【産後~〇ヶ月までが勝負!!】間違いだらけの骨盤矯正。今、明かされる最新の骨盤矯正

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【其の五】出産で開いた骨盤は「自然に閉じる?閉じない?」の嘘ホント

出産で開いた骨盤は「自然に閉じる?閉じない?」の嘘ホント

強靭な靭帯や筋肉で補強され、ほとんど動く事のない骨盤も、出産の時は大きく動きます。これは妊娠中~出産時に分泌されるホルモン「リラキシン」の働きによるもので、赤ちゃんの通り道を作るために恥骨結合がゆるみ、出産時に骨盤が最も開いた状態になります。

通常時の骨盤と、産後の骨盤は次の図のようになるようです。

通常時の骨盤と、産後の骨盤
(出典:dacco-web.com)

ここで気になるのが「この大きく開いた骨盤は、時間が経てば“自然と”元通りになるのかどうか?」という事でしょう。

よく「自然に元に戻ることはない!開いた状態のまま固まる!骨盤矯正が必要!」などと言われているので、そのために骨盤矯正をしようと考えるママは多いです。しかしこれは、骨盤矯正をウリにしている業界のセールストークである部分が大きく、基本的には「出産で開いた骨盤は自然に閉じる」のがホントのところです。

昔は骨盤矯正なんてありませんでしたが、女性は5人6人とたくさんの子供を産んでいました。もし骨盤が開いたままなのであれば、とても無理なことですから、それを考えれば「出産で開いた骨盤は自然に閉じる」のは当たり前だと分かって頂けるでしょう。

※ただ、産前から骨盤が大きく歪んでいたり、産後、無理をしたり偏りのある身体の使い方ばかりしていたりすると…

例えば仙腸関節であれば「左右の可動性に差が生じ、片側の関節がなかなか正常に戻らず痛みを生じる」とか「仙腸関節の機能障害」になったり…、恥骨結合であれば「恥骨結合離開」といった症状になる可能性はあるようです。そうなった場合、医師や専門家による適切な治療が必要となってきます。

【其の六】産後1ヵ月はとにかく安静にすべし!

1ヵ月で床上げ?産後1ヵ月はとにかく安静に!

出産でゆるんだ骨盤が元に戻るには、最低でも2ヵ月くらいかかるとされており、特に産後1ヵ月くらいは無理をせず安静にすることが大切と言われています。最初にしっかり安静にできるかどうかで、その後の経過も変わってくるそうです。

昔は「産後1ヵ月で床上げ」といわれ、それまでは布団を敷きっぱなしにして「ママの身体の回復」「育児」に集中できるようにしていたそうです。(最近では、無理のない範囲で少しずつ家事を再開し、少しずつ身体を動かすようにした方が回復に良いとされています。)

ですので、産後1ヵ月くらいは安静を心がけ、骨盤に大きな負担がかからないようにしましょう!激しい運動はもちろん厳禁ですし、骨盤に力が加わるような施術も避けた方が良いです。

また、産後は骨盤が安定していませんから、赤ちゃん以上に重いものは持たないようにすることをオススメします。特に上のお子さんがいる場合、妊娠中に寂しい思いをさせた分、甘えさせてあげたくなるかもしれませんが、立った状態で抱っこするのは控えた方が良さそうです。

骨盤矯正についても「産褥体操で子宮や身体を回復をさせる」くらいの軽度のものにすると良いでしょう。「骨盤ベルトを使用して不安定な骨盤をサポートする」「正しい姿勢を意識するためにリフォームインナーを着用する」などもオススメです。

 

 

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