嫁が誤って送ってきたメールで浮気発覚…浮気相手は上司で俺との結婚も上司の”命令”の一環だった。13年間の全ての関係を知った俺は・・・

ストーリー

 

俺君、諦めろ。私に退職願を出した時点で
絵は出来ていた。

社を退職して貰わんと役員に出来ないだろ?

それに、先に常務から株の譲渡の件で
相談があったからな。

常務は俺君に譲渡しないか?
と言ったら二つ返事で了承したよ。

経費も自分で払うとまで言ってね。

後はB君が混乱を収めつつ、営業部の統合を
図って空いたポストに就いて貰っただけ。

俺君が居なくてスムーズに事が運んだよ。

Bも薄々は感づいていたようだ。

元々営業部自体が飽和状態だったことは否めない。

常務派のクーデターを阻止し、
併せて一気にリストラを進めた形という事は
社長にとっては一石二鳥どころの話ではないって事か?

何だか考えるのが面倒になり、
分かりましたと答えた。

辞令の交付日は来月一日だ。

 

 

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