日本では人は死んだ後火葬されます。
しかし、そうしない場合、
ウジ虫が体の60%を食い尽くす?
一体、どういうことなのでしょうか。
身体の変化
オーストリアの精神分析学者で
精神科医のフロストが
「あらゆる生あるものの目指すところは死である」
という言葉を残しています。
人間、永遠には生きられません。
だからこそ、人は死を恐れます。
人間の身体を生命活動をする物資
としてとらえれば、死後は
細胞レベルでの腐敗が始まります。
その過程を図で表すと
こうなります。
細かく順番に見てみましょう↓
①心臓が止まるとともに血液の流れが停止する。
心臓が止まった時を、
医学的には『死亡時刻』とし『死』とします。
いったん心拍が止まると、
体中に酸素を巡らせていた血液の流れがなくなり、
酸素を奪われた体のあらゆる部位に死が訪れます。
②体の色が変わる。
血液の流れがなくなると、
体の色が変わり始めます。
地面に近い方の皮ふの一部が、
赤紫あるいは青紫色になるのです。
③死斑(しはん)が出来る
血液が局所的に固まりだし、
その部分だけ皮ふの色が変化します。
その時にできる
アザのようなものを死斑と呼んでおり、
死因によって色が変化します。
④死後硬直
人間は37℃の熱を失い、
徐々に外の温度と同じになります。
これを死冷(しれい)と呼んでいます。
その後、死体の筋肉が固まって
動かしにくくなる『死後硬直』が
すぐにではないですが始まっていきます。
室温20℃では、
亡くなってから約2時間ほどで始まり
死後12時間ほどで全身にいたります。
さらに数十時間経つと、
筋肉のタンパク質が分解され筋肉組織が崩壊し、
筋肉は一切の役目を終えて死後硬直がとけるのです。
⑤皮膚の伸縮
体中の筋肉が既に役目を終えてしまっているため、
皮膚がゆるんだ状態となります。
その後、皮膚が水分を失い、
体全体の皮膚は収縮するのです。
眼球の水分も蒸発していき、
眼周辺の落ちくぼみが
目視で確認できるようになります。
⑥便や尿の排出
死後硬直が解けると筋肉がゆるむため、
お尻にある括約筋もゆるんで開いた状態になります。
そのため死体から尿や糞便が排出される場合が。
ただし、これは必ずしも起きるとは限らないことです。
⑦腐敗臭が出てくる
細胞が死ぬと酵素を放出し、
自らの細胞を消化し始めます。
その後、腸内細菌やバクテリアが
体内のタンパク質、炭水化物などを分解し始め、
有害で悪臭なガス(腐敗臭)を発生させるのです。
⑧動物が死体に入り込み、食べ始める
腸内細菌やバクテリア等が体を分解し始めると、
彼らが生成した匂いに釣られて
ハエたちが体中に卵を産みつけるのです。
数時間で産まれた幼虫は体内をむしばみ始めます。
⑨体全体が膨らみ、内臓が全てガスや液体に
内臓部分で生成された腐敗ガスは
体全体を膨らませ、目を圧迫して
目のくぼみから飛び出させたり、
舌を口から飛び出させたりします。
その後、タンパク質の分解が起こり
いままで結合していた
細胞同士が離れ壊れていくのです。
そして全ての臓器を消化して
液体やガスを生成します。
人体で最後に残るのは…..↓
⑩白骨化
死後、最後に身体の部位で残るのは骨。
骨以外は、バクテリアなどによって
全て消化されてしまうのです。
最後まで残った骨も長い年月をかけて、
バクテリア、藻、菌類などによって分解され、
最終的に土へと還ります。
腐敗した時にウジ虫が食べ散らかすのは
体の60%と言います。
自分が死んだ後にウジ虫に食べられるとか
寒気しますね・・・
しかし、先にもあげたように
日本では火葬があります。
バクテリアなどのお世話になる前に
火葬され、灰になる。
現在ではこれが普通の流れでしょう。
人間だけでなく、命のあるものは
やがて地球にかえる。
土の肥やしになるのが自然です。
この先、科学がもっと発達したら
冷凍保存や脳の移植なども
あるかもしれないですね。
さらにクローン技術が
完成することがあったとしたら・・・
これからどうなってしまうのか。
どこまで科学が進化すのでしょうか。
ネットの反応
・永遠のテーマだな
・死ぬのは怖くない。
っていうやつもいるな
・分子レベルまでいくとそうなる
・量分子学的な考えはまた違う!
昔から、王様も皇帝も
永遠の命を欲しがるものですよね。
しかし、命あるものに平等に訪れるのは死です。
科学が進歩しても、そこを覆すのには
倫理的な歯止めがあるでしょうね。
引用元:https://vipper-trendy.net/shigo-karada