【恐怖】12年間沈黙を貫いてきたけど・・・修学旅行先の沖縄での心霊体験談
沖縄のヒメユリの塔やガマで不謹慎な行いをした修学旅行生への報い
高校の修学旅行で沖縄に行った生徒の話です。
体験したのは黒澤くん(仮名)です。
彼ら一行は、学業の一環として『ヒメユリの塔』や『ガマ』に見学していました。
学業と言っても殆ど旅行みたいなものなので、多数の生徒は遊び半分で見学していました。
特にはしゃいでいたのは、河野くん(仮名)と林くん(仮名)でした。
『ヒメユリの塔』では、他の見学者であるおばあちゃんに
「不謹慎だよ、静かにしてね」
と注意されましたが、彼らは全く反省してない様子でした。
次に一行は『ガマ』へ向かいます。
相変わらずはしゃいでいる河野くんと林くんに嫌悪感を抱いている人がいました。
小倉くん(仮名)です。
彼はよく色んな生徒にからかわれているいじめられっこの立場にいました。
ですがこの時は、まるで親の敵を見るような目で河野、林を睨んでいました。
彼は何時も無気力で厄介事は避けようとしていたので、明らかに気分を悪くしてる様な顔見た事ありません。
気になったので黒澤は
「どうしたの?気分悪そうだけど…」
と聞きました。
小倉は
「いや…あいつ等がさ…結構やばい事してるから…」
といいます。
黒澤「河野くんと林くんの事?確かに不謹慎だよね、さっきも起こられてたし」
小倉「うん、黒澤くんもあいつ等から離れてた方がいいよ、巻き込まれるかもしれないから」
黒澤「ん??あぁ、また怒られそうだからね、とばっちりは嫌だから離れてるよ」
小倉「いや、怒られるだけならいいんだけどね…」
黒澤は、含んだ言い方をする小倉に
「どういう事?何かあるの?」
と聞こうとしましたが、先生の
「ハイつきましたー、これから洞窟になるので足元に気を付けて下さいねー、あとくれぐれも騒がないこと!特にそこの二人!」
で遮られました。
そこの二人!と指された河野と林を見て、絶対また何かやりそうだなと言う表情のまま、先生の説明は続きます。
「ここ『ガマ』では、戦時中民間の隠れ家、または兵隊の駐屯所としても使われており~…人は地獄の様だと…」
先生は説明しながら洞窟内へ入っていきます。
黒澤と小倉も先生に続いて入っていきます。
そして、大空洞に入ろうとした時でした。
小倉は
「ひっ!」
と小さく悲鳴を上げ立ち止まりました。
そのあと
「ごめん黒澤くん、俺もう無理」
と言い残して殿を務めていた先生の元に行き、付き添われながら洞窟を出て行ってしまいました。
黒澤は
「やっぱり何かあるのか、後で聞いてみよう」
と思いながら、小倉がヤバイと言っていた二人を見ました。
相変わらずはしゃいでいます。
「骨出るんじゃね?」
とか言いながら地面を蹴っています。
先生は、もう気にしないで
「はい、では明かりを消しますよ~本当に真っ暗になるんで気をつけてね~」
と言い明かりを消しました。
明かりが全くない、夜に目を瞑ってた方が明るいのではないか、と言えるほどの暗さでした。
黒澤が
「本当に真っ暗だな」
などと思っていた時です。
突然
「うわあぁぁぁぁ!!」
と言う叫び声が上がりました。
声の主は河野と林でした。
先生が
「林!河野!いい加減にしろ!」
と言っています。
しかし、河野と林は
「ああっあぁぁ!」
「いやだぁっぁぁ」
と叫びながら走り回っている様でした。
先生も流石に変と思ったのか、明かりを付けました。
河野と林がいません。
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