マウスウォッシュの定番のリステリン(LISTERINE)はオープン価格で600円前後で販売されており、デンタルケアの商品にしては少々お高めです。
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しかし、お高めなのも納得の殺菌力が色々な方法に活用できると話題になっています。
ということで今回は、デンタルケアのみで止めておくには勿体無い殺菌力を利用した裏技を20個まとめて紹介してきます。
出回っている情報の中で、やらない方が良い裏技も紹介していくのでご確認くださいね。
リステリンの原点は手術で使用する消毒薬だった!
まず裏技を紹介していく前にリステリンについての前提知識をご紹介します。
元々は外科手術の消毒薬として開発されました。この消毒薬が洗口液としても効果があると判明し、1895年マウスウォッシュへと転用されました。この頃は歯科医院向けのみの販売でしたが、1914年から一般向けに販売がスタートしました。
日本に上陸したのは1985年で、1991年から販売が開始されている歴史の長いマウスウォッシュブランドです。
エタノール
ソルビット液
1.8-シネオール
チモール
上記4つの殺菌成分が配合されており、他製品と比較すると殺菌力が高く刺激が少し強めです。
リステリンに問い合わせをしたところ、刺激成分となるのが”チモール”との回答でした。人体に影響はないのでご安心くださいとのことです。
もしも、刺激が強すぎる場合はリステリンと水を同量混ぜて、薄めて使用するといいそうです。原液と比較すると殺菌効果が多少薄れますが、ゼロになることはありませんとこのことです。
リステリンを知っていただいたところで、ここからは、マウスウォッシュとしての使い方はもちろん、リステリンの”成分”を利用した裏技までたっぷりお伝えしていきます。
リステリンには全7種の商品がありますが、殺菌成分に違いは無いので、どのリステリンを使用していただいても大丈夫です。
※筆者は”リステリン クールミント”を使用しています。
※メーカーが推奨していない方法もありますので、自己判断で実践してください。
では、裏技20個一気にいきます。
足裏の角質をオフ
「リステリン+お酢」で行うのが話題ですが、リステリン自体にも皮膚を柔らかくする効果があるということなので、今回はリステリンのみで角質をオフできるかを検証していきます。
・リステリン 1/4カップ
・酢 1/4カップ
・お湯 1/2カップ
上記を混ぜたものの中に20分程足を浸すだけでオッケー。この後に軽石などでかかとをこすると角質が取れやすくなっています。お酢にはピーリング効果があるので2つの相乗効果で角質を柔らかくすることが可能になります。
・リステリン 20ml
・お湯 20ml
上記を合わせたものをキッチンペーパーに含ませ、かかとに巻いて20分放置。リステリンは結構な値が張るのでこの方法、オススメです。
▼実験結果
20mlは1,000mlのリステリンのキャップ半分の量です。キャップ中央に線が入っているので目安にしてください。
同量のお湯を混ぜたら、キッチンペーパーを浸して足に巻いていきます。ラップがあったほうが固定されるのでオススメです。
巻いて20分放置・・・
角質が厚いとつまめないのですが、つまめるようになりました!柔らかくなっている証拠です。この柔らかい状態で軽石などでこすると角質がいつもより取れやすくなります。
↓その他の足のトラブル対策にも…次のページへつづく↓
爪水虫対策
お薬を塗る前に、リステリンで除菌をすることで爪水虫に効果を発揮してくれます。
爪が浸るようにリステリンを桶に入れ、足を10〜20分浸けておくだけでオッケーです。軽く洗い流し、綺麗に拭いた後にお薬を塗布してください。
爪が浸る程度も使うのが勿体無い・・・!という方は、上記同様にキッチンペーパーに含ませて爪部分に巻くだけも効果的です。
▼使用方法
ひたひたに浸したキッチンペーパーをラップに置き爪部分を包んでいきます。
この状態で放置するだけ♪
マメがつぶれた時
マメつぶれた時に汚い手で触ったり、無理やりはがしたりするのは悪化させる可能性があるためNGです。
マメがつぶれて傷口が気になる場合は、絆創膏にリステリンを少量塗布して貼っておきましょう。殺菌しながら、傷口を守ることができます。
足の消臭
足が臭くなるのは汗ではなく、菌の増殖が原因です。
足の裏にいる常在菌の中の悪玉菌が増殖する環境は”蒸れ”と”角質”です。
この条件が揃い増殖し始める時に発する臭いが”クサイ”のです。
菌が減ればニオイもしなくなります。つまり、リステリンの殺菌作用を利用して足の臭い対策も可能ということです。
▼使用方法
リステリンに浸したキッチンペーパーで隅々まで吹き上げていきます。
ティッシュはポロポロするのでキッチンペーパーがオススメです。
更に、ツルツル素材のサンダルであれば靴の除菌も可能です。
↓体臭対策にも役立つ!!次のページへつづく↓
脇のニオイ対策にも
脇も足裏と同じように菌が増殖することでニオイを発します。
