眠りたいのに眠れない。折角寝入ったのにすぐに目が覚めてしまう。
体内時計はどんどん狂い、起きる時間がぐるぐる変わる。
それに抗おうとすると完全なる睡眠不足となり体調不良を引き起こす。
不眠症は本当につらいものだ。
最新の研究によると、不眠症は遺伝性があるという。
睡眠障害を引き起こすかもしれない遺伝子が特定されたのだ。
しかも不眠症がうつ病などの精神疾患や2型糖尿病などの疾病と関連していることも指摘されている。
↓↓米国で睡眠実験を33,000人以上の兵士を対象に行ったところ・・↓↓
33,000人以上の兵士を対象とした大規模研究
アメリカ人の20%、米兵の実に50%が睡眠に問題を抱えていると言われている。
不眠症は体を衰弱させるため、医療サービス制度にとっても負担となる。
また慢性的な不眠症は、心疾患やII型糖尿病あるいは各種の長期的な健康問題につながる。
PTSDや自殺といった精神疾患との関連も指摘されている。
米カリフォルニア大学サンディエゴ校のマーリー・シュタイン博士らはゲノムワイド関連解析を行い、
33,000人以上の兵士から採取したDNAを分析した。
兵士はヨーロッパ系、アフリカ系、ラテン系の人たちで、
そのデータは祖先の影響を特定するためにグループ分けされた。
そして、その結果を英バイオバンクのデータを使用した他の2本の研究と比較した。
↓↓不眠症を引き起こす遺伝子変異が明らかに?!↓↓
双子を対象とした先行研究がきっかけとなっている。
その先行研究では、不眠症などが遺伝することを示唆していた。
そこで、これに関連する遺伝子変異を特定しようというのが今回の目的だった。
シュタイン博士の研究では、不眠症が部分的に遺伝に起因していることが確認された。
↓↓不眠とうつ病、2型糖尿病に関連性?!↓↓
不眠とうつ病、2型糖尿病に関連性
さらに研究では、不眠症が部分的に遺伝に起因していることが確認された。
また不眠症と2型糖尿病との強い関連性も発見された。
特にヨーロッパ系の兵士の場合、不眠とうつ病とに遺伝的な関係があるようだった。
このことは、これら一般的な表現型に共通の遺伝要因があることを示唆している。
今回の研究は、先行研究の結果を支持し、かつ裏付けるものだった。
↓↓不眠症は第7染色体の特定の変異と関連↓↓
不眠症は第7染色体の特定の変異と関連
不眠症は第7染色体の特定の変異と関連していた。
ヨーロッパ系の人々の場合では、
第9染色体にも違いがあった。例えば、第7染色体の変異は、
「AUTS2」というアルコール摂取と関連する遺伝子、
ならびに脳の発達や睡眠関連の電気シグナルと関連する遺伝子に近かった。
こうした変異のいくつかは、睡眠や概日リズムと関連することが知られている位置や経路の中に収まっている。
そのような不眠症関連遺伝子座が数々の精神疾患や代謝疾患のリスクに寄与しているのかもしれない。
引用元:http://karapaia.com/archives/52255472.html