気管の一歩手前まで達していたものとは・・・
オーストラリアのクイーンズランド州に住んでいるブラッドリー・ウィラビーくん(16)。
出典:www.dailymail.co.uk
ブラッドリーくんの家は農場を営んでいて、いつものその周りを趣味のオフロードバイクで走っていました。
オフロードバイクはもちろん危険なスポーツ。
ジャンプの練習をしていたブラッドリーくんは着地に失敗、アクセルがロックして暴走しワイヤーのフェンスに衝突する事故を引き起こしてしまいます。
足の骨を折り、腹部にはフェンスによる傷を負ったブラッドリーくん。今回の事故ではこれだけでは済まず、もっと酷い怪我を負うことになりました。
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いつもヘルメットの下にイヤホンを付け、iPhoneで音楽を聞きながら走っていたブラッドリーくん。イヤホンのイヤー部分がヘルメットから抜けず、ケーブルがフェンスに引っかかっり、首に巻き付いたケーブルで絞められてしまったのです。
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ケーブルは気管の一歩手前まで達していました。
すぐに救急車を呼んだブラッドリーくんのお父さん。首に食い込んでいたケーブルを必死に取り除こうとしました。
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病院に搬送され足と首の手術を受け、九死に一生を得たブラッドリーくん。全治には数か月の治療が必要だとか。
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ブラッドリーくんのお母さんはイヤホンを付けてバイクに乗ることの危険性をSNSで訴えています。
もちろん日本で公道を走る場合はイヤホンで音楽を聞きながら走ることは禁止されています。
それ以外でもこんな危険があることもぜひ知っておくべきだと思います。
怖いですね・・・
↓バイク走行中に音楽を聴くのは違反?次ページ↓
バイク走行中に音楽を聴くのは違反?
公道を走る上で、ドライバー守るべきルールとして、「道路交通規則」という法律があります。
この法律では「周囲の音が聞こえない状態で走行する事はダメだよ!ただ、各都道府県でもっと厳しい規則(道路交通法施行細則と呼ぶ)を設けられてる場合はそっちを優先してね!」という風にかかれています。
なので、「都道府県によって音楽を聴いても良いかの否か」が異なります。
例として、私が住んでいる大阪府を見てみましょう。
大阪府道路交通規則 第13条(5)
警音器、緊急自動車のサイレン、警察官の指示等安全な運転に必要な交通に関する音又は声を聞くことができないような音量で、
カーオーディオ、ヘッドホンステレオ等を使用して音楽等を聴きながら車両を運転しないこと。引用:http://www.pref.osaka.lg.jp/houbun/reiki/reiki_honbun/k201RG00001084.html
文言も見る限り、音楽を聴いてはならないとも、イヤホンを着けてはいけないとも書かれていませんね。
もう1つ例として東京を見てみましょう。
東京都道路交通規則 第8条(3)
高音でカーラジオ等を聞き、又はイヤホーン等を使用してラジオを聞く等安全な運転に必要な交通に関する音又は声が聞こえないような状態で車両等を運転しないこと。
ただし、難聴者が補聴器を使用する場合又は公共目的を遂行する者が当該目的のための指令を受信する場合にイヤホーン等を使用するときは、この限りでない。引用:http://www.reiki.metro.tokyo.jp/reiki_honbun/g1012199001.html
これも一見、最初に禁止されているような文言で書いていますが、結局、運転に必要な音さえ聞こえていればOKとの解釈ですね。
大体どこの都道府県もこんな感じのような内容です。
結論
周囲の音さえ聞こえていたらイヤホンでも何でもしてOK。
まぁ普通に考えたらそうですよね。周囲の音さえ聞こえていれば周りに迷惑を掛ける事もないわけで・・・。
もしイヤホンやらヘッドホンを装着する事自体違反ならなら、こんな商品↓が発売されてる事自体違反行為を推進している事になりますからね。
止められる確率は上がります
実際違法でなくても警察官に止められてしまう確率は上がるでしょう。
実際筆者もイヤホンをしているて止められたことがあります。しっかり説明すれば点数を切られることはありませんが時間のムダ。
↓バイクで音楽を聴く方法は次ページ↓
バイクで音楽を聴く方法
①有線のイヤホンなどをヘルメットの中まで通す
超原始的な方法です。実際に私が持っているフルフェイスヘルメットで試してみました。↓動画
見てもらったら分かる様に結構簡単に通す事が出来ます。
しかも「パッド」でしっかり固定されている為すり落ちてしまう心配も有りません。
動画の中で使っている「カナル型」のイヤホンではなく、「オープンイヤー型(耳かけ型)」イヤホン(最悪、「インナーイヤー型」)をマジックテープなどで固定すれば立派なスピーカー的役割を果たしてくれるでしょう!
