【驚愕・異常】日本人から見た中国の非常識。中国人よ「恥」の輸出やめろ!!!!!

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「恥」の輸出は何を意味していたのか

 
 さて一方で、ちかごろ私が海外に出るたびに驚かされているのは、日本人の旅行者や留学生のマナーの良さや目的意識の高さと、それと表裏一体をなす存在感の希薄さだ。これは自分の主戦場である中国・台湾・香港はもちろん、パリやロンドンの繁華街でも、果てはニューデリーやバンコクのバックパッカー街ですらも等しく見られる現象である。
 
 いまや海外において、バブル時代のような「爆買い系」や「民度低い系」の日本人は絶滅危惧種だ。また、小林紀晴のベストセラー『アジアン・ジャパニーズ』(1995年)に登場するような、90年代のポストバブル時代的な「自分探し系」「外ごもり系」の若者すらも激減している。ろくに英語も話せずにマリファナばかり吸っている自称留学生や、東南アジアの買春オヤジやリゾラバ女子を目にする機会もずいぶん減った。
 
 近年、海外で出会う日本人は、就活で語学を武器にするために中国に留学して毎日真剣に学んでいる女子学生(北京)や、貧困層へのボランティアのためにインドにやってきた青年(ニューデリー)など、お行儀が良くて意識の高い人ばかりだ。
 
 一方で日本人の旅行者や留学生の人数そのものは目に見えて減っており、観光地の商店の客引きからは日本語ではなく韓国語や中国語で声を掛けられることがずいぶん増えた。
かつては真っ先に日本語が書かれていた位置に、韓国語と中国語が書かれた薬局の張り紙。しかも中国語は比較的正確な文法なのに、日本語はメチャクチャだ。2014年12月、インドのニューデリー市内ハウズ・カース・ヴィレッジにて筆者撮影
 もちろん、こうした真面目でマトモな人たちはバブル時代にもちゃんと存在した。ただ、当時はそれを何倍も上回る数の「国の恥」のような人たちが海外に溢れ出ていたため、悪貨が良貨を駆逐してしまい、優秀な人の姿が見えなくなっていたのである。
 
 反面、近年になり海外で意識の高い日本人留学生や行儀のいい日本人旅行客ばかりが目につく背景も、やはり簡単に説明できる。
 
 まず、バブル時代と比べて日本人が海外慣れしたことや、日本政府が出国者のマナー向上キャンペーンにかなり力を入れたこと、ここ二十数年間で日本人全体(特に若者層)の公共空間での振る舞いが格段に垢抜けたことなども、その要因であるのは間違いない。
 
 だが、それと同じくらい大きな要因となっているのは、長年続く不景気や地方の衰退によって、多くの日本の庶民が金銭や時間の余裕を失ったことだ。特に若者層の場合、往年のように「『終わりなき日常』に飽きた」と海外でモラトリアムの時間を過ごす行為は、そのまま十年後の自分の死活問題に直結しかねない。結果、気軽な海外旅行や娯楽目的の留学ができる人が減少し、(どんな社会状況のもとでも海外に出るという明確な理由や、生活の余裕を持つ)優秀な人の姿だけが、相対的に目立つようになったのである。
 
(日本人の年間出国者統計の数字自体は1990年代半ばからほぼ横ばいだが、これは経済のグローバル化に伴って何度も出入国を繰り返すビジネスマンが増え、減少した海外旅行客の数を補っているからだと考えられる)
 
 やや忸怩たる思いも覚えるが、意識が低くてマナーの悪い「国の恥」のような人々が全世界に飛び出す現象の発生とは、送り出し国の国力の賜物なのだ。
 
 従来のようなエリート層のみならず、本来ならば人様の前に出してはいけないような文化水準の人たちまでも海外に出かけ、札ビラをちらつかせて大きな顔ができる。こうした現象は、その国家が強く豊かになり、社会が爛熟期を迎えたという事実の反映に他ならない。
 

中国人観光客よ、日本のみならず全世界から消滅せよ!

 
免税用の受け付けに並ぶ外国人観光客ら=和歌山市
 ゆえに、私は本稿において、声を大にしてそう叫びたい。
 
 なぜなら、意識が低くてマナーの悪い中国人観光客が世界中から消え去る事態とは、すなわち中国が「国の恥」を海外に輸出できるだけの国力を喪失したことを意味しているからだ。
 
 バブル崩壊から数十年間の日本の歴史が証明するように、国力が衰退した国家からは企業や個人の活力が失われ、国際社会における政治・経済面での重要度も低下する。アメリカと世界を二分するといった無謀な妄想も、社会が停滞すれば跡形もなく消し飛ぶ。
 
 わが国の「仮想敵国」である中国がそんな状態の国家に変わることは、日本の国防上の観点から見ればかなり嬉しい事態だ。近ごろ世間を騒がせている憲法改正や安保法制の整備だって、わざわざ急いで話を進める必要はなくなる。良いことばかりである。
 
――再び言う。中国人観光客が全世界から消滅する未来よ来たれ!
 
 実のところ、近年報じられて久しいように、中国経済はすでに停滞期に突入しつつあるようだ。あまり心配をせずとも、さして遠からぬ将来、雲霞のごとく押し寄せる中国人客が海外で大々的に爆買いを繰り返すような事態は、おそらく過去のものとなっていく。
 
 では、私たち日本人は現時点では何をすればいいのか。
 
 答えは簡単だ。彼らがカネを使ってくれるうちにできるだけ誘致に力を入れ、しっかりとインバウンド市場で儲けさせてもらうのである。調子に乗った中国の「高転び」をひそかに期待することと、一時の春を謳歌する成金旅行者たちから1円でも多くの外貨を回収するための経営努力を惜しまないことは、まったく矛盾しない行動なのだ。
 
 少なくとも、四半世紀前に日本から大量の爆買い客や買春オヤジやリゾラバ女子を受け入れていた世界の各国は、そんな姿勢で「野蛮人」どもの襲来をやり過ごし、がっつりと儲けていた。日本人はいまこそ、過去の事例に学ぶべきときを迎えているのだ。

 

 

 

引用元:http://waku2spring.top/archives/a9378/、http://ironna.jp/article/2203