「マックのポテトでハゲが治る」育毛研究に画期的ブレークスルー到来!?
2013年に「毛髪クリニックリーブ21」が発表した独自調査によると、日本人口のおよそ4200万人が薄毛・脱毛の進行に悩んでいるという。読者の中にも、加齢とともに抜け落ちる髪の量が増えたと実感している方も多いのではないだろうか?
先日、ネット上でこんな話題が大いに盛り上がった。発端は、『ニューズウィーク』が次のように報じたこと。
日本の科学者が、脱毛症(禿げ)の治療法を発見したかもしれない。秘密は、マクドナルドがフライドポテトを作る際に使っている化学物質にあるという
■ハゲ治療の鍵はマックのポテトに隠されていた
そんな人々に朗報が舞い込んできた。なんと、マクドナルドのポテトを食べるだけで、髪の毛が再生されるかもしれないという驚きのニュースを英紙「Daily Record」(4日付)が報じているのだ!
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ファーストフードと聞くと、どうしても健康的なイメージはもちにくいが、こと髪の毛に関してはそうでもないかもしれない。横浜国立大学の福田淳二教授らが、科学誌「バイオマテリアル」に発表した研究によると、新しい方法で毛包(発毛機関)の培養に成功したという。その鍵となったのが、マックのポテトにも含まれているとされるジメチルポリシロキサンというシリコーンの一種だったというから驚きだ。
「毛包原基(HFGs)の大量生産の鍵は、培養機の基材の選択にありました。酸素浸透性のジメチルポリシロキサン(PDMS)を培養機の底に使ったところ、これが上手くいったのです」(福田教授)
この方法で5000個の毛包原基の同時生産に成功し、マウスに移植したところ、マウスの背中に新たな黒い毛が育ったという。この方法で毛包原基が生産されたのは今回が始めてとのことだが、将来的には人間への応用も可能とのことだ。
■本当にマックのポテトで増毛できるのか?
福田教授はこう語っている。
「シンプルですが、安定した将来性のある方法です。我々はこの技術が人間の毛髪再生医療を進展させ、男性ホルモン型の脱毛症に貢献できることを望んでいます」(福田教授)
ということは、ジメチルポリシロキサンは消泡剤として食用油に含まれているため、その油で揚げられたポテトを食べれば、育毛・増毛が期待できる!……と思いたいところだが、福田教授の研究をみてみれば、そういうことではなさそうだ。
今回の研究で分かったことは、ジメチルポリシロキサンが毛包原基の培養に効果的だったということであり、ジメチルポリシロキサンを経口摂取したところで毛髪に影響があるとは言えないだろう。また、「Daily Record」はマックの油にジメチルポリシロキサンが含まれているとしているが、日本マクドナルドもジメチルポリシロキサン入りの油を使っているかは定かではない。ジメチルポリシロキサンは、食用油にはよく含まれているというから、その可能性は高そうだが、実際のところは不明だ。
とはいえ、薄毛に悩む方はこれで落胆する必要はない。福田教授の研究が今後順調に進めば、将来的には薄毛・脱毛は完璧に治癒できるようになるかもしれないのだ。問題は、先に光り輝くのが、あなたの頭か、未来か、ということに尽きるだろう。
これに対して、ネットではこんなコメントが続出。
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