【恐怖】12年間沈黙を貫いてきたけど・・・修学旅行先の沖縄での心霊体験談
…いや、立ち入り禁止のロープの奥にいました。
二人は、
「いやだぁぁぁ!やめてくれぇぇぇ!」
「それは俺のだぁぁ!とらないでぇぇ!」
「やめろ!やめろぉ!そんなのたべたくない!そんなのたべたくない!」
と泣き叫びながら、地面を素手で堀返しています。
先生は
「なぁ!…なにやってんだ!」
と駆け寄り、抱きかかえようとしたが、二人は振り払い
「だめだぁぁ!あんたは何も知らない!!何も知らない!」
「いやだ…こんなこと…たべるのはだめだ…あぁぁぁ…」
と叫びながら一心不乱に地面を掘ります。
「やめてくれぇぇ…人でなしぃぃ…」
と言いながら、河野と林は先生二人と生徒三人がかりで取り押さえられ、洞窟から連れ出されました。
他の生徒も続いて出て行きます。
外のベンチには俯いた小倉が座っていました。
小倉は
「あいつ等おかしくなったんでしょ?自業自得だな…」
と言ってきました。
黒澤は
「小倉くん、何か見えたんだよね、何が見えたの?」
と聞きました。
小倉「頭だよ…人の…笑顔だったり怒ってたり、泣き顔だったり…青白い人の頭が…俺達が入ったとたん、地面からニョキ~って生えてきて…ゆらゆらと動き出したんだ…」
黒澤「頭!? 体は無かったの?」
小倉「無い、首の長さが2mくらいで…首から下がない20人以上の頭が…ゆらゆらと揺れてた…」
「俺、昔から良く見るんだよね、そういうの。でも今までに見たのとは比べ物にならない、ここは恐ろしすぎる…」
小倉はそう付け加えました。
河野と林は、その後まる一日病院で寝込み、『ガマ』に入った時の記憶が無くなっていました。
黒澤は後で河野と林から、神社にお払いに行って3日間しごかれたと聞いたそうです。
引用元:http://nobunaga.biz/fear/okinawa.html、http://kowai-story.net/archives/14562