キッチンペーパーなどにリステリンを染み込ませ、拭くことで除菌ができ臭い対策になります。デオドラントも結構なお値段がするのでリステリンで代用できるのは嬉しいですね。
▼使用法法
リステリンに浸したキッチンペーパーで拭いていきます。汗拭きシートで拭いた時のような爽快感がありますが、脇の写真は自粛しておきますね。笑
ただし、あくまでも一時的な効果なので、脇の匂いに本気で悩んでいる方は以下の記事を参考にしてみてください。
汗臭さとワキガは対策が違う!今すべき7つの対策
毛剃り後の引き締め
毛の処理後は皮膚に熱がこもりやすいので、鎮静ローションとしてリステリンを使用します。
メントールも配合されているのでスーッとし、肌を引き締めてくれます。
男性の髭剃り後に使用するのがオススメです。
※敏感肌の方には刺激が強いので、保湿ローションの使用がオススメです。
▼使用方法
リステリンを染み込ませたコットンやキッチンペーパーで鎮静する方法と、直接肌につける方法どちらでも良いですが、染み込ませたものを使用する方がポタポタ落ちずに行えます。
↓虫対策にも効果を発揮!!次のページへつづく↓
口内炎の予防と対策に
リステリンは歯へのトラブル予防の製品ですが、歯磨きと違い口に含んで使用するため口の中全体が除菌されます。
口内炎は口の中にできた小さな傷に菌が入り、増殖することで起こります。
つまり、傷口付近の雑菌の繁殖を抑えることで予防にも対策にもなるということです。
通常通り口に含んでクチュクチュした後に吐き出せばオッケーです。
かゆみ止めとして
かゆみ止めの配合成分は殺菌効果のあるもの+メントールに、ビタミンなどのその他成分が配合されています。
リステリンも殺菌作用+メントール配合のため、虫さされ時のかゆみ止めとしても代用可能です。
▼使用方法
かゆい部分に叩き込んでいくだけでOKです。
虫除けとして
虫はメントールのニオイを嫌います。
リステリンは人が嗅いでも少々ウッと来る強い香りなので、かゆみ止めとして塗ったリステリンが虫除けの効果も発揮してくれて一石二鳥です。
↓頭皮にも使えるなんてビックリ!次のページへつづく↓
ピアスを開けた時
ピアスを開ける時、開けた後はこまめに消毒することで膿んだりせずにホールを安定させることができます。
消毒を使用するのが一番ですが、無い時にはリステリンで代用しましょう。
▼使用方法
綿棒にリステリンを染み込ませ、ホール部分に塗布する。
スースーして気持ちよかったので耳掃除までしましたが、いつもより綺麗になった気がしました。
ニキビができた時に
ニキビの原因がアクネ菌である場合に効果的と言われていますが、炎症の拡大を抑える程度に過ぎません。
また、ニキビが炎症を起こしている時に刺激を与えると更に悪化するので要注意です。
ニキビができそうだなという時にコットンにつけて優しくトントン乗せる程度にしておきましょう。
▼使用方法
少量のリステリンをコットンに染み込ませてトントンと優しく塗布します。
フケの予防
フケが発生する原因は乾燥やアレルギー、老化があるのですが、その中に”マラセチア菌の増殖”が挙げられます。
この菌の増殖を抑えることでフケの予防になります。
リステリンを1杯程度頭皮に均等に染み込ませて少しマッサージした後、シャンプーでしっかり洗い流しましょう。
※乾燥が著しい時や、皮膚が敏感になっている時は刺激になることがあるので使用しないほうがいいです。
↓台所などの生活臭まで消してくれる!!次のページへつづく↓
生ゴミのニオイ消し
生ゴミのニオイの原因も菌(微生物なども含む)です。
放置しておくと繁殖が繰り返されて、匂いがどんどん強くなってしまいます。
しかし、排水溝や三角コーナーの掃除って簡単に終わらせたいですよね。そんな時はリステリンです。
スプレーボトルに入れておけば気になった時にシュッと振りかけて殺菌することが可能です。
ゴミ箱のニオイにも対応
ゴミ箱にも菌が発生します。
上記の手順同様にシュッと吹きかけて除菌すれば消臭になります。
部屋の中を濡らすのが嫌な方は吹きかけた後、拭きましょう。もしくはリステリンを染み込ませた雑巾などでゴミ箱を拭きあげるのも効果的です。
洗濯機の除菌と消臭
掃除をしていない洗濯機の中にも菌が繁殖しており、これがアンモニア臭の原因です。
リステリンをキャップ一杯入れて1回通して洗濯機を回せばある程度の除菌が可能です。
しかし、洗濯機のニオイはカビなども影響しているので、リステリンを普段使いの殺菌用にして、本格的な掃除には専用のものを使用するのがオススメです。
↓ここまでくると掃除にだって使えちゃいます!次のページへつづく↓
室内の汚れ
室内の棚や机の掃除も除菌しながら行えます。
キッチンや子供が触る場所の掃除にもオススメです。雑巾に染み込ませるか、キッチンペーパーに含ませて使いましょう。
▼使用方法
リステリンを含ませた雑巾かキッチンペーパーで拭いていきましょう。ガラス製の物は拭き跡が残るので、それ以外の場所に向いています。
モニターの掃除
モニターの油汚れを良い感じに浮かして綺麗にしてくれます。リステリンを含ませたキッチンペーパーで拭くだけ!
