「結構見ます。1日3時間とか」(高校2年生・女性)
「言ってた言葉をそのまま友達に使うことはある。言葉が流行るみたいな」(高校3年生・女性)
「流行りとかを見るのに使えるので、なかったら困る」(高校1年生・女性)
このような声があがるのは「YouTuber動画」だ。YouTuber動画とは、単にYouTubeにアップされている動画ではなくYouTuberがアップしている動画のこと。原宿を歩く中高生およそ200人に「よく見る映像コンテンツ」を聞いてみると、1位は「YouTuber動画」(127人)で2位が「テレビ」(80人)、3位「DVD」(5人)、4位「ネット配信動画」(4人)と続く。
いまや若者に絶大な影響力を持っているYouTuber動画。YouTuber=大人と想像しがちだが、現役高校生のYouTuberも同世代を中心に多く支持されている。『原宿アベニュー』(AbemaTV)では、そんな「高校生YouTuber」の素顔に迫った。
■チャンネル登録数約30万人のめがね「ちょっと荒々しいからこそいい」
大阪府に住む高校3年生の人気YouTuberが「めがね」。自身のチャンネル「めがねっとわーく。」の登録者数は約30万人だ。女子高生ならではのメイク動画やビューティー動画はもちろん、フリートークやオリジナルのキャラに扮したコント風動画を発信し人気を集めている。
この日は「新年一発目の動画」を撮るために着物を着用。撮影に使うのはスマートフォンのインカメラと三脚のみだ。まず撮影したのは動画の挨拶パートだが、撮影後すぐに動画の内容をチェックしたり撮り直したりはしないという。「YouTuber(の動画)ってテレビと違ってしっかりしてないけど、そういうのが親近感だと思う。ちょっと荒々しいからこそいい」。
続けて「新年の抱負を交えたオリジナル漢字を作ろう」というテーマに沿って、アドリブで撮影を行っていく。撮影中のスタッフとの会話は、そのまま動画に盛り込まれている。
撮影を手伝うお母さんは、YouTuberになった娘について「(動画を)あまり見ないので実感が湧いてない。反対するつもりはないけど、自分の中では(めがねではなく)娘。ちょっと恥ずかしい」と話す。
撮影を終えたあとは編集作業に入るが、使用するのは撮影にも使ったiPhoneのみ。原宿アベニューの番組スタッフが通常行っている編集作業は、撮影→パソコンに取り込み→編集→書き出しという工程。それをめがねはスマホのアプリだけでこなしていく。1分半の動画を半分にするのにかかった時間はわずか2、3分。スマホだけで撮影・編集を完結させる理由について「いま高校生で携帯を親に与えてもらっているじゃないですか。それを使わずしてパソコンが欲しい、カメラがほしいっていうのはちょっと違うと思う。高校生までは(スマホで)やりたい」と考えを明かした。
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そんなスマホの中には、今後やりたい企画もメモされている。公園では、子どもが遊んでいる姿や冬の寒い環境などちょっとしたものをヒントにし、8分で10個ものアイデアが生まれた。
最後に「どんなYouTuberでありたいか」と質問するとめがねは「身近に感じて欲しいと思っている。すごいタレントさんでもないし女優さんでもないから、身近に感じて欲しい」と話した。
■幼馴染3人組・ぴーかっぱあっぷる「カメラを忘れて遊びを撮っている」
いま話題の高校生YouTuber3人組が「ぴーかっぱあっぷる」、通称「PKA」。高校2年生のゆうぴーまん、かっぱ、あっぷるからなるYouTuberチームで、3人とも小学校・中学校が一緒の幼馴染だ。動画を投稿したきっかけは動画コミュニティアプリ「MixChannel」。中学3年生の時に投稿した双子ダンスが人気となり、もっと自分たちを見てもらいたいとYouTubeへの投稿を始めた。
PKAファンが指摘するのは「見ていて和む」「男女なのにこんなに仲がいいんだなと。いいなって思います」という3人の仲のよさ。動画を撮っている時は「カメラを忘れていつも遊びを撮っている感じ」(ゆうぴーまん)だという。
この日、撮影を行ったのはかっぱの家。動画撮影の役割分担は企画、撮影機材の準備、編集、アップ作業など全てゆうぴーまんの担当だ。動画撮影のこだわりは「自分が鏡で見ている顔を映すこと」で、動画は左右を反転させて公開している。
この日は6本の動画撮影と生配信という過密スケジュール。撮影の連続に疲れを見せる3人だが、動画の投稿にノルマがあるわけではない。「登録者が楽しみに待っている」(ゆうぴーまん)、「絶対にやらないといけないと思っている自分がいる」(かっぱ)、「諦めることはない」(あっぷる)と、カメラが回っているところでは元気な姿を見せる。撮影終了後、「自分が疲れた時に『疲れた』と言える」(かっぱ)、「他の子だったら続けていない」(あっぷる)と幼馴染だからこそ成り立つ関係であることを明かした。
3人はいまや人気YouTuberとして単独イベントなども実施している。現在の状況についてゆうぴーまんは「いまでも信じられなくて。遊びからこんな感じになっているから」と実感が湧いていない様子だ。また、3人とも東京から離れた地方に住んでいることについては「住んでいるところに関係なく、きっかけがあれば誰でも有名になれるし、誰でも携帯ひとつあれば投稿できる時代ですね」と話した。
近年増えている高校生YouTuber。その背景についてYouTuber専門家の植野敏昭氏は「趣味で始めた投稿が、親近感などが得られるといった理由から人気になり、結果的にお金を稼げるまでになるといったケースが最近の流れ」と分析。PKAの場合は、ミックスチャンネルでの『双子ダンス』がトレンドに引っかかったと言える。
今、高校生ユーチューバーがアツイ!知っておきたい人気投稿者特集
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高校生ユーチューバーその1「SIT OGW」
はじめしゃちょーと白刃取り対決してみた
滋賀県在住の高校生ユーチューバー「SIT(シット)」さん。チャンネル登録者は1万人を突破。
UUUMに所属し、Twitterプロフィールには「はじめ親分の舎弟」という言葉を載せる、次世代のはじめしゃちょーとなりそうな人物です!
