【知っているようで知らなかった】ウジ虫が身体の60%を食い尽くす?死後、人間に起きること【まとめ】
①心臓が止まるとともに血液の流れが停止する。
心臓が止まった時を、
医学的には『死亡時刻』とし『死』とします。
いったん心拍が止まると、
体中に酸素を巡らせていた血液の流れがなくなり、
酸素を奪われた体のあらゆる部位に死が訪れます。
②体の色が変わる。
血液の流れがなくなると、
体の色が変わり始めます。
地面に近い方の皮ふの一部が、
赤紫あるいは青紫色になるのです。
③死斑(しはん)が出来る
血液が局所的に固まりだし、
その部分だけ皮ふの色が変化します。
その時にできる
アザのようなものを死斑と呼んでおり、
死因によって色が変化します。
④死後硬直
人間は37℃の熱を失い、
徐々に外の温度と同じになります。
これを死冷(しれい)と呼んでいます。
その後、死体の筋肉が固まって
動かしにくくなる『死後硬直』が
すぐにではないですが始まっていきます。
室温20℃では、
亡くなってから約2時間ほどで始まり
死後12時間ほどで全身にいたります。
さらに数十時間経つと、
筋肉のタンパク質が分解され筋肉組織が崩壊し、
筋肉は一切の役目を終えて死後硬直がとけるのです。
⑤皮膚の伸縮
体中の筋肉が既に役目を終えてしまっているため、
皮膚がゆるんだ状態となります。
その後、皮膚が水分を失い、
体全体の皮膚は収縮するのです。
眼球の水分も蒸発していき、
眼周辺の落ちくぼみが
目視で確認できるようになります。
⑥便や尿の排出
死後硬直が解けると筋肉がゆるむため、
お尻にある括約筋もゆるんで開いた状態になります。
そのため死体から尿や糞便が排出される場合が。
ただし、これは必ずしも起きるとは限らないことです。
⑦腐敗臭が出てくる
細胞が死ぬと酵素を放出し、
自らの細胞を消化し始めます。
その後、腸内細菌やバクテリアが
体内のタンパク質、炭水化物などを分解し始め、
有害で悪臭なガス(腐敗臭)を発生させるのです。
⑧動物が死体に入り込み、食べ始める
腸内細菌やバクテリア等が体を分解し始めると、
彼らが生成した匂いに釣られて
ハエたちが体中に卵を産みつけるのです。
数時間で産まれた幼虫は体内をむしばみ始めます。
⑨体全体が膨らみ、内臓が全てガスや液体に
内臓部分で生成された腐敗ガスは
体全体を膨らませ、目を圧迫して
目のくぼみから飛び出させたり、
舌を口から飛び出させたりします。
その後、タンパク質の分解が起こり
いままで結合していた
細胞同士が離れ壊れていくのです。
そして全ての臓器を消化して
液体やガスを生成します。
人体で最後に残るのは…..↓