サンサーラ速報❗️

妊娠中の妻がタクシー移動中にトラックとの事古攵タヒ…加害者父「私と家内がタヒんでお詫びしますから…」

私は交通事故で家内を亡くしました。

 

お腹に第二子を宿した妻。  

妻が乗ったタクシーは、病院に向かう途中、   居眠り運転のトラックと激突。 

即死だったそうです。

  出産予定日を約3週間後に控え、   マタフォトを一緒に撮った2日後の出来事でした。

    「リリリリリ」   ある日突然、見慣れない番号から着信音が。

  警察だった。

  警察から連絡が来たときは、最初はひどい冗談だと思いました。

  その日もいつもと変わらず、   笑顔で送ってくれたのに。  

冷たくなった彼女と対面しても、   現実の事態として理解するには時間がかかりました。  

むしろ夢であってほしかった。

  帰宅して呆然としているところ、   トラックを運転していた男性の父親と、   男性の婚約者から訪問を受けました。

  父親は土下座しながら   「自分と家内が死んでお詫びをします。   どうか、息子が生きていく事だけは許してください。」と。  

そういう風に言われても、   こっちは妻と生まれてくる子供を失っている。

  居眠り運転という、巻き添えによって・・・  

 

私は、何も返す言葉がありませんでした。

 

体力的に無理な状態で仕事を続けていたという加害者男性。

  後に、警察から聞いた話によると、   入院している母親の治療費を稼ぐため、  

男性は無理な労働をしていたようで、   それが居眠り運転を誘発してしまった可能性が高いとの事でした。  

父親と一緒に土下座している、男性の婚約者。

  よく見ると、ひどく荒れた手をしていました。

  若くて綺麗な方なのに・・・

  本来ならとっくに結婚しているはずなのに、   運転手の母親の入院のために結婚を延期し、   彼女もまた入院費を捻出するために懸命に働いていると聞きました。

  声をかけることはできませんでしたが、   罵ることができる相手だったら良かったのに・・  

心の底から殴ってやりたい!と思えるような方だったら楽だったのに・・・   と思ってしまいました。

 

 

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家内の葬儀には、トラック運転手が警察官に伴われて参列しました。

  本当なら一生憎むつもりでした。

  しかし、震えながら土下座し、   私の顔を見ることのできない彼を見ると   「彼もまた、これから苦しみを背負っていく人間なのだろうと。」   との思いがよぎりました。   「つまらない人間のために、家内を亡くしたと思いたくない。   罪は罪として償ってもらうが、その後はきちんと生きて欲しい。」   私が彼にかけた言葉です・・・。

  正しかったかどうか分かりません。

  妻がその言葉を聞いてどう思うか。  

怒りをぶちまけるべきだったのかも知れません。  

ただ私には彼を憎むことができませんでした。

  本能が、そう感じていました。

  震える声で返事をする彼を見ると、   私の気持ちは伝わったようです。  

彼そして彼の家族に会わなければ良かったと、後悔の念も感じていました。

  葬儀の後、   ようやく1人になれてウィスキーを飲んでいると、   5歳になる長男が起きてきました。  

私の横に座りながら、まだ5歳のはずの長男が、   私を泣かせるような一言を発しました。   「お母さん大好きだったんでしょ?」  

 

 

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私の横に座りながら、まだ5歳のはずの長男が私を泣かせるような言葉を発しました。

  「お母さん大好きだったんでしょ?   いなくなって悲しいんでしょ?   悲しいときは泣いていいんだよ。」と。

   まだ5歳なのに、長男はこんな言葉を掛けてくれました。 

  それと同時に、長男には贖罪の気持ちも湧いてきました。 

  情けない父親でごめんな・・・って。

  私は息子の前でも家内を愛していることを口に出す父親でしたので、   そこを察してくれたのかな。

  好きな女と生きていける幸せをいつも伝えてました。 

 「人前でも堂々と好きだと言える女性と一緒になれよ!」   って、よく言ってました。

  彼女と付き合えた時、どんなに嬉しくて楽しかったか。  

私の子供を生んでくれて、どんなに嬉しかったか。

  どれくらい幸せにしてくれたか。  

家内の思い出をぽつぽつと語っているうちに、   涙がとまらなくなりました。

  子供を前にして、情けない父親の姿を晒してしまいました。

 

 

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妻の死をようやく現実のものとして受け入れることができた。

  今思えば、長男のお陰で、 この時ようやく家内とお腹の子の死を 現実のものとして捉えることができたような気がします。

  そう。   悲しくて泣くことによって、 現実を受け止めました。

  いつの間にか凍結していた感情が、 自然と解凍されたような感覚を覚えました。  

今でも、トラック運転手から時折手紙が届きます。

謝罪をつづった言葉ばかりですが、 行間からは、彼もまた苦しんでいる様子が伺えます。

人の命を奪った自分が生きていってもいいのだろうかと。  

また彼の婚約者からは、 毎月手紙とともに金が送付されてます。

最初は受け取りを拒否しようと思いましたが、 考えを改めました。

そして、新しく作った口座に預金しています。   このお金の使い道は決めています。  

 

 

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彼が出所したら、ファイルに綴じた彼の手紙とともに、通帳を渡すつもりです。

「これらのものを背負いつつ、前を向いて人生を歩んで欲しい。」   そう伝えるつもりです。  

私たち親子もまた、   大事な家族を失った現実を背負って生きていきます。

  私は父親として、社会人として   一生懸命な背中を息子に見せ、   息子の目に写る私は誰よりも強い男であるべく、   努めたいと思っております。  

もう、息子の前で泣くような事は絶対にしません。  

 家内が安心できるように2人で頑張っていきます。

だから時々泣くことは許して欲しい。  

誰にも分からないようにするから・・・。

息子の前では絶対に泣かないから。  

妻よ。 それだけのわがままは許してくれな・・・・。

 

記事提供元:hitomoti.com

 

 

 

引用元:http://kurioro.sakura.ne.jp/ap472/