【時をかける少女を超えた!!】【青春】両親に預けられた車が一台も走っていない田舎にある叔父さん家での夏の日の出来事が…
なごむな
119: ◆zS3MCsRvy2:2007/07/08(日) 21:01:00.56 ID:/YDuLUAZ0
モララーが悩む。
自分の中の雲のイメージが表現できなくて、もどかしく感じているようだ。
(*゚ー゚)「私は黒を使って塗ってるよ」
しぃの絵は、黒の濃淡を使って巧く雲の様子が表現されていた。
(;・∀・)「お姉ちゃんは絵がうまいからいいなー」
困り果てたモララーは、仕方ないなというような顔をして色鉛筆を漁った。
120: ◆zS3MCsRvy2:2007/07/08(日) 21:03:36.83 ID:/YDuLUAZ0
(;・∀・)「もう適当に塗ろっかな……」
( ^ω^)「モララーには、雲が何色に見えるのかお?」
( ・∀・)「うーん、灰色っぽいけど、ちょっと違うかなって……」
( ^ω^)「それじゃあ、ちゃんと自分の感じた通りに塗るんだお」
(;・∀・)「でも……いい色がないよ……」
モララーはそう言って13色の色鉛筆のケースに目を落とす。
( ^ω^)「目に映るものの色なんて、最初から用意されてないお」
僕はモララーの顔を見つめて言った。
( ^ω^)「この世界には完璧に絵にできる景色なんか一つもないお」
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