人工知能は危険?顔認識技術で「偽ポルノ」誰でも合成可能。某サイトすでに3万人以上の登録者
人工知能で作られる偽ポルノ。顔認識技術で誰でも合成される危険…
画面のなかは、もう信用してはいけません。
芸能人のエロ画像、エロ動画流出!は世間をにぎわす大きなニュース。知名度を一気にあげる人もいれば、これが原因で華やかな世界から去る人も。もちろん、エロ画像・動画には、合成された偽物もあり、有名人には頭痛のタネ。しかし、今やマシンラーニングの発展で一般人にまでその手が伸びているようで…。
Motherboardでは、コミュニティサイトDiscord(ディスコード)やRedditにて、フェイクポルノを作る人々が増えていると指摘。人々は、有名人の合成だけではなく、好きな人や元恋人の顔をエロ画像・動画に合成しているというのです。アイディア自体は新しいものではありませんが、いまや人工知能によってよりリアルな偽ポルノができてしまうのが問題。合成に必要なソフトは無料という恐ろしさ。合成の素材となる写真も、SNSを探せばいくらでも無料で手にはいるという恐ろしさ。しかし、なにより恐ろしいのは、この合成偽ポルノの作り方などの情報を交換するコミュニティが拡大しているということ。Redditのとあるコミュニティは、すでに3万人以上の登録者がいます。Facebook(フェイスブック)やInstagram(インスタグラム)から、高校自体のクラスメイトの写真を拝借して偽ポルノ動画を制作し、出来も悪くないと自慢するユーザーまでいる始末。
昔よりも簡単に誰でもできるとはいえ、2~3枚の写真をアップロードすれば、フェイクエロ動画ができあがるわけではありません。SNSのおかげで素材は無料だとしても、そこから必要な写真を何枚も何百枚もとり、それ相当の写真編集スキルで合成しなくてはいけないのです。ただ、無料の人工知能ソフトが、ターゲットにうまくマッチしてくれるポルノ女優を探してくれはします。でも、この人工知能レベルのうまいマッチのおかげで、完成品のリアルさが増してしまいます。フェイクポルノで、何よりも問題視すべきなのはここ、リアルであるということです。
エロのパワーはすさまじいものがあり、エロなくしてテクノロジーの発展なしといっても過言ではないでしょう。ただ、その力が強いがゆえに、インターネットに闇が存在してしまうのも事実。もうどうしようもありませんよ。何をどう取り締まればいいのかもわかりません。ひとつハッキリと言えるのは、画面を通してみたものは決して信じてはダメだということ。たとえそれが、リアルタイム配信だとしても、信じてはいけない、それが今の世界なのです。
1. そもそも人工知能って何?
人工知能(artificial intelligence、AI)とは、人工的にコンピュータ上などで人間と同様の知能を実現させようという試み、或いはそのための一連の基礎技術を指す。
「人工知能」という名前は1956年にダートマス会議でジョン・マッカーシーにより命名された。現在では、記号処理を用いた知能の記述を主体とする情報処理や研究でのアプローチという意味あいでも使われている。
1-1 人工知能(AI)の例
・SIRI
・自動運転車
・検索エンジン
・Watson
・自律ロボット
など。