【いい話】放置子だった私。お母さんの彼氏が来ると家を追い出されるので公園のすべり台の下が夜中の居場所になった。ある日いつも通りそこで過ごしていたら超派手なお姉ちゃんが公園にやってきて….
コンビニ袋を持ってふらふらっと歩いてきて、
近くのベンチにあぐらかいて座った。
そして、コンビニ袋からおでん出して食べはじめた。
それがすごくあったかくておいしそうで、思わず滑り台の中から出て行っちゃったのね。
もちろんお姉ちゃんと目があって
「あ、ヤバい」
って思ったけどお姉ちゃんは怖い人じゃなかった。
「あんた、お腹すいてんの?」
って聞かれてうなずいたら、ふーん、と、ほー、の混ざったみたいな声だして
「ちょっと待ってな。あ、そのおでん食うなよマジで」
って言い残して、食べかけおでん置いて、またふらふらっと公演を出て行った。
戻ってきたお姉ちゃんは、両手にコンビニ袋を持っていた。
それで、おつゆたっぷりの、てんこ盛りのおでんをくれた。
かぶりつこうとした私をちょっと止めて
「まずちょっとおつゆ飲みな。いきなり具から食ったらゲロってもったいないよ」
と教えてくれた。
お姉ちゃんと並んでおでんを食べた。
お姉ちゃんは「あんた、親に家追い出されたんでしょ。いつまで入れてもらえないの?」
ってずばっと言ってきたのでびっくりした。
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