父「金輪際俺はお前に一円も出さない。大学に通いたければ泡風呂にでも行け」私のとった行動とは
帰省した日、
祖父母宅に行く前に実家に行った。
絶縁されたのに
まだどこかで実家が自分の家だという感覚を捨てきれていなかった。
でも「荷物を引き取りに来た」って言い訳した私に
家族は冷たく一言
「全部捨てた」
って言った。
半ば強引に押し入って
自分の部屋に入ったらがらんどうになってて、
高校を卒業するまでここで暮らしていた痕跡がすべてなくなっていた。
ベッドとか、本棚とか、アルバムや写真の類まで何もかもなくなっていた。
ショックで過呼吸になった。
苦しくて蹲る私を誰も助けてくれなかった。
「倒れたフリをすれば優しくしてもらえると思ったら大間違いだ」
と兄に吐き捨てられた。
苦しいのか悲しいのか自分でもわからないけどぼろぼろ涙が出てきて、
自分で紙袋を出して息を整えた。(医者にはしないように言われた)
その足で家を出て祖父母宅に行った。
祖父母も私を前にどうしていいかわからず、
泣きはらした顔の私を前に戸惑った様子だった。
実家に置いてあった私の荷物がすべて処分されていたことや、
「他人に払う学費はない。さっさと学校をやめて働け」
と言われたことを打ち明けた。
現実問題、私は寮だったから大学を辞めるのなら住むところから探さないといけなくて、
大学生になってからバイトして貯めた分を全部使っても部屋を借りるのは難しかった。
(生活費をバイト代で賄っていたから、大した金額もなかった。部屋は帰省する前に探してみた)
祖父母は、
「今回のことに私に咎は何一つない。あいつらも今は動転して憎む対象が必要なんだろう」
と言った。
矛先を向けようにも母と叔父は逃げた後で、
残った私にぶつけるしか感情のやり場が持てずにいる。
落ち着くまでしばらく距離を置いたほうがいいとすすめられた。
卒業までの学費は祖父母が払ってくれることになった。
祖母が泊っていくようにすすめてくれたけど、
腫物を見る視線が辛くて学費のお礼だけ何とか言って帰った。
その日から胃が食べ物を受け付けなくなった。
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