トイレの間違った座り方で力”ンになるリスクを高めている!!!洋式の正しい座り方とは?
現在、自宅が和式トイレの人は極めて少数だろう。そもそも和式トイレを使用したことがない人が大半かもしれない。
今回は、和式トイレの知られざる効果を、医学的な視点から解説したい。というのも、現在、便秘に悩んでいる人は多いと思うが、それは洋式トイレが原因のひとつかもしれないからだ。
まず、便秘の原因はなんだろうか?
大きく「便排出困難型」と「結腸通過時間延長型」の2つに分けられる。今回は、排出困難型に着目して話を進める。
漢字がたくさん並んで難しい言葉のように見えるが、つまり、「排便するときに筋肉がうまく使えなかったり、腸の角度の問題により排便が難しいことが原因」であり、そのため「筋肉や腸の角度の問題を解決すれば便秘は解消される」といえる。
この2つを改善するのが、和式トイレかもしれないのだ。
和式と洋式の「姿勢」の違いが排便を……
なぜ和式トイレが良いのか? 和式トイレと洋式トイレの違いは、「姿勢」である。骨盤の角度が明らかに異なる。
図1:洋式トイレ
洋式トイレでは、いわゆる「座っている姿勢」なので、体と股関節の角度は、ほぼ直角である。一方、和式トイレは、いわゆる「ヤンキー座り」のようになるために、体と股関節は鋭角になる。
この姿勢が、実はとても重要である。というのも、和式トイレで用を足すと、ちょうど直腸と肛門とが「直線」になる。そのことによって、自然な形で排泄を行うことができるのだ。
図2:和式トイレ
一方、洋式トイレだと、直腸と肛門の間がまだS字のようになっており、排便口が引っ張られて狭くなってしまっている(図を参照)。
図1が、洋式トイレに座っているときの腸の様子。腸が締め付けられてしまっている。図2が和式トイレに座っているときの腸の様子。腸が解放されている。
手軽に和式トイレの良さを取り入れる方法がある!
それを裏付ける研究もちゃんとある。排便時の力みを「3つの異なる姿勢」で比べた研究だ。
(1)洋式トイレのように座った姿勢
(2)洋式トイレの足元に10cmの高台を置き、そこに足を乗せた姿勢
(3)和式トイレの姿勢
その結果は、排便時間、便排出の力みともに、和式トイレの姿勢(スクワットの姿勢)がほかの2つよりも少なかった。つまり、「より少ない力で早く便を排出できた」ということである。
また、アフリカや東南アジアでは、便秘に悩む人が圧倒的に少ないという。栄養状態は先進国に比べて良いとはいえないと思うが、異なる点はトイレ文化である。便秘が少ない地域は、いまだに「かがむ」ように、つまり和式トイレを使用するように用を足していた。
しかし、いくら良さがわかったとしても、一度洋式トイレに慣れてしまうと、和式トイレを使用するのには抵抗があるだろう。そこで、手軽に和式トイレの良さを洋式トイレに取り入れる方法がある。
それが「足に踏み台」を使用するという方法だ。前述したように、和式トイレの良さは骨盤と足が鋭角になることだ。そこで、踏み台を使用することで、それを再現できるというわけだ。
実際に商品化もされていて、アメリカでは大人気だという。そして、アマゾンでも購入することができる。
アマゾンで購入できる商品は「Squatty Potty」という商品である。そのレビューの高さに、あらためて驚く。知っている人は知っているのだ。気になる人はレビューを読んでみてほしい。これを使えば、もう便秘に悩まなくなるかもしれない。
引用元:http://100tech.me/632、http://biz-journal.jp/2017/03/post_18210.html