サンサーラ速報❗️

「冗談だろ!??www」フランス人の1日の労働時間が3時間!!!!

先日、フランス政府から経営難のタイヤ工場への投資を依頼されたアメリカの某タイヤ会社が「視察してみたが、1日のうち労働3時間、休憩が1時間、残る3時間がおしゃべり。そんな工場を買収するなど馬鹿げてる。」と返答したことが話題になっていました。 

先進34ヶ国加盟のOECD(経済協力開発機構)による、2011年の「労働時間あたりのGDP」は57.7ドルで7位と意外にも(失礼!?)ドイツ(55.8ドル:8位)や日本(41.6ドル:19位)より上位にランキングされており、相当に高い生産性を維持しています。これはいったい何故なのでしょう。 

これは、35時間労働制の導入で企業から効率アップを求められたフランスの労働者は、一旦は反発したものの、もとより世界一効率がいいといわれる働き方を更に研ぎ澄ましたのです。 

http://www.pmc-net.co.jp/gallery/gallery-992-47545.html

 

フランスの労働法では、労働時間は週35時間または年1,607時間と定められています。日本の週40時間より5時間も短いですね。またフランスでは、仕事を勤務時間内に終わらせる風潮が徹底されていて、これができなければ仕事ができない人だというレッテルが貼られることも。フランスはれっきとした先進国、労働時間を短くしたからといって経済成長が置いてきぼりになっているわけではないことが分かります。

サービス残業や持ち帰りが当たり前になっている日本とは大きな違いですよね。

 

フランスは有給休暇で1カ月休暇が取れる?

出典:Free Images – Pixabay

日本との大きな違いとして、長期の有給休暇が挙げられます。

ワークライフバランスを重視する国民性も手伝って、年5週間取得できる有給休暇はバカンスのために使います。バカンスはクリスマス、復活祭、夏と大きく年3回あり、多くの人が5週間の休暇をどう過ごすか、計画を立てながら楽しみに待っています。日本では転職でもしない限り、こんなにたくさんの有給休暇はもらえませんよね。

厚生労働省が平成27年調査した労働者1人あたりの有給休暇取得状況をみると、男女平均で8.8日。取得率も47%と、フランスにはまったく及びませんね。

世界各国とも比較してみましょう。エクスペディア・ジャパンが発表した「有給休暇国際比較調査2016」によれば、有給休暇消化率ワースト3ではインド、韓国に次いで日本はなんとワースト1位に。100%消化している国にはフランスの他にもドイツ、ブラジル、スペイン、オーストラリアがランクインしています。

 

週35時間労働の撤廃が検討されている!?

出典:Free Images – Pixabay

フランス政府は、経済改革の一環として週35時間労働制の改革を検討しているとテレグラフ紙(2016年1月26日 イギリスの新聞)が報じています。

フランスの週35時間労働は2000年に導入された制度(※1)ですが、これがグローバル社会の中でフランスの競争力を低下させていると考える雇用主が増えているのです。しかし、労働組合はこの改正案に猛反発。時短制度のような短い勤務制度は神聖な権利であるという主張を強めている状況なのです。フランスの週35時間労働は、私たち日本人からすれば羨ましい制度ですが、将来的には撤廃される可能性や制度を変更する可能性が高まっています。

※1 JIL「労働時間規制に係る諸外国の制度についての調査」第3章フランス より

 

フランス人は、プライベートは大事にするけれど会社の仕事はきちんとやらない。そんなイメージを抱く人も多いでしょう。米タイヤ製造大手のCEOが、2013年に仏政府から経営難に陥った工場を買収してほしいと打診された際にも、

「バカバカしい。フランス人は1日3時間しか働かないじゃないですか」

と断ったという逸話があります。しかし経済のグローバル化の進展に伴い、フランス人の「短時間労働」の神話も終焉を迎えている――。英BBCがそんな記事を掲載しています。(文:遠藤由香里)

 

↓現状は半数が残業している。次ページ↓

半数以上が「週35時間」の制限を超えて残業している

「休憩と昼休みに1時間、おしゃべりに3時間、仕事に3時間費やす。フランスの労働組合員に面と向かってこれを指摘したら、それがフランスの働き方だと言われた」フランスの労働時間は、法律で週35時間に制限されています。ウィークデー5日でこれを割ると、1日7時間。前出のCEOはこの時間の使い方について、次のような内訳であると述べています。

フランス人の働き方については、記事でも「ランチをゆっくりと食べ、南の島で長いバカンスを楽しんでいるイメージがあるのでは?」としています。しかし最近では、他のヨーロッパの国々と同じくらい働くようになっているとのこと。

「9時頃から19時30分くらいまで働いています。週に45~50時間ですね」

パリの建設会社で働くオリバー氏は、そう明かします。週35時間は「ここからは時間外労働だ」と伝える境界ラインにすぎなくなっているのだそうです。

これまで弁護士などの専門職ではない一般社員は、35時間労働を厳格に制限されてきたはずですが、2010年の調査ではフルタイム勤務者の50%が残業をしており、現在ではより多くの人が週35時間を超える労働をしていると見られています。

 

スペイン人も「パソコンの前でランチ」するというが・・・

この傾向はスペインも同様です。長い昼食を取りシエスタを楽しんでいるのも、いまやイメージに過ぎないと言います。マドリードで働くパブロ・マルチネス氏は、8時から18時30分まで働いているそうです。

「世界のマーケットについていこうとして、スペインも変わってしまいましたよ。パソコンの前でランチを食べることも珍しくない。私が働き始めた20年前は、そんなことはなかったのにね」

実のところ、ヨーロッパの労働時間は国ごとにそれほど違いがあるわけではありません。平均週41時間で、最短が39時間(ノルウェー)、最長が43時間(オーストリア)と小さい幅の中に収まっています。

ただしこの統計では、「休憩と昼休みに1時間、おしゃべりに3時間」といった時間の使い方の質については分析されていません。フランス人は、本当にちゃんと働くようになったのでしょうか?

 

 

引用元:http://geino-navi.seesaa.net/category/25077428-3.html、https://news.careerconnection.jp/?p=14672