【時をかける少女を超えた!!】【青春】両親に預けられた車が一台も走っていない田舎にある叔父さん家での夏の日の出来事が…
( ^ω^)「僕はカメラを通してそのことに気付いたんだお」
( ^ω^)「だから、完璧じゃなくてもいいから、自分が感じたままに表
現するんだお」
121: ◆zS3MCsRvy2:2007/07/08(日) 21:06:36.73 ID:/YDuLUAZ0
( ・∀・)「……うん、そうだね。僕の感覚で塗るよ!」
そう言ってモララーは紙一面を水色で塗った。
( ^ω^)「お?」
( ・∀・)「僕には、こう見えたんだ!」
水色がかった雲に黒の色鉛筆を薄く広げるように塗っていく。
それはまるで空を覆っていくようだった。
立ち上る煙のような雲ではなく、恵みの雨を降らせる雲を、モララーは描い
た。
( ^ω^)「たった2色でこれだけ表現できるなんて凄いお!」
(*・∀・)「え……そっ、そうかな」
(*゚ー゚)「うん、よくできてるよ!」
本来は観察のスケッチなのだから、ここまでこだわる必要はないのかもしれ
ない。
だけども、僕は二人にこの風景を忘れてほしくなかった。
僕たちの夏の思い出として。
123: 名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/07/08(日) 21:08:4
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