今から12年前の話ですが、高校の修学旅行で沖縄に行ったのですが、今まで一度も心霊体験をしたことがなく、霊感なんて無縁だった私が沖縄の夜、海のすぐそばのホテルで一人でいる時に体験してしまった心霊体験談です。
今から12年前の話ですが高校の修学旅行で沖縄に2泊3日行きました
旅行経験もそんなになく、初めての飛行機の離陸で乗り物酔いしてしまい、おまけに観光地巡りをするのは大型バスだったので一日中吐き気と頭痛で気分が悪く、体調は最悪だった1日目。
その日はせっかくの修学旅行の夜だというのに私は21時ごろ寝てしまいました。
当然同室の友達はそんな時間に寝るはずもなく、夜部屋を出ることは禁止されていたのですが止まったホテルはベランダをつたえば隣の部屋に行けるようになっており、
私が寝た後誰一人部屋にいることはなく皆別の部屋へ遊びに行ってしまっていました。
23時ごろ目を覚ますと誰もいなく、しばらくぼーっとして状況を呑み込めないでいるとふと目の前の窓に目が行きました。
すると白いカーテンのようなスカートのようなものがひらひらまっていてシルエットは人の形のように見えました。
人?と思いましたが私の泊まっている部屋は2階で窓のすぐ下は崖のようになっており
海があるだけの場所なんです。
人なんていれるわけないしましてや宙に浮いているなんて霊としか思えませんでした。
本当の恐怖を感じたときは声も出ず、しばらく動くことさえできずなぜか目をそらすこともできませんでした。
しかししばらくするとその白い影は消えてしまいました。
長い時間に感じましたが実質15秒程度だったと思います。
その後内線で隣の部屋に電話をかけ友達に戻ってきてもらいましたがこの話はしませんでした。
なぜかというと沖縄では戦争の際崖から自害した人が大勢いることを知っていたので、話のネタにしてはいけない気がしたからです。
今まで人に話したことはなかったのですが、私の感では戦争で自害した人の霊だったんじゃないかと思います。
特に何をされたわけでもなかったのですがその場の雰囲気も勝って当時は本当に怖い体験をしました。
↓ひめゆりの塔で不謹慎な生徒たちへの報い。次ページへつづく↓
沖縄のヒメユリの塔やガマで不謹慎な行いをした修学旅行生への報い
高校の修学旅行で沖縄に行った生徒の話です。
体験したのは黒澤くん(仮名)です。
彼ら一行は、学業の一環として『ヒメユリの塔』や『ガマ』に見学していました。
学業と言っても殆ど旅行みたいなものなので、多数の生徒は遊び半分で見学していました。
特にはしゃいでいたのは、河野くん(仮名)と林くん(仮名)でした。
『ヒメユリの塔』では、他の見学者であるおばあちゃんに
「不謹慎だよ、静かにしてね」
と注意されましたが、彼らは全く反省してない様子でした。
次に一行は『ガマ』へ向かいます。
相変わらずはしゃいでいる河野くんと林くんに嫌悪感を抱いている人がいました。
小倉くん(仮名)です。
彼はよく色んな生徒にからかわれているいじめられっこの立場にいました。
ですがこの時は、まるで親の敵を見るような目で河野、林を睨んでいました。
彼は何時も無気力で厄介事は避けようとしていたので、明らかに気分を悪くしてる様な顔見た事ありません。
気になったので黒澤は
「どうしたの?気分悪そうだけど…」
と聞きました。
小倉は
「いや…あいつ等がさ…結構やばい事してるから…」
といいます。
黒澤「河野くんと林くんの事?確かに不謹慎だよね、さっきも起こられてたし」
小倉「うん、黒澤くんもあいつ等から離れてた方がいいよ、巻き込まれるかもしれないから」
黒澤「ん??あぁ、また怒られそうだからね、とばっちりは嫌だから離れてるよ」
小倉「いや、怒られるだけならいいんだけどね…」
黒澤は、含んだ言い方をする小倉に
