【実話】高価な指輪を手にしたホームレス男性。彼の判断はまさかの…!

ストーリー

指輪に気付いたホームレス

その夜、寝床に戻ったビリーさんは寄付をしてもらったお金を確かめていると、指輪が入っていることに気づき、宝石商に売るか心が揺れます。

これだけのお金があれば人生をやり直せるかもしれない、そう考えたビリーさんの脳裏によぎったのは牧師をしていた祖父の声。

子どもの頃、遊んでいてうっかり花瓶を割ってしまったビリーさんが、それを言い出せずにいた時に祖父から言われた「ビリー。人は、悪魔じゃないが、天使でもない。でも努力すれば、天使に近づくことができる。いつも正直に生きなさい。」という言葉でした。

指輪は売らずに返却

一度は結婚し、離婚を経験していたビリーさんは、この結婚指輪が大切なものであることは痛いほどよく分かりました。

翌日、この場所を再び訪れたサラさんは、ビリーさんを見つけます。

サラさんは、自分のことは覚えていないだろうが貴重品を間違えて与えたかもしれないと問い掛けたところ、ビリーさんは「指輪ですか?持っている。あなたのために保管していた。」と答えます。

知らないと答えて売り払ってしまえば、沢山のお金を手に入れることができたのに、サラさんにすんなりと指輪を返したビリーさんの行動はなかなかできない事だと思います。

指輪を返した行動が世界から賞賛の嵐に

ビリーさんの生き方に感動したサラさんはこの話をメディアで語り、さらに彼のための寄付を集めることにしました。

人間としての善意を失わない、優しきホームレス男性のストーリーは世界中から称賛の声が上がり、そして見事、多額の寄付が集まったのです。

ビリーさんは、この寄付で住まいと車を買い、塗装業を始める予定。

「家を出るときに自分の部屋に鍵をかけ、帰るときには鍵を閉められる、この状況がどんなに気持ちいいことか、皆さんには分からないかもしれません」とビリーさんは言いました。

これでビリーさんは住む場所を手に入れ、16年ぶりにホームレスから脱却することができたのです。

「あれから、正直者って言われるけど、当たり前のことをしたまで。それを多くの人に伝え、知ってもらう、いい機会をもらったってことかな。」

と最後まで善意に満ち溢れたビリーさんでした。

頭では当たり前のことと分かっていても、お金がない状況でこの行動はなかなかできないと思います。

ビリーさんの行動で、自分の行動も考えさせられる良い機会になったかもしれません。

 

引用元:https://vipper-trendy.net/homeless-kihu