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【恐怖】ススススー・・・「誰か通ったよね!?」お祓い中に起こった不思議体験の真相とは?

身内に不幸があったり、空き巣に入られたりと不幸が続いていた時期がありました。

あまりにも悪いことが家族に続くので、何か家についているのではないかと思い、お祓いをすることに。

すると、その場にいた家族全員お祓い中にスッと誰かが立ち去るような感じを受けたのです。

 

今まで大きな不幸もなく平凡に過ごしてきた我が家

ですが、急にそんな日々がガラッと変わってしまったのです。

元気だった身内が急に倒れ、そのまま亡くなってしまったり、いつもは鍵をかけているのにその日だけ鍵をかけていなくて空き巣に入られてしまったりと不幸が連続で起こってしあったのです。

その他にも、家族の車がスーパーで当て逃げされてしまったり、何もないところで転んで祖母が大怪我をしてしまったりと不幸は続きました。

とは言っても、さすがに不幸もこんなに何度の続かないと思い、何もすることもなく毎日を過ごしていました。きっといつか終わりがあるだろうと。ですが、それは甘い考えだったようで不幸は終わることはありませんでした。

丁度その時兄の大学受験もありましたから

「この不幸の連続で受験失敗なんてことになったら」と両親は思ったようで、家でお祓いをしてもらおうと言い始めたのです。私自身、このままだとまた不幸が起こり続けてしまいそうだったので、すぐにでもお祓いをしてほしいと思いました。

当日、いつもお世話になっている神社から神主さんに来てもらい、家族全員揃ってお祓いをしてもらいました。お祓い自体が産まれて初めてだった私は「こんなことで本当に不幸が止まるのだろうか」と半信半疑だったのですが、その時不思議なことが起こったのです。

それは「誰かが後ろを通っていくような感覚」でした。確かに、私の後ろを誰かが通り過ぎて行ったのです。ですが、隣を見れば家族は全員揃っていますし、神主さんはお祓いを続けています。

お祓いの日に来客があるなんてありえませんし

あるとしたら玄関から呼ぶ声かチャイムが鳴るはず。そんなことは一切ありませんでした。そう、この家には私達家族と神主さんしかいないのです。

そんな不思議な感覚を忘れることができないままお祓いは終わり、神主さんも帰られ、家族に「お祓い中に誰か後ろ通らなかった?」と聞いてみました。すると驚くことに家族全員が同じことを感じていたらしいのです。

もしかすると、この家自体に何か悪いものが憑りついていて、お祓いをすることによって家から出ていったのかもしれないという話になりました。

そう思うと、いつからいたのだろうと恐ろしくて仕方ありませんでした。
それからは、家族にも身内にもそんな大きな不幸が続くこともなくなり、いつもの日常に戻りました。ですが、あの不思議な感覚を今も忘れることができないでいます。

 

↓神社にお祓いに行った時の不思議体験は次ページ↓

引用元: 死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?228

 
本来自分は心霊番組があれば絶対見るくらいのオカルト大好き人間なんだけど、心霊現象自体には否定的
(こういう奴が一番多いんじゃないか?)で、お祓いが利くなんて全く信じちゃいなかった。
自家用車に神主が祝詞をあげるサマを想像すると、シュールすぎて噴き出してしまう。そんなものを信用する
なんて、とてもじゃないが無理だった。
彼女にしてもそれは同じ筈だった。彼女は心霊現象否定派で、なお且つオカルトそのものに興味がなかった。
だから俺が何の気なしに言った『お祓い』に食いついてくるとは予想外だった。
まぁそれは当時の俺が、いかに追い詰められていたかという事の証明で、実際今思い返してもいい気はしない。

俺は生来の電話嫌いで、連絡手段はもっぱらメールが主だった。だから彼女に神社に連絡してもらい(ダメ社会人!)、
お祓いの予約を取ってもらった。
そこは地元の神社なんだけど、かなり離れた場所にあるから地元意識はほとんどない。ろくに参拝した記憶もない。
死んだ親父から聞いた話しでは、やはり神格の低い?神社だとか。しかし神社は神社。数日後、彼女と二人で神社を
訪ねた。

