日本人と中国人のマナーの違いについては、時折話題になりますが、とあるタイ人の方が、フランスTGVの車内でたまたま見かけた日本人グループと中国人グループのマナーの違いについて、Facebookに投稿した内容が話題になっています。
日本人のグループは外の景色を眺めて、時折何かを指差したりしながら静かに会話していました。会話をするときには相手の顔に自分の顔を寄せて耳の近くで囁くように話して、周りの乗客の迷惑にならないようとても気を使っているのが伺えました。
それに比べて中国人のグループはあらゆる行動が正反対。まるで列車中の乗客に自分たちがここで会話してますよって宣伝してるみたいな大声…。電車が終点に近づくと、乗客たちは降りる準備を始めました。日本人のグループは他の乗客が先に降りるのを静かに座って待っています。
でも、中国人のグループはまだ電車が止まりきらないうちから、急いで立ち上がって、通路に立っている他の乗客を手で押しのけながら進んでいく。
出口のドアの前に誰よりも早く並ぶためにね。僕もどうして彼らがそんなに急いで降りようとするのか理解できなかったよ。終点だからどうせ乗客全員ここで降りるのに。そして、もうひとつ僕の目を引いたのが中国人グループがテーブルに捨て置いていったゴミ。(右の写真)
それに比べて日本人のグループを見てよ。ゴミは全てキチンとビニール袋に入れられて、自分の席の下に置いてある。(左の写真)僕は少し興味を惹かれて日本人のグループと一緒に最後まで車内に残っていたんだ。いよいよ降りる段になったから、僕は微笑みながら手で日本人グループにどうぞ先に降りるようにって促した。そうしたら、彼らは僕に会釈しながら「ありがとう」って言ってくれたんだ。わざわざお礼を言われるほどのことをしたわけじゃないのに!
しかも、彼らは席の下に置いていたゴミ袋を引っ張りだして口を開けると、隣のテーブルに置いてあった中国人グループが残していったゴミまでその袋に一緒に入れて、それからようやく電車を降りていったんだ。
僕は本当に日本人を大好きになったよ! 世の中を少しでも良くしてくれて本当にありがとう~。
▼ 動画でも紹介されています。
このお話を聞いた日本人の方の反応も様々ですが、「自分にも同じ対応ができるかな?」や、「日本人にもマナーの悪い人はいる」といった意見も結構あるみたいです。
▼ このお話をきっかけにマナーについてもう少し意識できるといいですね
フランスの列車でたまたま日本人と中国人の近くに座ったタイ人が「日本人を大好きになった!」とその行動を絶賛!! – 親日国タイの反応 http://t.co/WoUE0zKKIy 私だったらこの日本の方みたくできるかな〜( ´・ω・`)外国にいるときは尚更マナーに気をつけたいな。
— はっぱ (@Happax2318) 2014, 10月 10
▼ まさにその通り!みんながマナー良くなればいいですよね
フランスの列車でたまたま日本人と中国人の近くに座ったタイ人が「日本人を大好きになった!」とその行動を絶賛!! – 親日国タイの反応 http://t.co/WXYAjtXIGk 日本人でも、マナー悪い人は居るから、全員がマナー良くなるといいね
— 鳳華 (@whiterosequeen) 2014, 9月 12
▼ なるほど。確かに全員が当たり前のことと思っていれば、自然とマナーは良くなるかもしれませんね
全ての日本人が上の例に取り上げたようにマナーが良いわけではありません。しかし、日本人が古来から習慣としていることに謙虚な姿勢があるのも間違いないのではないかと思います。よりたくさんの日本人がマナーを良くしようと心掛け、取り組んでいくことで、海外からの印象は大きく変わるのかもしれませんね。
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政府が進めるクールジャパン戦略の進捗にかかわる評価はともかくとして、外国人から見てみると、いまなお日本人の行儀の良さが「クール」であることは間違いないようだ。
商談で度々日本を訪れるという30代の米国人ビジネスマンは、心底感心した様子でいう。
「日本は公共の場所に必ずゴミ箱があるし、観光地ではゴミを持ち帰るルールも浸透している。本当にどこへ行っても街がキレイですね」
何気なく暮らしていると気付きにくいことも少なくない。
「日本人はエレベーターで見ず知らずの人にも『開』ボタンを押して先を譲りますよね。エスカレーターなら、どこにも何も書いてないのに片側をきちんと空けて急ぐ人のための道をつくっている。オ・モ・テ・ナ・シの国なんだなって思います」(シンガポール出身の女子学生)
たとえば東京は物価の高さからいえば、決して暮らしやすいとはいえない都市だし、満員電車や渋滞でも悪名高い。それでも、感心することは多いという。香港から赴任している40代の証券マンの声だ。
「車列に入れてもらったり、道を譲ってもらった時に多くのクルマがハザードを点けてありがとうのサインをしますね。最初は意味がわからなかったのですが、みんな渋滞でイライラしてるはずなのにあくまで協調性を失わない。
有名なお店に並ぶ時の行列もそうですね。誰もインチキして順番を飛ばそうとしたりしないで大人しく待ってる。素晴らしいですよ」
近頃はベビーカーで電車に乗ることの是非が論争になったりもしたが、外国人にとっては電車内でのマナーも概ね好評といえそうだ。
↓外国人から見る「クールジャパン」とは?次ページ↓
前出の米国人ビジネスマン。
「朝のラッシュ時でも知らない人同士が見事に綺麗に並んでまず乗客を先に降ろし、間髪入れずに乗り込む。流れを阻害する要因が極めて少ないからこそダイヤは正確なわけですからね。夜は迷惑な酔っ払いをたまに見ますが(笑い)絶対数はすごく少ないし、女性が深夜にひとりで乗っても問題ない。みんな譲り合って坐ってますものね」
日本人のモラルの低下が叫ばれることもままあるなか、外国人からみればまだまだ品位は保たれているようでひと安心である。
外資系予約サイトがかつてホテルの従業員に行なったアンケートによると、宿泊客としての日本人のマナーはイギリス、カナダ、ドイツ人らを抑えて圧倒的な1位だった。もともとの意識の高さに加え、ルールを順守する精神も強いがゆえなのだろう。
日本人の適応性が顕著に現れているといえそうなのが、分煙ルールではないか。
まだまだ満足するレベルにはないとする手厳しい向きもあろうが、千代田区で路上喫煙が禁止されてからのこの約10年 、喫煙環境は様変わりし、駅のまわりや飲食店等でも様々なかたちの分煙環境を目にするようになった。それとともに、一昔前と比べれば、喫煙者のマナーも向上している。
日本駐在となった夫ともに8年前に来日した米国人女性はこんな言い方をした。
「日本人が分煙に取り組むスピード、その緻密さは凄いと思います。 アメリカでは、建物内を全面禁煙にしても屋外には特に厳密な制限は設けていないので、ニューヨークでもLAでもビルの外ではみんな適当にプカプカやってますし、ポイ捨ても少なからずある。でも、日本人はいったん分煙すると決めたら、喫煙所をきっちりつくってそこに集まって本当にお行儀よく吸いますよね。
コンビニに行けば携帯灰皿は必ず売ってますし、空港や高速道路のサービスエリアの最新型の喫煙所なんてアメリカとは違って、屋外であっても、きっちり屋根や壁もあり、空気清浄機まで入っている所もありますよね。 あれを見るとクールジャパンを実感しますよ」
2020年の五輪は、東京が世界のモデル都市であることをアピールする場になる。「日本人のマナー劣化」は避けたいものだ。
引用元:http://newskininaru.com/app845/、https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/1024/sgk_141024_9390459491.html