「どういう事?何かあるの?」
と聞こうとしましたが、先生の
「ハイつきましたー、これから洞窟になるので足元に気を付けて下さいねー、あとくれぐれも騒がないこと!特にそこの二人!」
で遮られました。
そこの二人!と指された河野と林を見て、絶対また何かやりそうだなと言う表情のまま、先生の説明は続きます。
「ここ『ガマ』では、戦時中民間の隠れ家、または兵隊の駐屯所としても使われており~…人は地獄の様だと…」
先生は説明しながら洞窟内へ入っていきます。
黒澤と小倉も先生に続いて入っていきます。
そして、大空洞に入ろうとした時でした。
小倉は
「ひっ!」
と小さく悲鳴を上げ立ち止まりました。
そのあと
「ごめん黒澤くん、俺もう無理」
と言い残して殿を務めていた先生の元に行き、付き添われながら洞窟を出て行ってしまいました。
黒澤は
「やっぱり何かあるのか、後で聞いてみよう」
と思いながら、小倉がヤバイと言っていた二人を見ました。
相変わらずはしゃいでいます。
「骨出るんじゃね?」
とか言いながら地面を蹴っています。
先生は、もう気にしないで
「はい、では明かりを消しますよ~本当に真っ暗になるんで気をつけてね~」
と言い明かりを消しました。
明かりが全くない、夜に目を瞑ってた方が明るいのではないか、と言えるほどの暗さでした。
黒澤が
「本当に真っ暗だな」
などと思っていた時です。
突然
「うわあぁぁぁぁ!!」
と言う叫び声が上がりました。
声の主は河野と林でした。
先生が
「林!河野!いい加減にしろ!」
と言っています。
しかし、河野と林は
「ああっあぁぁ!」
「いやだぁっぁぁ」
と叫びながら走り回っている様でした。
先生も流石に変と思ったのか、明かりを付けました。
河野と林がいません。
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…いや、立ち入り禁止のロープの奥にいました。
二人は、
「いやだぁぁぁ!やめてくれぇぇぇ!」
「それは俺のだぁぁ!とらないでぇぇ!」
「やめろ!やめろぉ!そんなのたべたくない!そんなのたべたくない!」
と泣き叫びながら、地面を素手で堀返しています。
先生は
「なぁ!…なにやってんだ!」
と駆け寄り、抱きかかえようとしたが、二人は振り払い
「だめだぁぁ!あんたは何も知らない!!何も知らない!」
「いやだ…こんなこと…たべるのはだめだ…あぁぁぁ…」
と叫びながら一心不乱に地面を掘ります。
「やめてくれぇぇ…人でなしぃぃ…」
と言いながら、河野と林は先生二人と生徒三人がかりで取り押さえられ、洞窟から連れ出されました。
他の生徒も続いて出て行きます。
外のベンチには俯いた小倉が座っていました。
小倉は
「あいつ等おかしくなったんでしょ?自業自得だな…」
と言ってきました。
黒澤は
「小倉くん、何か見えたんだよね、何が見えたの?」
と聞きました。
小倉「頭だよ…人の…笑顔だったり怒ってたり、泣き顔だったり…青白い人の頭が…俺達が入ったとたん、地面からニョキ~って生えてきて…ゆらゆらと動き出したんだ…」
黒澤「頭!? 体は無かったの?」
小倉「無い、首の長さが2mくらいで…首から下がない20人以上の頭が…ゆらゆらと揺れてた…」
「俺、昔から良く見るんだよね、そういうの。でも今までに見たのとは比べ物にならない、ここは恐ろしすぎる…」
小倉はそう付け加えました。
河野と林は、その後まる一日病院で寝込み、『ガマ』に入った時の記憶が無くなっていました。
黒澤は後で河野と林から、神社にお払いに行って3日間しごかれたと聞いたそうです。
引用元:http://nobunaga.biz/fear/okinawa.html、http://kowai-story.net/archives/14562