【衝撃】君の名は。ネタバレ&気になるその後の世界・・公開!

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「君の名は」の世界ネタバレ

君の名は 1

「君の名は。」で時間軸や入れ替わりを、パラレルワールドとして理解する考え方が必要で、三葉が死亡した「世界A」と、避難に成功した「世界B」とがあって、ラストシーンは「世界Bの結末」となっている。

「君の名は。」は、単純な「時間の巻き戻し」ではなく、「パラレルワールドならタイムパラドックスを回避できる」というストーリー展開。

「君の名は。」の中で登場する三葉の「口噛み酒を飲んだ」ことで三葉と瀧が入れ替わる。

君の名は 6

ここら辺は劇場を観た人の知識、想像で補完する作りになっていて、色々細かいところ飛ばしているので、公式でも述べられていないところが多々あり、監督の小説を読んでもアニメと異なる。

小説版だと、タキと入れ替わった三葉は第2糸守湖を見て「あんなものが落ちてきたんだから・・・」「あんなに熱くて重い塊が、頭の上に落ちてきたんだから・・・」と主人格の三葉とは別の内なる声を聞き「そうだ。あの時、私は」と死ぬ直前の記憶がよみがえる。

三葉が瀧の記憶を共有するのは、この後。
アニメを見るに普通に考えて瀧の体には、彗星落下を目撃した死後の三葉。最後の「入れ替わり」でタキが入ってるときの三葉には「両方が入ってる」と解釈するのが妥当になる。

 
「君の名は」口噛み酒とは

新海監督いわく、「恋愛映画にありがちなベタで露骨なキスシーンとかを入れるのではなく、間接キス的な意味合いでやんわりとフィジカルな接触を表現するためのツール」と語っている口噛み酒を交わすシーン。

口噛み酒(くちかみざけ)は、米などの穀物やイモ類、木の実などを口に入れて噛み、それを吐き出して溜めたものを放置して造る酒。

日本では沖縄、奄美諸島で作られていたが、現在ではほとんど消滅。真臘では女性が醸すことから「美人酒」と呼ばれいるが、衛生面であれば、(製造自体は成功している、という前提で)酒はそもそも関係ない菌を殺して作るものなので、雑菌だらけで不衛生、ということにはならない。

雑菌だらけなら、それはそもそも酒として失敗。
ただし、現在の「法」という観点で見れば、口噛み酒に認可は下りない。

衛生面もさることながら、「君の名は」で三葉が「私が噛みました」みたいな写真付きで売ろうとすると、色々と問題になる。なお、酒税法により、無許可でアルコールを醸造することは禁じられているので、販売目的でなくても、自分で飲むためでもアウト。(梅酒等は、「販売されているアルコール」に味をつけている、つまり「アルコールを醸造」してはいないのでOK)

映画の中では、三葉の口噛み酒を作るシーンを見たクラスメイトも気持ち悪がっていたし、三葉自身もそれを見られたくなく、テッシーらに「来るな」と伝えていたのにきてしまって「もう・・・」と落胆。口噛み酒を造っている三葉自身、口噛み酒に対していい印象は持っていなかった。

映画が流行った事で飲んでみたいと思う人は存在するようだが、映画の「君の名は」は、「神事用であり、飲用ではない」ということで許可を得ていると思われる。

瀧が三葉と入れ替わっていたときに、おばあちゃんが言った「お茶も、水、酒、口に入れるものは魂と結びつく。それもムスビ」と伏線になっているが、それを後で思い出した瀧が、「口噛み酒を飲めば過去の三葉の魂と結びつけるかも」と考え、口噛み酒を飲み、再び入れ替わりができた。

このストーリーを構築するうえで、三葉が口にふくんだ口噛み酒という存在がないと「君の名は」は成立しない重要なポイントになっている。

 
 
 
「君の名は」での三葉が彗星が落ちる日の時系列

君の名は 5

映画「君の名は」で三葉が、東京へ行った日と彗星が落ちる日。

2013年10月3日、瀧に会いに東京へ行って帰って三葉が髪を切る

2013年10月4日、夜祭りに行って三葉が彗星をみて、村ごと消滅(1回目)

彗星が見える=彗星が落ちる日 ではない。
彗星は数日前から肉眼で見えるようになっていて、数日前から見えるというのは劇中、TVのニュースで報道しているし、口噛酒を奉納しにいった帰り、四葉の「彗星見えるかな」という台詞もある。

瀧が奥村先輩とデートした後、スマホで三葉の日記を見た時、「デートが終わる頃には、ちょうど空には彗星がみえるね。」という内容を見て、瀧は「なに言ってんだ、こいつ」と空を見上げながらつぶやいた。

瀧が見あげた空にはジェット機が飛んでいるだけで、彗星なんかどこにも無い。
この時、瀧は心に違和感を覚え、「今度また三葉と入れ替わった時に聞けばいいか」と三葉の勘違いだろうと気に留めず流している。

しかし、以後二人の入れ替わりは二度と起こらなくなった。

瀧と三葉が本当は「3歳違う」ので、ティアマト彗星の欠片の隕石が糸守町に落下したのは、実際は瀧が奥村先輩とデートした3年前の出来事。ティアマト彗星は、極端な楕円軌道を描きながら1200年周期で地球に最接近する彗星と設定されている。

ちなみに映画のCM映像などでは「1000年ぶりの地球接近」と説明されていた。(ティアマト彗星は物語上の架空の彗星。ティアマトは、メソポタミア神話バビロニアを含む)において「アプス」(淡水の神)と交わり、より若い神々を生み出した原始の海の女神さま)。

そもそも彗星は長期に渡る周回軌道を取る天体なので、研究自体が多くの伝説・仮説を含んだものが多く、理論上は曖昧な点が多い。

つまり、ティアマト彗星は3年前に地球に最接近していたのであって、瀧が奥村先輩とデートした時には当然もう見えなくなっていた。しかし、三葉は自分が入れ替わった瀧が「3年後の瀧」という事に気付いていない為に「デートが終わる頃には、ちょうど空には彗星がみえるね。」と勘違いしてしまった。

更に、三葉は自分が入れ替わった瀧が「3年後の瀧」という事に死ぬまで気付いていない。
だからこそ、彗星落下の前日に東京へ瀧に会いに行き、やっと電車の中で出あえた瀧が自分を知っていない(覚えていない)事に大変なショックを受けて、糸守町に帰ったその日の夜、一葉おばあちゃんに頼んで髪を短く切ってしまった。

翌日の夏祭りの時、短髪にした三葉を見たテッシーと早耶香が「もしかして失恋か?」とささやき合っていたのは、正解という解釈になる。

 
 
 
 
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