日常で運転をしていれば必ず見かける右折車線とゼブラゾーン(正式名称:導流帯)。
実は、知らないと事故をした時に損をしてしまう、とんでもないルールがあったのをご存知でしょうか?
ゼブラゾーンは進入可能?
出典;Gooブログ
右折車線などのそばに必ずと言っていいほど設けられているゼブラゾーン(導流帯)。
進入禁止だと考え避けて走行している方も多いのではないでしょうか?
実は、こちらのゼブラゾーンですが、その定義は「車両の安全かつ円滑な走行を誘導するために設けられた場所」と言うもので特に進入禁止という事は無く侵入したところでそれを取り締まる条文がなければ罰則もありません。
それどころか、ゼブラゾーンを走る車と接触した際のとんでもない判例があることが明らかになっています。
過失割合はゼブラゾーン走行車が有利!?
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上記写真のようにゼブラゾーンから右折車線に侵入しようとしている赤い車と、ゼブラゾーンを避けて右折車線に侵入しようとした黒い車の接触事故の例ですが、この場合だとゼブラゾーンを走行していた車の方が有利になることが明らかになっています。
過失割合は、進路変更した側が70:後続車が30というのが、判例の基本となっている。
出典;carview
その理由はゼブラゾーンは走行不可ではないため。
そうなるとゼブラゾーンを走行している車からしたら前の車が不注意な車線変更で進路妨害をしてきたことになってしまいます。
気をつけて走行していたのに、過失の割合が高くなってしまうなんて最悪ですよね…
しかし、どうしてゼブラゾーンは進入禁止という考え方が根付いてしまったのでしょうか?
その理由は?続きはコチラ↓↓
ゼブラゾーンを進入禁止と考える理由
出典;イラストレイン
どうやらゼブラゾーンを進入禁止と考えるようになってしまった理由は、日本人のその真面目さに原因があるようです。
ゼブラゾーンは下記の写真のような場合にはもちろん進入禁止になります。
すると、真面目な方はゼブラゾーンに入ってはいけないという認識を持ってしまいます。
また、中にはゼブラゾーンは走行禁止と教える教習所も少なくないようですね。
更にはゼブラゾーンに似た進入禁止ゾーンもあるためそちらの認識と勘違いしてしまっている人も多いのでしょう。
間違いやすい標識
出典;HITACHI DRIVING SCHOOL
上記の指定区域内はいずれも進入禁止または停車禁止区域に当たります。
①安全地帯
①の安全地帯は道路を横断する人のために作られた場所です。
こちらの安全地帯は
- 車両は進入禁止
- 左側とその前後10m以内は駐停車禁止
- 歩行者のいる安全地帯のそばを通るときは徐行なければいけない
というルールがあります。
②立入禁止部分
こちらの立入禁止部分、かなりゼブラゾーンと似ていますよね。
そのせいでゼブラゾーンを進入禁止と勘違いしてしまう方も多いのではないでしょうか?
ゼブラゾーンは進入禁止というわけではありませんが②の立入禁止部分は決して通行してはいけません。
③停止禁止部分
この停車禁止部分はよく消防署や警察署などの前に設けられています。
こちらは進入禁止という訳ではありませんが緊急出動を必要とする際にこちらの前に車があるとその妨げになってしまうことから停車禁止になっています。
出典;HITACHI DRIVING SCHOOL
上記画像のように前方が車などで詰まっており、停止禁止部分に停止してしまう恐れのある場合は侵入してはなりません。
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ネットの反応
- ゼブラゾーンって入ってよかったのかΣ(・∀・;)
- この判例の事故で自分が過失割合高い方になったら絶対納得できないwww
- 今まで避けて走ってた…
やはり、世間の多くはゼブラゾーンは避けて走るという認識が強いようです。
もしも自分がゼブラゾーンに侵入して走行しようとするときも、世間はそれを知らずに走行している人が多いと認識した上で気をつけて運転しましょう!
引用元:https://vipper-trendy.net/zebra-zone/