カップうどんの「どん兵衛」や「赤いきつね」はどちらも日本の家庭ですっかりおなじみとなりました。家庭でも職場でもよく食べるという人も多いのではないでしょうか。
どん兵衛も赤いきつねも大好き
ちなみに当編集部はどん兵衛ネタを扱うことが多いのですが、それは偶然であり、どん兵衛も赤いきつねもどっちも大好き。アメコミでたとえれば、マーベルがどん兵衛、DCコミックが赤いきつね、みたいなもんです。アメコミ好きならどっちも好きでしょう? アイアンマンも、スーパーマンも好きでしょう? それと同じ感覚です。
どん兵衛と赤いきつねの関係は、消費者の視点からすると藤子F不二雄と藤子不二雄Aみたいなものですよ。どちらもこだわりがありつつ、そして美味しいことに違いはない。
赤いきつねの新しい楽しみ方
マルちゃんの赤いきつねはジューシーな油揚げがおいしいカップうどんですが、実は少し調味料を加えるだけでいつもとはまったく違う味わいになります。よく赤いきつねを食べているという方や、赤いきつねよりもどん兵衛派だという方にこそ試して頂きたい食べ方です。
砂糖を一緒に入れる
赤いきつねに入れるべき調味料とは、なんと砂糖。「マジかよ。砂糖なんて入れてウマくなるわけないだろ!」「食べ物で遊ぶな!」とお怒りの方もいるかもしれませんが、先入観だけで頭ごなしに怒ってはいけません。なんせ、本当に美味しいのですから。
冷静に考えれば普通のこと
そもそも醤油ベースの味付けになっている赤いきつねに砂糖を入れることは何もおかしいことではありません。そもそも調味料には砂糖も含まれているため、味のバランスを変えるだけで、砂糖と醤油の相性の良さは言わずもがな。ジューシーな油揚げも甘味を活かした味付けになっているため、砂糖を入れてマイナスになることなど何もありません。
むしろ赤いきつねの期間限定商品として「甘いきつね」なる商品が販売されていたこともありました。赤いきつねに砂糖を入れることは、マルちゃんも推奨していると言っても過言ではないのです。
粉末スープと一緒に砂糖を入れる
それでは実際に砂糖を入れて赤いきつねを作ってみましょう。と言っても、粉末スープと一緒に砂糖を入れるだけなので作り方は簡単。入れる分量は小さじ1杯程度、シュガースティックなら1本程度が無難かと思いますが、もちろんお好みで調整可能。ただ、砂糖はあとから調整できるので、最初は少なめにしておいて、味を確認しながら追加していくのがベストでしょう。
美味しさを生むコツ
とか言いつつ、ドンドン砂糖入れちゃったほうが美味しいですぞォーーーーッ! もっと勢いよくシュガースティック3本ぐらいトドーンと入れちゃおう♪ それが美味しさを生むコツなんだなこれが。健康二の次、美味しさ重視!
見た目は大きく変わらない
そして熱湯を注ぎ待つこと5分。フタを開けてみると、見た目は普段の赤いきつねとほとんど変わりませんでした。まあ、砂糖しか入れていないので当然ですね。
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あまりにも意外な味に変化!
全体をしっかりかき混ぜてから麺を食べてみると……ムムッ! ムムムムムッ!! こ、これはぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!!!!
砂糖が入ったことで激甘になるのかと思えばまったくそんなことはなく、かといって醤油やダシの味が際立っているわけでもありません。なんとスープに砂糖が加わることで醤油の尖った部分がなくなり、まるで水になったかのようにスープがうどんと油揚げの引き立て役に変わるのです……!
素材の味が良くわかる味
水のように存在感が消えてしまうとだけ聞くとマズくなってしまったように思えますが、そんなことはまったくありません。麺に含まれている塩分の味、油揚げに含まれている甘じょっぱい味、卵やかまぼこに含まれている甘味などが驚くほど引き出されているのです。これはすごいぞ……!!
食べやすさも抜群! マジで激ウマ化
カップ麺特有の尖った味付けがなくなり、まろやかで優しい味に変化した赤いきつねはまさに激ウマ。食べやすさも抜群。家に常備された砂糖という調味料を加えただけでここまで味がプラスに変化するとは……!
幸福感溢れる甘味に味覚が驚く
赤いきつねの美味しさの原理として、ダシ、塩味、甘味があります。我々が美味しいと感じているのは、その3つのバランスが絶妙だから。でも、そのひとつのパラメーターが突出して上がった場合、何が起きるかわかりますか? 味覚が驚くんです。脳が記憶しているいつもの赤いきつねの味から逸脱した、幸福感溢れる甘味に味覚が驚くんです。「あれ? なんか今日は違う。スゲーぞ!」って。
そのショッキングな味覚伝達情報が「強い美味しさ」に変換されて感じているのではないかと考えます。
もちろん味の好みは人それぞれ
人の好みは十人十色ですから、もちろん砂糖を加えない本来の赤いきつねのほうが好きだという方もたくさん存在することでしょう。
でも砂糖を加えることで味の尖りが消え、食べやすさが増幅し、素材本来の味が引き立つのは紛れもない事実なのです。簡単に試すことができますし、砂糖を入れすぎるのが怖い人は少しずつ味見しながら入れることもできます。興味のある方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
砂糖以外は推奨しない
ちなみに、砂糖以外の甘味料は推奨しません。グラニュー糖やダイエット向けの低カロリー甘味料などは砂糖ならではのコクが生まれにくく、砂糖の美味しさには敵わないのです。
引用元:http://news.livedoor.com/article/detail/14154797/