねいに手を洗いましょうというところに落ち着きます。
もし、手を洗わず出る方がいたら、見直しましょうね。
あ、冬、手を洗い過ぎて、ボロボロになっちゃった・・・
補足だよ
水が自動で出ないところは、蛇口も汚いので石けんで洗いましょう♪
アルコール除菌は、ノロウイルスは効果がない。
彼女の言うとおりにすると、「あ~めんどくさい」。
これくらいしても、ノロウイルスは完全には防げないですよね。心配だけど、やらないよりまし。普通の細菌くらいなら、大丈夫でしょう。
引用元:http://trend-neta.com/toire-orikata、https://sirabee.com/2014/10/26/5915/、http://flyfsa.com/post_2527