ブラック企業、長時間労働、サービス残業など日本ではそれが当たり前のようになってしまいました。
そんな中、ドイツの働き方が素晴らしいと話題になっています。
日本とドイツの働き方の違い
1年間の平均労働時間は、ドイツが1366時間で、日本の1729時間と比べ20%も短いです。
一方、労働時間あたりのGDP(国内総生産)はドイツが58.98ドルで、日本の39.45ドルのおよそ1.5倍もあります。
このデータから見て分かるようにドイツは日本と比べ、短い労働時間で結果を出し、質の良い仕事をしているようです。
量を重視する日本と質を重視するドイツ
日本では、仕事の量が重視されます。
長時間労働がよいとされてきた影響で、今でも平日は朝早くから夜遅くまで会社で過ごすという人は少なくありません。
一方、ドイツでは仕事の質が重視されます。
仕事の量=質とは考えられておらず、むしろ、「やることをしっかりやっていれば、周りは何も言わない」のです。
例えば、通常の勤務開始時間が9時と定められていても朝の通勤ラッシュを避けるために朝10時に出社しても問題はありません。
契約時間分しっかり働き、自分のやるべきことをしっかりやっていれば、上司は何も言いません。
むしろ、朝早くから夜遅くまで会社に居続ける人のほうが仕事ができない人と見なされます。
規律を重視する日本と効率を重視するドイツ
日本では、組織内の調和を保つことが重視されます。
出社時間、休憩時間、退社時間、そしてノー残業デーまでしっかりと会社内で定められています。
そして、仕事は決まった場所、自分のデスクでするもので、ミーティング以外に長時間席を空けると、サボっていると思われる可能性があります。
一方、ドイツでは効率を重視し、個人がしっかりと仕事をしていればよいので、どこでどのように仕事をしようが構いません。
仕事の効率が上がるのであれば、会社の共有スペースのソファで仕事をしてもよいですし、集中度が上がるのであれば好きな音楽を聞きながら仕事をしてもよいのです。
また、水道やインターネットの業者が来るため、どうしても自宅にいなくてはいけない場合は、自宅にて仕事を行うことも可能です。
仕事はできる状態なのに、半日家にいる必要があるという理由だけで、休みを取らせるのは効率が悪いからです。
もちろん、柔軟な働き方が認められているがゆえに責任も生じます。
家で働くことにしても、サボって何も仕事をしていなければ、結果的にはそのまま個の実績として評価されてしまいます。
日本では組織の中の規律を守っていれば、評価が下がることはそうそうないかもしれませんが、ドイツでは責任を持って働かなければ、それは直接自分の評価を下げることになってしまうのです。
ドイツでは残業した分、早く帰れる
ドイツでは、2時間残業した場合、別の日に2時間早く仕事を切り上げられる「労働時間貯蓄制度」というものがあります。
口座に残業がたまってくると、上司に「もう少しで上限だ」と警告されるのです。
たまった残業時間を有給休暇に振り替えられる企業もあるそうです。
労働基準監督署は企業に対し厳しい目を向けていて、毎日抜き打ちで企業を訪問し、提出されたタイムカードをチェックします。
違法な働き方を見つけたら経営側に最高で180万円あまりの罰金、1年間の禁固刑が科されます。
本来ならばどこの国もこのようにするべきですよね。
サービス残業なんてそれっぽく言っていますが、ただのタダ働きですからね(笑)
日本もドイツを見習って、仕事量ではなく質に重きを置いた方が良い結果が出ると思います。
そろそろ日本も働き方を考え直さなくてはいけないのかもしれません。
引用元:https://vipper-trendy.net/germany-hatarakikata/