【恐怖体験】温泉宿である間取りで寝てるとヤバイです。知らずにやってしまうと、とんでもないことになりますよ・・・
体験・・怖い話
私は、海外とか綺麗なリゾートホテルはあまり好きじゃなくて、趣のある落ち着いた温泉宿が好きなんだ。
だから嫁と旅行に行く時は、毎回無理を言って、温泉宿を取ってもらっている。
その日もなかなかの旅館で、私は満足していました。
晩御飯も食べて、温泉にも入って、一杯飲んだところでお互い眠くなってきたので、寝ることにしました。
一応、旅館なので布団は二枚敷いてありましたが、私と嫁は同じ布団で寝ました。
しばらくしてふと目が覚めて・・・
私は大抵寝る時は、嫁に腕枕をしてあげていて、夜中に目が覚めると、腕が痺れていることがよくあります。
その日も腕が痺れていたので、そっと腕を抜きました。
その時・・・
私たちが使っていない布団に、髪の長い女が横たわっていました。
あまりの出来事に、私は金縛りに遭ったかのように動けず、何度か嫁を起こそうと試みましたが、やはり体は動かず、声も出ないので無理でした。
女から目を離したら駄目な気がして、私はとにかく女を注視していました。
すると、少しずつ女がこちらを向いているのです。
反対側を向いて横たわっていたのが、ゆ~っくりと、だんだんだんだんこちらを向いて、私の心臓は今まで経験したことのない、バクンバクンと聞こえるくらいの大きな音を立てていました。
そして完全にこちらを向いた時、私は恐怖のあまり、泣き叫びたくなりました。
もう一つの布団に横たわっていたのは、私の嫁でした。
あれ以来、私は旅館に泊まることが出来なくなってしまいました。
真冬に一人こたつで寝ていると
私が高校生の時の話です。
当時、私は8階建てのマンションの角部屋で、姉と母と三人で暮らしてたんです。
2LDKの間取りで、姉は隣の部屋、母と私は一緒の部屋。
母は夜の仕事もしてたので、夜のうちに帰ってくる事は結構稀だったんです。
寝る以外は私の一人部屋みたいな感じでした。
それで、私は結構どこでも寝てしまう体質なので、当時真冬だった事もあり、こたつで寝てしまうなんてしょっちゅうでした。
その日も漫画を読み終わった後、こたつで寝てしまったんです。
電気も点けっぱなしで。
しばらくすると、ふと目を覚ましたんです。
「あ、電気消そう・・・」
と目を開けた瞬間、私は凍りつきました。
私が寝ているすぐ側で、緑色のワンピースを着た髪の長い女の人が、私を見下ろしてました。
電気も点いてるし明るいはずなのに顔だけが暗くて・・・。
肌の白さや緑色のワンピースは電気の光を反射するくらいにはっきり見える。
なのに、顔だけが見えません。
(なんでこんな所に知らん人いるんや!)
当時、霊とか全く信じてなかった私は、
「誰やねん!」
と言おうと思って、起き上がろうとしました。
そしたら、体が動きません。
言葉も「カッ・・・」って言う感じで、喉から空気が出ていくだけみたいな音しか出ませんでした。
多分、あれが俗に言う、金縛りというものなんでしょうね。
私はその時に初めて、自分が霊体験をしている事を自覚して、もう恐ろしくて恐ろしくて、たまらなくなりました。
相変わらずその女の人は側にいるし、しかも私は動く事が出来ないから、その人から目を離す事も出来ない。
そしたらその女の人はゆっくり動き出して、手を伸ばしてきたんです。
私の顔に向かって・・・。
私はもう本能的に、
「あ、これはもう触られたら終わりや」
と思って、必死に動こうとしたんですが、当然動きません。
そんな事をしてる間にも、女は手を近づけてきます。
半泣きになって
「助けて助けて助けてー!」
と思ってたら、後ろで私を誰かが引っ張ったんです。
その女から遠ざけるように。
引っ張ってくれた人物を、私は「お母さん?」と思ったんですが、その瞬間に夢から覚めたように体が動きました。
母はまだ帰っていなかったし、その女も消えていました。
電気は相変わらず点けっぱなしやったし、鮮明過ぎるくらいに緑色のワンピースが、脳裏に焼き付いていました。
それ以降、ちょっとだけ霊に敏感になったような自分がいます。
あそこまではっきりと見えたりはしてないんですが・・・。
あの女の人は何だったのか、引っ張ってくれた人は誰なのか。
今でも思い出すと、怖いよりも少し不思議な気分になります。
引用元:http://kaidan-banashi.com/archives/683