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AKB小嶋陽菜(当時未成年)の枕の接待現場に遭遇。芸能界闇、未知の世界・愛人の掟とは?

東京大学に現役合格し、赤字であった子会社を立ち上げたところから42歳の若さでの社長就任という輝かしい経歴を辿る。しかし総額106億8000万円をマカオのカジノで負け、その借金を返済するために子会社から不正に金を借り入れたことで逮捕された、大王製紙の井川意高(もとたか・49)前会長。

 懲役4年の実刑判決を受け現在服役中だが、今月15日に『熔ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録』(双葉社)を出版。同書では彼の破滅に向かっていく経緯がこと細かに記されているが、それ以上に芸能人たちとの交友関係を赤裸々に明かしていることで発売前から注目を浴びていた。

 同書をめくってみると、なんと芸能人たちの実名のほとんどが明かされている。その数は30名以上にのぼる。

 井川氏は20代後半から常連だったという西麻布のバーで、連日のように芸能人と知り合った。市川海老蔵、宮沢りえ、石田純一、山下智久、GACKT、天野義久、元AKB48の大島麻衣、加藤ミリヤ……。少し名前をあげるだけでもいろんな意味で大物ばかりである。

 是非読者のみなさんにもこの懺悔録を読んでみてほしいのだけど、私が興味深かったのは「国民的アイドルグループ」の元メンバーの二人(当時高校一年生)と西麻布で知り合い、一万円ずつタクシー代を渡すと連日のように連絡が続いたというくだり。

 2年前、私が実際に西麻布の会員制バーで遭遇したことがある「国民的アイドルグループ」のメンバーのことを思い出した。AKB48の小嶋陽菜だ。

 二人のオッサンに挟まれ、長い脚を組み替えて楽しそうに笑う彼女の自信に満ち溢れる表情を思い出した。

 実は私、アイドルは好きだけどAKB48が好きではないのよね。あんなに大勢の女が集まって同じ服を着てキャピキャピしていると虫唾が走るのよ。頑張っている姿は認めるし曲も素敵だけど、どうしても生理的に受けつけない。女子高生が同じ制服を着て大人数で固まっているのも学生時代から嫌いだったので、私はいわゆる「女子グループ」のどこにも所属していなかった。クラスや部活を問わず、遊びたいときに遊びたい友人の輪に自由に出入りしていた。

 さて、国民の大半を敵に回したところで、当時の私は「これが噂の接待中ってやつかしら?」と思うくらいにして、その席をまじまじと見ることはしなかった。そのバーで働く店員も小嶋陽菜であることを認めていたので、彼女には間違いなかったであろう。

話を戻しましょう。井川氏が頻繁に会っていたと実際に吹聴し、この懺悔録にも長々とエピソードを書かれている人物がほしのあきだった。

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 月に1~2回会っていたと明かし、電話をかけるとたとえ忙しかろうと20分でも30分でも顔を見せに来た、などと特別な関係を記している。

 例の事件が発覚してからというもの、仲が良かった芸能人と井川氏は一切の連絡がつかなくなったという。結局はお金を気前よく振りまいて酒を飲んでいるときだけの関係だったことに気付き、実名での執筆に至ったのだろうと一部の関係者が漏らしている。一部の芸能人は匿名のため、多方面からいろいろな憶測があるが……ま、このあたりはもう既にいろいろな人が記事にしているのでそれを読んだらいいと思うわ。

 私が書きたい本題はここから。

 事件後、元グラビアアイドルの友人が私に告白した。

「5年ほど前、井川さんと西麻布のバーで知り合って、私のシャンパンの飲みっぷりにタクシー代といって10万円を渡されたことがあるの。後日食事に行くと、要らなくなったから、とハリーウィストンの時計を貰った。その後、愛人として付き合わないかと持ちかけられたんだ。タイミング悪く他の男(某大手会社社長)との愛人契約をした後だったからお断りしちゃったんだけどね」

 そのときは半信半疑だったが、本が出版されてから、井川氏が芸能人に「シャンパンを一気飲みしたら5万円あげる」と豪語していたことや「タクシー代」に10万円ポンと渡していたことが関係者からの話で明らかになっており、あの話は事実だったのかもしれない、と私の中で点と点が線になった。

 この話に対する異論や、名前を明かされた芸能人からの抗議はまだ出ていないようである。

愛人の是非を問うつもりはないわ

 愛人契約という言葉がある。

 日本では眉をひそめられるものであるが、世界的にも浸透している文化だ。社会的地位、金を持っている男が妻以外の女を見初める。恋をする。女を囲う。真剣にその男を愛する女がいる。金や贅沢、その他の目的で身体を捧げる女もいる。「二号さん」などと呼ばれる女の家庭に育つ子供が実際にたくさんいる。先述したAKB48の小嶋陽菜の接待現場(?)も「愛人」のイメージに結びつくものがある。

 私も既婚者から、「結婚しているからといって恋をしてはいけないのか」と口説かれたことがある。「月にいくらあれば君は仕事を辞められるのか」と持ちかけられたこともある。友人にたくさんの「愛人契約をした女」がいる。夜の仕事をしていなくとも、出会いがなくとも、愛人斡旋会社を利用してでも「愛人になりたい女」がいる。

 そう、華やかな世界だけでなく一般人にでも、身近なところにでもそんな話はごろごろ転がっているのだ。

引用元:http://mess-y.com/archives/4592/2