皇太子さまが即位されると天皇誕生日が「2月23日」で祝日となるが、ツイッター上では、静岡県民らから困惑の声などが上がっている。静岡県はその日は「富士山の日」として、既に公立の小中学校や県立高校が休みとなっているためだ。
静岡県によると、平成21年に世界遺産登録への機運を盛り上げようと、「県富士山の日条例」を制定、「2月23日」を富士山の日と定めた。
「2(ふ)2(じ)3(み)の日ということもあり、時期的にも空が澄み渡っている。富士山に思いを寄せ、後世に引き継ぐことを期する日として、この日を選んだ」(富士山世界遺産課)という。
静岡県の子供たちの間に「2月23日は学校が休み」と定着していることから、ツイッター上では「学生からしたら複雑なんじゃないかな」「富士山の日が無意味」「富士山の日の立場が無くなるな」「富士山の日いらないじゃん」といった書き込みが相次いだ。
今年6月に成立した譲位特例法は、祝日法の天皇誕生日を「12月23日」から「2月23日」に改めると規定。一方、政府は、皇太子さまの即位後は「12月23日」について当面祝日とせず、平日にすることで検討している。
21日の記者会見で、菅義偉官房長官は「皇位継承後の12月23日を平日とするのか、あるいは新たな国民の祝日とするかは国民各層の幅広い議論が必要だと思っている」と述べている。
ツイッターの声を踏まえ、県富士山世界遺産課に今後、「富士山の日」を動かす考えがあるかについて尋ねると、「今のところはありません。動かす理由もないですしね…」との答えだった。
引用元:http://www.sankei.com/life/news/171222/lif1712220029-n1.html