ちなみに、製品のレビューでもそういう用途で購入している人が大半のようです。(レビュー)
まぁ音質は期待出来ないでしょうが、気晴らしに音楽を掛けながら熱唱したいだけの人や、GoogleMapのナビ音声を聴くくらいの人なら全く問題無いでしょう。安いですしオススメですね。
②Bluetooth(ワイヤレス)イヤホンを使う
Bluetoothは非常に便利です。
毎回毎回、ヘルメットから出ているコードをMP3プレイヤー(スマフォ)に挿すという煩わしい作業をなくせます。
しかし、Bluetooth機能付きのイヤホンは、なぜ殆どが「カナル型」です。(耳の奥まで挿入しなければ殆ど音が聞こえないタイプ)
これはヘルメットに予め装備しておいて、後から被るスタイルには適していません。
「インナーイヤー型」のイヤホンでワイヤレスタイプは殆どありません。(耳に軽く差し込むタイプ)
「オープンイヤー型(耳かけ型)」でワイヤレスタイプのモノは非常に高価(6000円~15000円くらい)です。安いヤツもありますが、耐久性に非常に難があるようです。
お金持ちなら「オープンイヤー型(耳かけ型)」のワイヤレスのしっかりしたモノ(sonyとかから出てるやつ)を買えば良いと思います。
ただ、当たり前ですがワイヤレスは「充電」が必要になってきます。いちいちヘルメットから取り外してACアダプターにさして充電して、またヘルメットに装着して・・・。というのを3日に1回くらいやらないといけません(通勤とかで使う場合)
その利便性を天秤に掛けて、どうしても自分に必要だ!と思うのなら購入すればよろしいかと思います。
③バイクにスピーカーを取り付けて垂れ流す
DQN(不良)が良く、「レゲエ」とか「ラップ」曲を大音量で流しながら走ってるアレです。
スピーカーには「メモリーカードを挿してそこから音楽を流すタイプ」「イヤホンジャックから音楽を流すタイプ」「ワイヤレスで音楽を流すタイプ」の3種類が有ります。
自分に合ったモノを選びましょう。
取り付け方法については、基本的にバッテリから伸びてるコードから分岐させるだけだと思いますので以下の記事とかを参考にしてみて下さい。
⇨バイクにシガーソケットを取り付ける方法【アドレスv125】
まとめ
音楽を聴きながらバイクを運転するというのは非常に気持ちの良いモノです。
1人でツーリングする際なんかは必須ですね。大声で熱唱してストレスを発散したい時なども同じく。
しかし、個人的に「スピーカーから音楽を垂れ流す方法」はオススメしません。
なぜなら、他のドライバー・歩行者から「アイツ頭悪いんだろうなぁ」と哀れみの目で見られてしまう可能性が大だからです
「そんなん全く気にしないぜ!むしろ目立ちたいぜ!」って人以外はおすすめしません。
引用元:http://like-channel.info/article-PJCjN4or、https://genn2.com/music-ihou/、http://moto-be.com/earphone、https://genn2.com/music-helmet/