キュートな「高校生YouTuberの素顔」荒い編集や自然体の姿は“親近感”に、同世代から支持を集める

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 そんなスマホの中には、今後やりたい企画もメモされている。公園では、子どもが遊んでいる姿や冬の寒い環境などちょっとしたものをヒントにし、8分で10個ものアイデアが生まれた。

 最後に「どんなYouTuberでありたいか」と質問するとめがねは「身近に感じて欲しいと思っている。すごいタレントさんでもないし女優さんでもないから、身近に感じて欲しい」と話した。

■幼馴染3人組・ぴーかっぱあっぷる「カメラを忘れて遊びを撮っている」

 いま話題の高校生YouTuber3人組が「ぴーかっぱあっぷる」、通称「PKA」。高校2年生のゆうぴーまん、かっぱ、あっぷるからなるYouTuberチームで、3人とも小学校・中学校が一緒の幼馴染だ。動画を投稿したきっかけは動画コミュニティアプリ「MixChannel」。中学3年生の時に投稿した双子ダンスが人気となり、もっと自分たちを見てもらいたいとYouTubeへの投稿を始めた。

 PKAファンが指摘するのは「見ていて和む」「男女なのにこんなに仲がいいんだなと。いいなって思います」という3人の仲のよさ。動画を撮っている時は「カメラを忘れていつも遊びを撮っている感じ」(ゆうぴーまん)だという。

 この日、撮影を行ったのはかっぱの家。動画撮影の役割分担は企画、撮影機材の準備、編集、アップ作業など全てゆうぴーまんの担当だ。動画撮影のこだわりは「自分が鏡で見ている顔を映すこと」で、動画は左右を反転させて公開している。

 この日は6本の動画撮影と生配信という過密スケジュール。撮影の連続に疲れを見せる3人だが、動画の投稿にノルマがあるわけではない。「登録者が楽しみに待っている」(ゆうぴーまん)、「絶対にやらないといけないと思っている自分がいる」(かっぱ)、「諦めることはない」(あっぷる)と、カメラが回っているところでは元気な姿を見せる。撮影終了後、「自分が疲れた時に『疲れた』と言える」(かっぱ)、「他の子だったら続けていない」(あっぷる)と幼馴染だからこそ成り立つ関係であることを明かした。

 3人はいまや人気YouTuberとして単独イベントなども実施している。現在の状況についてゆうぴーまんは「いまでも信じられなくて。遊びからこんな感じになっているから」と実感が湧いていない様子だ。また、3人とも東京から離れた地方に住んでいることについては「住んでいるところに関係なく、きっかけがあれば誰でも有名になれるし、誰でも携帯ひとつあれば投稿できる時代ですね」と話した。

 近年増えている高校生YouTuber。その背景についてYouTuber専門家の植野敏昭氏は「趣味で始めた投稿が、親近感などが得られるといった理由から人気になり、結果的にお金を稼げるまでになるといったケースが最近の流れ」と分析。PKAの場合は、ミックスチャンネルでの『双子ダンス』がトレンドに引っかかったと言える。

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