 

375: 2/5 2009/09/14(月) 02:51:34 ID:UL+vul1d0
神社には既に何人か、一見して参拝者とは違う雰囲気の人たちが来ていた。彼女の話しでは午前の組と
午後の組があって、俺たちは午後の組だった。今集まっているのは皆、午後の組というわけだった。
合同でお祓いをするという事らしく、俺たちを含めて8人くらいが居た。本殿ではまだ午前の組がお祓いを
受けているのか、微かに祝詞のような声が漏れていた。
所在なくしていた俺たちの前に、袴姿の青年がやって来た。
「ご予約されていた○○様でしょうか」袴姿の青年は体こそ大きかったが、まだ若く頼りなさ気に見え、(コイツが
俺たちのお祓いするのかよ、大丈夫か?)、なんて思ってしまった。
「そうです、○○です」と彼女が答えると、もう暫らくお待ち下さい、と言われ、待機所のような所へ案内された。
待機所といっても屋根の下に椅子が並べてあるだけの『東屋』みたいなもので、壁がなく入り口から丸見えだった。
「スイマセン、今日はお兄さんがお祓いしてくれるんですかね?」と、気になっていた事を尋ねた。
「あぁ、いえ私じゃないです。上の者が担当しますので」
「あ、そうなんですか(ホッ)」
「私はただ段取りを手伝うだけですから」と青年が言う。
すると、待機所にいた先客らしき中年の男が青年に尋ねた。どうやら一人でお祓いを受けに来ているようだった。
「お兄さんさぁ、神主とかしてたらさ、霊能力っていうか、幽霊とか見えたりするの?」
その時待機所に居る全員の視線が、青年に集まったのを感じた(笑)。俺もそこんとこは知りたかった。
「いやぁ全然見えないですねぇ。まぁちょっとは、『何かいる』って感じることも、ない事はないんですけど」
皆の注目を知ってか知らずか、そう笑顔で青年は返した。
「じゃあ修行っていうか、長いことその仕事続けたら段々見えるようになるんですか?」と俺の彼女が聞く。
「ん~それは何とも。多分・・・」青年が口を開いた、その時だった。

 

↓次ページへつづく↓

376: 3/5 2009/09/14(月) 02:52:56 ID:UL+vul1d0
シュ、シュ、シュ、シュ、シュ、シュ、シュ、
入り口にある結構大きな木が、微かに揺れ始めたのだ。何事だと一同身を乗り出してその木を見た。
するとその入り口の側に、車椅子に乗った老婆と、その息子くらいの歳に見える男が立っていた。
老婆は葬式帰りのような黒っぽい格好で、網掛けの(アメリカの映画で埋葬の時に婦人が被っていそうな)
帽子を被り、真珠のネックレスをしているのが見えた。息子っぽい男も葬式帰りのような礼服で、大体50歳
前後に見えた。その二人も揺れる木を見つめていた。
シュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュシュ、と音を鳴らして、一層激しく木は揺れた。
振れ幅も大きくなった。根もとから揺れているのか、幹の半分くらいから揺れているのか不思議と分からなかった。
分からないのが怖かった。
ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!
ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!ビュン!
木はもう狂ったように揺れていた。老婆と男は立ち止まり、その木を困ったように見上げていた。
すると神主の青年が、サッと待機所から飛び出すと、二人に走り寄った。

「△△様でしょうか」木の揺れる音のため、自然と大きな声だった。
うなずく男。
「大変申し訳ありませんが、お引取り願いませんでしょうか。我々ではどう対処も出来ません」
こちらに背を向けていたため、青年の表情は見えなかったけれど、わりと毅然とした態度に見えた。
一方老婆と男は、お互いに顔を見合わし、うなずき合うと、青年に会釈し引き上げていった。
その背中に青年が軽く頭を下げて、小走りで戻ってきた。いつの間にか木の揺れは収まり、葉が何枚か落ちてきていた。