というものですが、これは嘘技です。
▼検証結果
リステリンを含ませたキッチンペーパーで拭きましたが、汚くなりました。
ちょこっとではなく、だいぶ汚くなりました。これを綺麗にするのに10分くらいかかったので試さないことをお勧めします。
トイレ掃除にも
トイレの臭いはアンモニアと雑菌が原因です。
リステリンを1カップトイレの水と共に流し、床や便器はリステリンを含ませた雑巾で拭きあげましょう。
↓生花を生き生きさせる力だってあるんです!次のページへつづく↓
生花の持ちを良くする
花も生きているため、雑菌だらけの水の中では長生きしてくれません。
そこで、リステリンを1カップ水に入れてからお花を生けましょう。リステリンが水の中の菌を殺菌してくれるため、花の持ちが良くなります。
歯ブラシの殺菌
歯のお手入れは毎日していても、歯ブラシのお手入れは見落としがちでは?
口に入れた挙句に、濡れたまま放置する歯ブラシは菌が繁殖しやすい環境です。
歯磨き後はコップにリステリンを入れて、歯ブラシをつけておきましょう。歯磨きのタイミングでリステリンを交換するのが衛生的です。
歯ブラシも除菌することで、爽快感がアップしますよ。
▼使用方法
コップに歯ブラシのブラシ部分が浸る程度入れるだけでオッケー。
もったいない!という方は水で薄めても大丈夫です。
↓マウスウォッシュとして正しい使い方もおさらい。次のページへつづく↓
正しい使用方法
リステリンをマウスウォッシュとして正しく使う方法を紹介します。
カスタマーセンターに電話をして教えていただいた方法なので、是非実践してみてください。
デンタルリンスには2種類ある
歯磨きの後に使用するもので「洗口液」と言われるものです。原因菌の殺菌や、口臭対策として使用されます。
ハミガキの前に使用するもので「液体歯磨」と言われます。歯みがき粉と同じ役割で、口に含んで吐き出した後にブラッシングする必要があります。研磨剤が少ないため、歯への負担は減りますが、歯みがき粉より汚れを落とす力は小さいです。
菌は歯垢のネバネババリア(バイオフィルム)に守られているため、マウスウォッシュをするだけでは殺菌しきれません。マウスウォッシュを使用する場合は歯みがきの後に行いましょう。
マウスウォッシュの使い方
・水を口に含んで満遍なくブクブクして汚れを落とす
・歯ブラシにつける歯磨き粉の量は歯ブラシの1/3程度
・毛先を歯と歯茎の境目に当てる
・歯ブラシの毛先が広がらない程度の力で磨く
・5〜10mmの間隔で小刻みに動かす
・歯は1〜2本づつ磨いていく
・口全体に行き渡るようにブクブクを30秒ほどおこなう
▼使用量の目安(リステリンの場合)
適量は一回につき約20ml
・1000mlボトルの場合はキャップ半分
・500ml用ではキャップ8分目
・250ml用ではキャップ1杯半
・100mlではキャップ4杯
・菌はすぐには死にません。効果を十分に発揮するために使用後は30分程度飲食を控えましょう。
マウスウォッシュの使いすぎは逆に虫歯や歯周病の原因になります。口の中には常在菌がいるのですが、良い菌は善玉菌と呼ばれ常在菌のバランスを守ってくれています。悪い菌は悪玉菌と呼ばれ虫歯や歯周病の原因です。悪玉菌も増えすぎなければ問題ないのですが、歯垢を餌に繁殖します。善玉菌が増殖を抑えられなくなり、大量に悪玉菌が発生することで歯トラブルになります。
マウスウォッシュを使用すると常在菌が両方殺菌されます。つまり、必要な菌も殺してしまうということです。使いすぎは悪玉菌が増殖しやすい環境になるので、1日2回程度の使用が理想です。
正しく使用することで効果が最大限に発揮されますよ。
ラインナップ
最後はリステリンのラインナップを紹介していきましょう。
リステリンの中で一番刺激が強い。初めての方には△ですが、刺激好きには◎です。
ミント系の味で甘みもあるので使用しやすい。
オリジナルの次に刺激が強い。程よく刺激が欲しい方向け。