出典:https://youtu.be/5ku6kuv39jA
はじめしゃちょーとのコラボ動画もいくつか投稿しており、動画内では楽しそうな師弟感を見せています。
TENGAプリン作ってみた
SITさんの動画は、男子高校生ならではのアホエロ系動画が多いのも注目ポイント!
出典:https://youtu.be/FHShJZ8tESk
こちらはそのタイトルの通り、TENGAの中にプリンの素を流し込んでプリンを作るというトンデモ企画!
その他にも「人工知能りんな」ちゃんに性交渉をお願いする動画など、下ネタ好きにはニヤニヤしてしまう動画をたくさん投稿しています。
高校生ユーチューバーその2「すしらーめん≪りく≫」
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激アツ!!棒に特大スチールウール付けて振り回したら猛烈花火
河川敷で花火を振り回すという動画をはじめ、見ていて思わず笑ってしまうような大掛かり&身体を張った勢いものの動画を投稿する「すしらーめんりく」さん。一歩間違ったら怪我!?事故!?という、大迫力動画ばかり。
すっ飛ぶ!!部屋の中で逆バンジーしてみた
リアクション芸人さながらの動画の数々は、見ているだけで色々なことがどうでもよくなる面白さ。
出典:https://youtu.be/KNWs9FhI6cQ
「ダンボールなかったら壁に刺さってた」というコメントをものともせず、まさかのリピートすっ飛び!芸人の血(!?)を感じさせます。
強力両面テープ貼った天井にジャンプしたら死んだ【大成功】
さらにこちらは「天井に張り付くことってできるの?」という、自由な発想を叶えてしまう動画です。
天井いっぱいに両面テープを張り付けた状態で胴上げをすると……?「両面テープナシでもくっつきたい!」という意志の強さに感服!
高校生ユーチューバーその3「ayanonono」
【簡単】私の前髪のセット方法♪【学校にオススメ♪】
名古屋在住、女子高生ユーチューバー「ayanonono」さんは、ビューティ系動画に特化!
大人っぽさと知識の深さで同世代の子たちから絶大な支持を受けています。
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エチュードハウスで教えてもらったクマの隠しメイク!
普段、学校にはメイクをしていけないそうですが……研究したメイクテクニックは本物!
出典:https://youtu.be/G_HwsUoFpBk
先生にも怒られないナチュラルさを極めながら、友達と差をつけられるしっかりとした丁寧メイクを身につけることができます。
クマやニキビなど、自分の悩みを赤裸々に告白する姿に共感してしまう女の子も多いのでは……。
ハロウィンメイク!病んでる少女メイク♪
さらに「病んでる少女メイク」として、目立ち度200%のハロウィンメイクも提案!紫や赤のシャドーを駆使して、病み&闇感を演出。学校で役立つメイクだけでなく、あらゆる場面で試したくなるメイク術を公開しています。
高校生ユーチューバーその4「ただのよしの(自由女子/よしの)」
【卒業】ありがとうございました
「自由女子/よしの」として動画投稿を行っていたよしのさん。大学受験が近づき、他のメンバーとともに投稿する「自由女子」としての活動を卒業したあとも「ただのよしの」として動画投稿を続けています。
レンジャーで止まってみた
自由な発想で「○○してみた」を行う、まさに「自由女子」な、シュールで面白い動画を投稿しています。
出典:https://youtu.be/DdWFfwwO1YE
こちらは「レンジャー状態のまま止まっていたらどんな反応をされるのか?」というもの。出会った瞬間の「!?」な表情をお見逃しなく!
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一般の人にサインを頼んだらヤバいことに
さらに公園にいる人にサインを頼む動画など……とにかく自由すぎる動画の数々が、クセになります!
2016/11/04 追記
人気投稿者として活躍を続けるただのよしのさん!ただのさんををより詳しく知りたい方はこちらの「チャームポイントは髪型♡ユーチューバーただのよしのさんが面白い!」をご覧ください♪
次世代ユーチューバー、青田買いをするなら今!
これまで「ユーチューバー」と言えば、動画を撮影・編集するための機材や知識が不可欠であることから必然的にある程度年齢を重ねた人の方が多い傾向にありました。
YouTuber抜き打ち学力テスト!
しかし今、ユーチューバーの全体の知名度があがったことから、どんな世代の人でも気軽に動画投稿を行うようになり、高校生ユーチューバーが増えているのです。
ユーチューバーの活動は、中高生にとってテレビタレントの活躍をチェックするのと同じ間隔なのかもしれません。
部屋が大爆発した【ドライアイス爆弾×スーパーボール】
高校生ユーチューバーは、この世代にしかできないおもしろ動画や、同世代の注目を集められる動画を投稿できるのが何よりの強み!先輩ユーチューバーたちに負けない大物ユーチューバーが誕生するかもしれませんね。
引用元:https://abematimes.com/posts/3525812 http://do-ra.org/2016/08/14/62972/