【こんな事もあるんだな】男の子を助けてあげた→バスの座席で必ず隣に座ってくる男の子→意味がわからなかったが・・・

ストーリー

    最初私は彼に対して無言でどこまでも追いかけてくるアンドロイド的な怖さを感じていたが、彼の人間らしさに触れていくにつれてなんだかこの子も憎めないなと思えてきて段々と彼を観察するのが楽しくなってきていた。

    国語の教材を音読した日を境に彼は乗車中に色んなことをするようになった。スケッチブックにボールペンで絵を描いたり、国語の教材を音読したり黙読したり・・・

お互いに会話を交わすことはないけど彼が私に見せようとして色んなことをしているというのをわかってきたので私は隣でその様子を黙って見ていた。