人工知能は危険?顔認識技術で「偽ポルノ」誰でも合成可能。某サイトすでに3万人以上の登録者
8-1 人工知能とともに生きるために、考えておくべき人間の役割
- コミュニケーション
- 身体性
- 発想・アイデア
- 直感・センス
- イノベーション
これらのスキルを磨いていくことこそ、人工知能時代を生き抜く大きな武器になるという考え方があります。
書類作成、計算力、記憶力、データ検索&解析、オペレーション業務全般など、人工知能の方が優れている仕事は人工知能に任せ、私たちは人工知能に負けない働き方を目指せばいいということです。
ほ・ん・や・く!人類は人工知能に負けない強みを発揮できるか?
In Dr. Stephen Thaler’s opinion, the greatest risk that human beings face is “the revelation that human minds may not be as wonderful as we all thought, leading to the inevitable humiliation and denial that accompanies significant technological breakthroughs,” he said.
Stephen Thaler博士の意見によると、人類が直面する最も大きなリスクは、「人類が、全ての人が思っているほどすばらしくないということが明らかになり、重大な技術のブレークスルーを伴った屈辱と否定が避けられなくなることです。」と、彼は言いました。
Will humanity have to face its inadequacy compared to AI’s superhuman processing powers, or will human beings realize unique strengths as a species that cannot be replicated? Will the onslaught of AI technologies inspire an overcoming of human disparities as societies come together to address underlying faults, or catalyze growing rifts that escape our eventual control? On behalf of all of humanity, let’s hope we make collective decisions that increase our chances of the former.
AIの超人的な処理能力と比較して、人類は自身の欠点と向き合わなければならないのだろうか?または、複製のできない種として人類は独自の強みに気づくのだろうか?AIテクノロジーの到来によって、内在する欠陥に対処するために社会が一体になるにつれて、または我々が最終的にコントロールできない溝を埋めるにつれて、人間は絶望を克服するだろうか?全ての人類を代表して、我々が前者(人類の独自の強みに気づく)のチャンスを増大させる総括的な判断をすることに希望を持ちましょう。
出典:https://www.techemergence.com/artificial-intelligence-risk/
8-2 脳内の機構・反応に関する研究(ヒューマンブレイン計画)
脳内の機構・反応に関する研究も進んできています。
EUのヒューマンブレイン計画は、2013年からの10年で12億ユーロほどの予算を90の研究機関に投じて脳を解明しようというものです。
EUの予算により今後10年間行われる巨大研究計画として、ヒューマンブレイン・プロジェクト(Human Brain Project)とグラフェン・プロジェクト(Graphene Project)が選定されたと報道しました。
8-3 脳の働きを分子レベルで構築する研究(ブルー・ブレイン計画)
Blue Brain(ブルー・ブレイン)とは、人間の脳全体のコンピュータシミュレーションを最終的には分子レベルで構築することを目標としたプロジェクトです。2005年に開始されました。脳の構造研究が目的です。2005年5月、IBMとスイスのローザンヌにあるスイス連邦工科大学ローザンヌ校の Henry Markram 率いる Brain and Mind Institute が共同プロジェクトとして開始しました。
ブルーブレイン計画(2005年~)は既に成功し、ネズミの知能は実現済といいます。
その延長で、ネコの知能、サルの知能をクリアし、2023年頃に人間程度の知能を実現するとしているとのこと。
いわゆる論理的思考だけでなく感情、感覚、そして、いまひとつ正体が分からない意識や自我まで、勝手に出現するだろうと当事者は予測します。