親指と小指くっつけた時に手首に腱が
浮き出る人と浮き出ない人がいるって
知ってましたか?
そこには人類の進化の過程がありました。
腱が出てこない人もいる
腕を机などの平らな場所におき、
親指と小指をくっつけて、手首を見てみてください。
2本の“腱”が浮き出てきましたか?
実は浮き出てこない人もいます。
左が浮き出てるひと、右が浮き出てない人です。
出典;はつらつ
この腱は、長掌筋と呼ばれる
器官の名残だと言われています。
この筋肉は上腕部から手首にかけて伸びています。
元々は手首の動きをサポートする筋肉でしたが、
現代の人類にとっては必要がなくなったため、
この筋肉が無い人もいるようです。
出典;Pinterest
今では
日本人の約5%、白人では約20%位の人が
この筋肉が無いそうです。
無くても困らないのは、
この筋肉の周辺にある橈側手根屈筋などが
役割をちゃんと果たしてくれるから。
長掌筋はもはや何の意味も持たないので
これがなくても日常生活に
なんら支障をきたすことはないそうです。
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人間には退化器官が残されている
また、人間には「退化器官」と呼ばれる
今はあまり使われなくなり
殆ど用をなさない器官が残されています。
一番有名なのは尻尾の骨。
人間に尻尾はありませんが骨はまだ残されています。
他には耳を動かす「耳介筋(じかいきん)」。
10種以上もの耳介筋を持っている動物もいますが、
人間では「前耳介筋」「上耳介筋」「後耳介筋」の3筋が
わずかに認められる程度。
それも器用に動かせる人は皆無です。
出典;カラパイア
長掌筋は別の役割を果たす
しかし、
長掌筋は今は別の役割を果たす場面があります。
この筋肉を使うのはプロ野球の投手。
と言ってもこの筋肉を使って
ボールを投げるわけではありません。
“トミー・ジョン手術”と呼ばれる
肘の靭帯の再建術で使用されるのです。
断裂した肘関節の内側側副靭帯に
反対側の腕の長掌筋を移植します。
出典;ピクスポ
最近ではダルビッシュ投手がこの手術を受け、
無事復帰しています。
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プロ野球の投手にとっては、
あって良かった筋肉かもしれませんが、
いずれ長掌筋を持たない人が増えていくかもしれませんね。
ネットでの反応
・普通にあるわw これで移植手術できる!
・筋肉なんか 骨かと思ってたよ
・ない人いるの知らんかった
・親知らずみたいに痛くなるのはほんまいらん
進化の過程で無くなっていくのだとすれば
長掌筋も無い方が進化した人間なのかもしれませんね。
引用元:https://vipper-trendy.net/oyayubi-koyubi/