【時をかける少女を超えた!!】【青春】両親に預けられた車が一台も走っていない田舎にある叔父さん家での夏の日の出来事が…

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カメラを構え、夕暮れを背景にツンの姿をレンズに収める。

 

色褪せてしまう思い出は、こうして永遠の形になる。

 

茜空の中のツンは、胸が締め付けられるほど綺麗だった。

 

176: ◆zS3MCsRvy2:2007/07/15(日) 02:00:30.87 ID:isTVpX110

 

帰りのバスの中には、僕たち以外に乗客はいなかった。

 

ξ-⊿-)ξ「すぅ……ん……」

 

(;^ω^)「…………」

 

ツンは疲れていたのか、僕の肩に頭を乗せて眠りこけていた。

 

僕は細心の注意を払った。

 

ツンを起こさないように。

 

そして、高鳴る鼓動が聴こえないように。

 

ξ-⊿-)ξ「すぅ……むにゃ……」

 

安らかな顔で眠るツン。

 

胸元には、きらりと光るハートのペンダント。

 

窓からは夕焼けの明かりが差し込んでくる。

 

バスの中には、僕と、ツンの二人だけ。

 

177: ◆zS3MCsRvy2:2007/07/15(日) 02:02:33.60 ID:isTVpX110

 

( ^ω^)「(僕の、気持ちは―――――)」

 

自分を変えるには、変えたいという気持ちを伝えなくちゃいけない。

 

僕は、自分に素直になろう。

 

 

 

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