刺激が少なく、ノンアルコール製法です。緑茶系のミント味なので日本人好みの作りです。使用後渋みを感じる方もいるので、苦手な方には△ですが、初めてのリステリンの方にはオススメ。
歯肉炎・歯垢沈着・口臭などの予防に加えて、ターター(歯石)の沈着を予防
歯石沈着予防・ホワイトニング・殺菌・プラーク沈着予防・歯周病予防・口臭予防のトータルケアが可能
トータルケアが低刺激になったバージョンのもの
効果を比較するとこのような感じになりますが、リステリンに問い合わせをしたところ刺激の強弱はチモールの量が関係していて、製品によって配合成分に差はあまりないのでどれを使っても効果はほとんど同じとの回答をいただきました。
商品の特徴はあくまでも目安程度でそこまで気にせずに選んで大丈夫なようです。
※商品画像:一部アットコスメより
↓マウスウォッシュは危険??次のページへつづく↓
歯磨きをして、さらにマウスウォッシュをすることを習慣化している人は少なくないだろう。就寝前にこのひと手間をかけることで翌朝、目覚めた時に口臭が軽減される。
また、人と会う前などに短時間で口中をさっぱりさせ、口臭を抑えられる効果があるので、身だしなみに気を使うOLに限らず、普段からマウスウォッシュを活用しているビジネスパーソンも多いだろう。
しかし、一部のマウスウォッシュや歯磨き粉には、かなり刺激の強いラウリル硫酸ナトリウム(ドデシル硫酸ナトリウム)が含まれている。この成分は、シャンプーなどの主成分としてよく使用されているアニオン界面活性剤の一種で、高い洗浄力を誇り、かつ安価に製造できるのが特徴だ。
しかし、非常に分子が小さく肌に浸透しやすいため、経皮毒として危険が唱えられ、最近では使用している商品は減っている。代わって、ラウリル硫酸ナトリウムよりも分子が大きく、経皮吸収の危険が少ないラウレス硫酸ナトリウムを使用する商品が主流となってきている。
さて、そんなラウリル硫酸ナトリウムは、敏感肌の人の肌に付着すれば肌荒れやアレルギーを引き起こすこともある。マウスウォッシュとして口に含んで吐き出しても、多少は口に残る。つまり、唾液とともに体内に取り込んでいることになる。また、ブラッシングによって歯茎などについた細かい傷からも化学物質は染み込む可能性がある。
マウスウォッシュは、トリクロサンや塩化セチルピリジニウム、サッカリンナトリウム、安息香酸塩・パラベンなどの防腐剤、ほかにも発がん性の危険が指摘される成分を多く含んでいる商品もあり、量によっては肝臓や腎臓に障害を起こすこともあるとされており、使用には細心の注意が必要だ。
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殺菌しすぎて逆効果になることも
また、マウスウォッシュを使用することで確かに殺菌効果はあるが、病原菌が口から体内に入ることを防ぐ役割をする常在菌まで殺してしまい、人間の本来持っている防衛機能が低下する恐れもある。殺菌効果の高い商品に至っては、長期間使用すると歯の表面を溶かしたり、歯茎に炎症を起こすといった症例も報告されている。
つまり、口中を殺菌するつもりが必要な菌まで駆除し、体に悪影響を及ぼしかねないマウスウォッシュ。加えて、歯に付着したプラーク(歯垢)に対してはまったく効果がないこともわかっており、一時的に気分はスッキリするが、使用するメリットは少ない。
予防歯科を提唱する大名歯科も、ブログにおいて「歯周病予防の基本は歯ブラシによる歯肉マッサージと咬み合わせのバランスです」と語っており、歯周病対策や口中の衛生面など、さまざまな視点から考えても、丁寧なブラッシングに勝るものはないといえよう。
(文=マサミヤ)
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引用元:https://antiaging.akicomp.com/?p=59414、http://biz-journal.jp/2014/02/post_4242.html