 

378: 4/5 2009/09/14(月) 02:55:05 ID:UL+vul1d0
「い、今の何だったの!?」と中年のおじさん。
「あの木何であんなに揺れたの?あの二人のせい?」と彼女。俺はあまりの出来事に、言葉が出なかった。
興奮する皆を、青年は落ち着いて下さい、とでも言うように手で制した。しかし青年自体も興奮しているのは
明らかだった。手が震えていた。
「僕も実際見るのは初めてなんですけど、稀に神社に入られるだけで、ああいった事が起きる事があるらしいんです」
「どういう事っすか!?」と俺。
「いや、あの僕もこういうのは初めてで。昔居た神社でお世話になった先輩の、その先輩からの話しなんですけど・・・・」

青年神主の話しは次のようなものだった。
関東のわりと大きな神社に勤めていた頃、かつてその神社で起きた話しとして先輩神主が、さらにその先輩神主から
伝え聞いたという話し。
ある時から神主、巫女、互助会の組合員等、神社を出入りする人間が、『狐のお面』を目にするようになった。
そのお面は敷地内に何気なく落ちていたり、ゴミ集積所に埋もれていたり、賽銭箱の上に置かれていたりと、日に日に
出現回数が増えていったという。
ある時、絵馬を掛ける一角が、小型の狐のお面で埋められているのを発見され、これはもうただ事ではないという話しになった。
するとその日の夕方、狐のお面を被った少年が、家族らしき人たちとやって来た。間の良いことにその日、その神社に所縁の
ある位の高い人物が、たまたま別件で滞在していた。その人物は家族に歩み寄ると、
「こちらでは何も処置できません。しかし○○神社なら手もあります。どうぞそちらへご足労願います」
と進言し、家族は礼を言って引き返したという。

 

379: 5/5 2009/09/14(月) 02:56:42 ID:UL+vul1d0
「その先輩は、『神社ってのは聖域だから。その聖域で対処できないような、許容範囲を超えちゃってるモノが来たら、
それなりのサインが出るもんなんだなぁ』って、言ってました」
「じゃあ今のがサインって事か?」とおじさんが呟いた。
「多分・・・・まぁ間違いないでしょうね」
「でもあのまま帰しちゃって良かったんですかね?」という俺の質問に青年は、
「ええ、一応予約を受けた時の連絡先の控えがありますから。何かあればすぐに連絡はつきますから」
「いやぁでも大したもんだね、見直しちゃったよ」とおじさんが言った。俺も彼女も、他の皆もうなずいた。
「いえいえ!もう浮き足立っちゃって!手のひらとか汗が凄くて、ていうかまだ震えてますよ~」と青年は慌てた顔をした。

その後、つつがなくお祓いは済んだ。正直さっきの出来事が忘れられず、お祓いに集中出来なかった(多分他の皆も)。
しかしエライもので、それ以後体調は良くなり、不幸に見まわれるような事もなくなった。
結婚後も彼女とよくあの時の話しをする。あの日以来彼女も心霊番組を見たりネットで類似の話しはないかと調べたり、
どこで知ったのか洒落コワを覗いたりもしているみたい。やっぱり気になっているのだろう。もちろん俺だってそうだ。
しかし、だからといってあの人の良い青年神主に話しを聞きに行こう、という気にはならない。

「もしもだけどさぁ、私たちが入った途端にさ、木がビュンビュンって、揺れだしたら・・・・もう堪んないよね~」
彼女が引きつった笑顔でそう言った。全くその通りだと思う。あれ以来神社や寺には、どうにも近づく気がしない。

 

 

引用元:http://nobunaga.biz/strange/purification-ceremony.html、http://2chkowaihanashi-matome.com/archives/32104177.html