【幻の最終回】クレヨンしんちゃん作者事故死から7年…誰も知らない22年後の物語に涙が止まらない
100 :◆YAe/qNQv0cvW:2014/08/16(土)11:00:32 ID:q9R7hRjXA
それから十数分後……
「――戻りました、お嬢様……」
今度は床下から這い出てきた黒磯さん。何でもありのようだ……
(ていうか、早すぎるだろ……)
そして黒磯さんは、一枚の紙をあいちゃんに渡す。
それを見たあいちゃんは、目を伏せた。
「……なるほど……こんなことが……しんのすけさんの心中、お察しします」
「察する程でもないって。特に何も考えてなかったからね」
「それでも、人のために行動するその御気持ち……あいは、感動しました!」
あいちゃんは紙を抱き締めながら、天を仰いだ。
「そんな、大袈裟だなぁ……」
するとあいちゃんは、視線をオラに戻す。そして、優しい笑みを浮かべて、切り出した。
「――しんのすけさん、あなたは、今の職場で働いていくおつもりですか?」
「う~ん……まあ、僕がいないと困るだろうし……。それより、なんで?」
「……実は、酢乙女グループの本社ビルで、新しく1名の雇用を募集しているのです」
「酢乙女グループの?」
「そうです。――しんのすけさん。そこに、応募してみませんか?」
「……え?」
101 :◆YAe/qNQv0cvW:2014/08/16(土)11:01:25 ID:q9R7hRjXA
「給料は今よりはいいはずです。少々体力を使いますけど……」
「いやいや、それはダメだよ」
「どうしてですか?」
「だって、なんかそれって、卑怯じゃないか。あいちゃんのコネで入るみたいな感じで……」
そう言うと、あいちゃんはフッと笑みを浮かべた。
「しんのすけさんなら、そう言うと思いました。……ですが、その心配には及びませんわ。
その募集自体は、一般に正規に知らせていること。
それに、私がするのは、あくまでもそれを紹介しただけにすぎません。
結局採用されるかどうかは、しんのすけさん次第なんですよ」
「あ、そういうこと……」
そしてあいちゃんは、表情を落とした。
「……ごめんなさい、しんのすけさん。本当はすぐにでも採用したいのですが……」
「分かってるって。あいちゃんは、そこの重役だしね。
知り合いだからって、重要な仕事を無条件に任せるなんてしちゃいけないよ。
――そうだな。でも、せっかくあいちゃんが勧めてくれたから、ダメ元で受けてみるよ」
「……はい!頑張ってください!あいは、信じております!」
そしてオラは、応募した。
――だがその時、オラは知らなかった。
オラが応募したそれが、どういう仕事であったのかを……
102 :名無しさん@おーぷん:2014/08/16(土)11:07:18 ID:IrpLV8coe
酢乙女グループどういう経営してるんだよ
103 :名無しさん@おーぷん:2014/08/16(土)11:11:26 ID:jZcwezdY2
>> 102
それは、今更だろ
原作でも何でもありな経営してたし
104 :名無しさん@おーぷん:2014/08/16(土)11:17:01 ID:IrpLV8coe
>> 103
そうだったか?
全然覚えてない
おしえてくれ
109 :名無しさん@おーぷん:2014/08/16(土)11:35:42 ID:jZcwezdY2
>> 104
具体的には覚えてないけど、何かにつけて両親の会社の事業でって言ってたろ
コミック見ても、けっこうあると思うぞ
105 :名無しさん@おーぷん:2014/08/16(土)11:22:13 ID:pqv7Jb8ME
ゴミ拾いから土地経営までやってるからな
108 :名無しさん@おーぷん:2014/08/16(土)11:33:27 ID:IrpLV8coe
>> 105
ほうほう
↓次ページへつづく↓