YouTuberヒカルのVALU事件をわかりやすく解説!Twitterで謝罪も炎上
【内容をサクッと説明】
- 2017年8月15日、Youtuberのヒカルさんが擬似株式システム『VALU』を利用して、多額の利益を獲得した。
- 自身が所属する事務所『ネクストステージ』のメンバーとともに突然、大量のVA(擬似株)を売却し、VAを所有していた投資家やファンに金銭的な大打撃を与えた模様。
- ネット上では「完全にインサイダー」「詐欺に当たるのではないか」と炎上している。
- ここでは8月10日から現在(8月17日)にかけて起こったヒカルさんのVALU炎上事件をまとめていく。
ヒカルのプロフィール
出典:http://youtuber-encyclopedia.com/
出身地:兵庫県姫路市
生年月日:1991年5月29日 (26歳)
所属事務所:NextStage
職業:YouTuber、実業家
ヒカルのVALU騒動
VALU騒動とは、人気Youtuberのヒカルさんが擬似株式システム『VALU』を使って、大量の利益を獲得した事件だ。
行動の一部が詐欺に当たるのではないかという疑惑が浮上しており、注目を集めている。
まずは、騒動の原因となった擬似株式システム『VALU』について説明していく。
擬似株式システム『VALU』
『VALU』とは株式会社VALUが運営するフィンテックサービス。
登録者はVAとよばれる擬似株式を発行可能。
VAを販売することで資金を集めることができる。
最初に売り出されるVAの数や値段は、VAの発行者が設定可能。
VA購入に優待(商品プレゼントやイベント参加権などの特典)をつけることもできる。
ここまではクラウドファンディングとほぼ同じシステムだ。
しかし、VAは売りに出すこともできる。
つまり実際の株と同じくVAも値動きするということだ。
もちろんVAの価値は上がることもあれば、下がることもある。
↓VALU騒動の概要は次ページ↓
VALU騒動の概要
続いて、2017年8月10日~現在(8月17日)にかけて起こった騒動の流れを説明していく。
ヒカルさん、ラファエルさん、いっくんさん(禁断ボーイズ)、井川さんらがVALUを開始。
4名はこのとき既にヒカルさんが発行した大量のVAを所有していた模様。
そして、4名ともユーチューバー事務所『ネクストステージ』に所属している(井川さんはネクストステージの顧問)。
↓
ヒカルさん、ラファエルさん、いっくんさんがツイッターやVALUのチャットでVALUを始めたことを告知。
なんらかの優待を用意することもVALUのページ上で発表していたとされている。
また、現在は削除されているが、VALUの買いを煽るツイートを目撃したという声もある。
これらの情報を見たファンや投資家がVAを購入。
ストップ高になるなど、VAの単価が一気に高騰した模様。
↓
井川さんが所有していた全VAを売りに出す。
同日、ヒカルさん、ラファエルさん、いっくんさんも全てのVAを放出。
ヒカルさん、いっくんさんは前日の終値(ストップ高)、ラファエルさんは当日の終値(ストップ高)で放出したため、VAの価格は大暴落。
その後、煽りツイートを削除・優待をやらないと宣言した。
詐欺に当たるとされる理由
通常の株取引において、このような行為はインサイダー取引と呼ばれ、刑罰の対象となる。
だが、VALUはあくまで擬似株式であるため、インサイダー取引は当てはまらない。
では、何が詐欺に当たるとされているのか。
それは煽りツイートを消去したことや優待発表の有無についてだ。
↓ヒカルさんが消去したツイートは次ページ↓
以下はヒカルさんが削除したとされるツイート。
出典:http://yutbr.com/
こちらはVALU内で目撃されたとされる優待ページ。
ネット上には、優待を見てVAの購入を決めたという人も多くいる。
しかし、ヒカルさんは「優待をつけるとは一言も言ってない」と否定。
嘘を拡散はやめてほしい。
あと、今回の一件に関しての意図や全貌は近いうちにお話しします。
ひとつ言えるのは僕はわざわざ数千万のために自分の信用を落とすような小銭稼ぎはしません。
応援してくださる方、そこはご安心ください。
だがネット上で上記の優待ページ画像が拡散され、「証拠が残っている」と炎上。
ヒカルさんは改めて「優待期限がバリュー販売前」「履歴が残っていただけ」と弁明している。
期限が販売前であるとはいえ、大量の画像・目撃例がネット上に投稿されているため、このページがVA販売開始後も閲覧可能な状態であったことはたしかだ。
また、ヒカルさん売り抜けを行なったあと、
「VALUの本来の形じゃない」
など投資家を批判するコメントも発表している。
↓ヒカルさんの本心とは?↓
本来のあるべきサービスの形じゃない現状が僕は非常に気持ちが悪いです。
ここは小銭稼ぎの場でしょうか?
大したことのない偽物たちがここではランキング上位にいます。
もちろん中には堀江さんのような本物もいますが多くは小ずる賢い手段で時価を釣り上げている見せかけの偽物です。
僕のバリューの購入者には3パターンいると思っていて、
1 単に僕のファンで純粋な支援をしてくれている人
2 僕のバリューで小銭稼ぎをしようとする人
3 なんとなく周りに流されて買った人
本来あるべき形は、
このバリュー側が望む形はどれだと思いますか?
僕は1だと思います。
僕からの株主優待には期待しないでください。
今のところ何も考えていません。
ただ、一つだけ、
僕はこれからも輝く続けることをお約束します。
そして最後に購入者のみなさんありがとうございます。
これからも宜しくお願いします。
ちなみに今回の騒動でヒカルさんが稼いだ金額は4000万~5000万円とみられている。
また、他3名の利益を合わせると1億円近くを得たとされており、この騒動に関わる人物の中でもっとも金儲けできたことは間違いないだろう。
↓ネット上の反応は次ページ↓
ネット上の反応
ネット上ではヒカルさんらの行動に批判の声が殺到し、炎上している。
「詐欺師」
「やり方がえげつない」
「刑罰受けるべき」
など、法的措置を望む声も少なくない。
謝罪と買戻し
2017年8月16日、ヒカルさんがツイッター上で今回の騒動に関して謝罪コメントを発表した。
また今回の騒動に関する説明も行なっており、
- 優待は一切宣言していない
- (井川さんの大量売却は)ファンにVAを買わせてあげるため
- 「自分たちの価値を比べて誰が一番価値のある人間か競う企画」をやろうとしていた
- 得た利益で最高値の自分のVAを購入する
と放出したVAを買い戻し、現在もVAを保有するユーザーに補填を行なうことを宣言した。
だが、損切りした(買戻し前にVA売却を行なった)ユーザーは一切補填されない。
VALU公式がヒカルさんのVAを売買できないよう規制をかけているため、今から購入することも不可能だ。
投資家だけでなくファンも裏切る形となったヒカルさんのVALU騒動。
ネット上では被害者の会が立ち上がり、法的措置を求めようとする動きもある。
人の噂は75日というが、今回の騒動はYoutubeで語り継がれる黒歴史となってしまいそうだ。