北海道湧(ゆう)別(べつ)町で暴風雪の中、凍死した同町の漁師、

 

岡田幹男さん(53)は、長女の夏(なつ)音(ね)さん(9)の体の下に両手を回し、

 

娘の体を守るような状態で発見されたことが4日、分かった。

 

夏音さんは低体温症だが命に別条はない。父親が10時間以上も暴風雪から守り、体温で温めたことが娘の命を救った。

命を奪った今回の暴風雪は、強風によって雪が巻き上げられ視界が奪われる「ホワイトアウト」という現象が起きた可能性があるという。

岡田さんは3日朝、車から約300メートル離れた農業用倉庫前で、

 

あおむけに横たわった夏音さんに覆いかぶさり、凍死しているのが見つかった。

 

両手を夏音さんの体の下に回して抱きしめ、寒さから守るような状態だった。

 

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